ピルを飲み忘れました!どうしたらいいですか?

ピル 月経の悩み 避妊法

結論ですが

ピルを飲む忘れたときの対応は「飲み忘れたことに気づいたタイミング」によって違います。

この記事は「ピルをのんでいる」女性向けに書いています。
この記事を読むことで「ピルを飲み忘れたときの対応」がわかります。

避妊や生理による症状をやわらげるためにピルをのんでいるひとがいるかと思います。
ピルは決まった時間に、毎日規則的にのむことで効果が発揮されます。
長期間ピルを飲んでいて習慣化されている人は、飲む忘れはすくない印象です。
一方、ピルを飲みはじめた人の場合は、ピルを飲み忘れてしまうことが多い印象です。
なにごとにもいえることですが、一度習慣化にしてしまえば、その習慣がないと何か変な違和感みたいなものを感じて、人間って忘れないように出来ているんだと思います。
とはいえ、習慣化していようがなんだろうが、ピルの飲み忘れてしまうことは起こりうることです。

今回、「ピルを飲み忘れてしまったときの対応」について説明していきたいとおもいます。

この記事のまとめ

  • ピルを飲む忘れたときの対応は「飲み忘れたことに気づいたタイミング」によって違います。
  • ピルを飲み忘れたとき「避妊効果の低下」「月経がずれる」「不正出血」などの影響があります。
  • 飲み忘れを防ぐために、「21日タイプ」では「7日間の休薬期間を忘れないようにすること」「次の新しい錠剤シートの飲み始めを忘れないこと」が重要です。
  • 万が一、飲み忘れた場合に飲み忘れたことを確認できるように、ピルのシートに日付や曜日など記載しましょう。

ピルを飲み忘れたときの対応

ピルを飲む忘れたときの対応は「飲み忘れたことに気づいたタイミング」によって違います。また、偽薬はピルを毎日のむ習慣をつけるために入っているくすりであり、薬効はないので、のみわすれても体への影響はとくにないです。

1日飲み忘れて次の日の服用時間までに気づいたとき

気づいた時点で「飲み忘れた1錠」をのみましょう。そして、次の日の服用時間の分は予定通り飲みましょう。

1日のみわすれて次の日の服用時間に気づいたとき

「昨日の飲み忘れた1錠」と「今の服用分1錠」のあわせて「2錠」のみましょう。そして、次の日の服用時間の分は予定通り飲みましょう。

2日以上連続して飲み忘れたとき

次の生理がくるまでは服用を中止し、次の生理がきたら新しい錠剤シートで飲みはじめましょう。ただし服用を中止している期間は避妊効果が落ちますので、他の「避妊法」を使いましょう。

偽薬を飲み忘れたとき

偽薬は飲んでも飲まなくてもどちらでもかまいません。

偽薬はピルを毎日のむ習慣をつけるために入っているくすりです。ピルのうち「28日内服タイプ」のものに含まれています。この偽薬には薬効はないので飲み忘れても体への影響はとくにないです。
なので、偽薬は飲んでも飲まなくてもどちらでもかまいません。
ただし、偽薬が中途半端に残っていた場合、ピルの休薬の期間(偽薬を飲む期間)がよくわからなくなる場合があります。
ピルを毎日のむ習慣をつけて飲み忘れを防ぐという観点から、飲み忘れた偽薬は服用せずに破棄して、次の日の服用分からスケジュール通りに飲むようにしたほうが良いでしょう。

ピルを飲み忘れたときの影響

ピルを飲み忘れたとき、「避妊効果の低下」「生理がずれる」「不正出血」などの影響があります。

避妊効果の低下

ピルを避妊効果を目的として使う場合は「経口避妊薬」(OC)とよばれます。
「経口避妊薬」は、排卵をおさえることによって、高い避妊効果を発揮します。
ただし、正しい飲み方がされていない場合や、ピルを飲み忘れてしまった場合は、避妊効果が低下してしまいます。
ピルを飲み忘れたときは、他の避妊法をおこないましょう。
また、その後の経過で生理が来ないなど妊娠を疑う症状があれば、早めに受診して相談しましょう。

生理がずれる

ピルは、おもに「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンの成分をふくみます。これらホルモンの作用で、子宮内膜が厚くなった状態が保たれます。
ピルを休薬すると、これらのホルモンが低下し、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて「生理」が起こります。つまり、ピルを飲み忘れて休薬してしまうと、本来の休薬期間よりも早く「生理」がくることになり「生理」がずれてしまいます。

不正出血

ピルは、生理がはじまった日からのみはじめて、その後は規則的にのむことで生理の周期が整っています。
生理が規則的にくるためには、ピルの成分の「エストロゲン」や「プロゲステロン」というホルモンの周期的な変化が重要です。ピルを飲み忘れてしまった場合、「エストロゲン」や「プロゲステロン」というホルモンの周期的な変化が乱れてしまいます。
すると、「子宮内膜が厚くなる」→「子宮内膜が厚くなった状態が保たれる」→「子宮内膜が剥がれ落ちる」という周期的な変化も乱れてしまいます。
本来の生理がくるよりも早く出血(生理)が起こってしまったり、十分に子宮内膜が厚くなっていない状態で出血(生理)がおこってしまったりします。
つまり、ピルを飲み忘れた場合は、月経以外の出血である「不正出血」の原因となります。

ピルの正しい飲み方と飲み忘れないためのポイント

では、どうすればピルの飲み忘れを防げるのか?
「正しいピルの飲み方」と「飲み忘れないためのポイント」について説明していきます。

ピルは生理開始日から飲み始めて、その後は毎日同じ時間にのみましょう。

ピルは、生理がはじまった日からのみはじめて、その後は規則的にのみましょう。忘れずに毎日規則的に同じ時間にのむようにしましょう。
ピルを毎日のむ習慣をつけるために、「28日内服タイプ」に含まれている「偽薬」も毎日飲むようにしましょう。

21日内服タイプでは「7日間の休薬」「次のシート飲み始め」を忘れないようにしましょう。

21日内服タイプでは

  • 7日間の休薬期間を忘れないようにすること
  • 次の新しい錠剤シートの飲み始めを忘れないこと

が飲み忘れを防ぐために重要です。
ちなみに、生理(出血)がおわっていようが、生理(出血)が続いていようが、次の新しい錠剤シートはタイミング通り飲み始めるようにしましょう。

ピルのシートに日付や曜日など記載しましょう。

ピルのシートに日付や曜日など記載するようにして、1つ1つのピルを飲むべき日がいつなのかわかるようにしておきましょう。
面倒くさいのでピルを使いはじめるときに日付や曜日を書かないひとが多いですが、必ず日付や曜日を書いておきましょう。
そうすることで、万が一飲み忘れた場合に、本当に飲み忘れたかどうかがはっきりとわかるようになります。日付がなくて、ピルの飲み始めた日の記憶があいまいだと、ピルを飲み忘れたかもと思ったときに、本当に飲み忘れたか確認することができなくなります。

まとめ

ピルを飲む忘れたときの対応は、「飲み忘れたことに気づいたタイミング」によって違います。また、偽薬は飲み忘れてもとくに影響はないです。

ピルを飲み忘れたとき、「避妊効果の低下」「月経がずれる」「不正出血」などのからだへの影響があります。

ピルは生理開始日から飲み始めて、その後は毎日同じ時間にのみましょう。

飲み忘れを防ぐために、とくに21日内服タイプでは「7日間の休薬期間を忘れないようにすること」「次の新しい錠剤シートの飲み始めを忘れないこと」が重要です。

万が一、飲み忘れた場合に飲み忘れたことを確認できるように、ピルのシートに日付や曜日など記載しましょう。

人間なので、だれでも飲み忘れることはありうることです。
ピルを飲み忘れたら、あわてずに対応することが大切です。

ただし、ピルは飲み忘れてしまうと避妊効果が低くなったり、不正出血の原因となります。飲み忘れを防ぐために工夫してみましょう。

うまくピルを活用して、ひとりでも多くの人がよりよい生活を送ることができることを願っています。