産後おっぱいが痛みます!なんとかしてください!!【乳腺炎】

産後の悩み

結論ですが

産後におっぱいが痛い場合には、産婦人科受診をすすめます。

この記事は、「お産を終えた女性」向けに書いています。
産後のさまざまな疑問、不安などが解決できればとおもっています。
この記事を読むことで「産後の乳腺炎」についてわかります。

お産を終えてしばらくすると、おっぱいが張ってくるようになります。
これは、産後赤ちゃんにあたえる母乳がつくられるようになるためです。

とくに初めてのお産だと、おっぱいのハリに痛みをともなうことも多いです。
しっかりと母乳を出してやらないと、これから説明する「うっ滞性乳腺炎」になってしまうことがあります。

乳腺炎になるとかなり痛みます。
愛する我が子に授乳したいけど、痛みでキツイという状態は、母親としてかなりシンドイかと思います。

今回は、「乳腺炎」について説明していきたいと思います。

この記事のまとめ

  • ①こんな症状のときは「乳腺炎」をかんがえます。
  • ②乳腺炎はおもに「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」の2つあります。
  • ③乳腺炎の治療は、「乳房マッサージ」や「授乳」「搾乳」などで母乳のながれをうながし、「漢方」「抗生剤」など使うこともあります。

乳腺炎の症状

こんなときは「乳腺炎」をかんがえよう

  • 発熱:38度以上
  • 乳房の症状:腫れ・痛み・熱感・発赤・硬結など
  • わきのした腫れ

このような症状をみとめたときは「乳腺炎」をかんがえましょう。

母乳は「乳管」という通り道をとおります。そして出口である乳管の開口部という部分から母乳が出てきて、その母乳を赤ちゃんは吸うことになります。
母乳の通り道である乳管に炎症がおこると「乳腺炎」となります。

乳腺の炎症によって、「発熱」、乳房の「腫れ」「痛み」「熱感」「発赤」「硬結」、「わきのしたの腫れ」などの症状があらわれます。
このような症状をみとめたときは「乳腺炎」をかんがえます。

体温は「ひじ」ではかろう

いつも体温はどこで測っていますか?
体温を測る部分は「耳」「口の中」「おでこ」などいくつかありますが、おそらく多くの人は「わきのした」で測っているかとおもいます。

産後は乳腺が熱をもつことが多いので「わきのした」で体温を測ると高い値が出てしまいます。産後に体温を測るときは「わきのした」の代わりに「ひじ」にはさんでおこないます。
産後は「わきのした」で体温をはかると高い値が出るので注意が必要です。

乳腺炎の種類

乳腺炎はおもに「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」の2つあります。

うっ滞性乳腺炎

先ほども説明したとおり、母乳は「乳管」という通り道をとおります。
通り道である「乳管」が狭かったりすると「母乳のながれ」は悪くなってしまいます。すると、乳腺が炎症をおこしますが、これを「うっ滞性乳腺炎」といいます。

化膿性乳腺炎

母乳の流れが悪い状態が続くと「うっ滞性乳腺炎」が続くことになります。
そこに細菌が感染して乳腺に炎症を引き起こします。
細菌感染によって、乳腺に炎症をおこしますが、これを「化膿性乳腺炎」といいます。

乳腺炎の治療

うっ滞性乳腺炎の治療

うっ滞性乳腺炎になると、乳房の痛みによって乳房を触りたくなくなります。
なにもしないと、母乳の流れは悪くなりさらに症状は悪化していきます。

治療の基本は「母乳の流れ」をしっかりとつくってやることです。

積極的に「授乳」「搾乳」や「乳房マッサージ」をすることで、母乳の流れがよくなります。すると、母乳の通り道である乳管の閉塞が改善したり、乳管の閉塞が起こりにくくなります。

痛みで乳房を触るのが大変なため、そのときに「痛み止め」を使うこともあります。
また、「葛根湯」という漢方薬は母乳の出がよくなる効果があるので、使用することもあります。
また、母乳が詰まりやすい食事を避けるように指導されることもありますが、効果は賛否両論あります。

化膿性乳腺炎の治療

「化膿性乳腺炎」は細菌感染が原因なので、細菌をやっつける「抗生物質」を使って治療します。化膿性乳腺炎は重度になると、母乳の通り道に膿がたまってしまうことがあります。その場合は切開をして、たまった膿を出してやる処置「切開排膿」が必要になります。

また、「うっ滞性乳腺炎」から細菌感染することが多いため、うっ滞性乳腺炎と同じような治療もします。
つまり、「母乳の流れ」をつくるために、積極的な「授乳」「搾乳」「乳房マッサージ」などもおこないます。

まとめ

「発熱」「乳房の腫れ・痛み」「わきのしたの腫れ」などの症状のときは「乳腺炎」かんがます。また、産後は「わきのした」でなく「ひじ」で体温をはかります。

「うっ滞性乳腺炎」は母乳の流れが悪くなり乳腺が炎症を起こすと引き起こされます。「授乳」や「乳房マッサージ」などで「母乳の流れ」をしっかりとすることが治療となります。

「化膿性乳腺炎」は、細菌感染によって乳腺が炎症を起こすことで引き起こされます。細菌をやっつける抗生剤を使用して治療します。

愛する我が子に授乳したいけど「乳腺炎」の痛みでキツイという状態は、母親としてかなりシンドイかと思います。

「乳腺炎」をうまく乗り越えて、赤ちゃんにうまく授乳できるようになることを願っています。