排卵出血って何ですか?【排卵出血について】

結論ですが

排卵のタイミングで見られる性器出血のことを「排卵出血」といいます。排卵出血にかくれて「不正性器出血」を来す病気が隠れている場合もあるため、症状が心配であれば婦人科を受診しましょう。

この記事は「婦人科を受診するかどうか悩んでいる女性」に向けて書いています。
女性の健康・病気などに関するさまざまな疑問・悩み・不安などが解決できればとおもっています。
この記事を読むことで「排卵出血」についてわかります。

「いつもは生理が順調にきていますが、生理と生理の間に出血があるのが気になります」という人は多いです。
ネットで調べると「排卵出血」であり問題ないとされていますが、心配で受診する人は多いです。自分のからだを心配する姿勢、とても感心します。

たしかに排卵時には、排卵のときの「痛み」とともに「出血」が起こるので、何かとんでもない病気があるのでないかと不安になるかと思います。
たしかに「排卵出血」であれば問題はないですが、たまに「排卵出血」にかくれて「不正性器出血」を来す病気が隠れている場合があります。
症状が心配であれば、婦人科を受診して相談するようにしましょう。

では、今回は「排卵出血」について説明していきたいと思います。

この記事のまとめ

  • 卵巣から排卵されるときに、排卵した部分から出血することがあります。その出血が「卵管」から「子宮の中」を通り外に出されて「排卵出血」という性器出血がおこります。
  • 月経14日目前後に性器出血をみとめる場合は「排卵出血」のことが多いですが、排卵出血にかくれて「不正性器出血」をきたす病気がかくれている場合もあります。
  • 不正性器出血の原因において「妊娠性」「子宮病変」がみつかることもあります。とくに「がん」が隠れている場合もあるため、症状が心配であれば婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。

排卵出血とは何ですか?

卵巣から排卵されるときに、排卵した部分から出血することがあります。その出血が「卵管」から「子宮の中」を通り外に出されて「排卵出血」という性器出血がおこります。
「排卵出血」は生理現象であるためとくに心配する必要はないですが、「排卵出血」は生理以外のタイミングで出血することになり「不正性器出血」として認められます。

排卵出血はいつ起こりますか?

通常、約1ヶ月に1回生理が来ます。
28日型の生理周期の場合、生理が来た日を月経1日目とカウントすると月経14日目前後で「排卵」がおこります。毎回、月経14日目前後に性器出血をみとめる場合は「排卵出血」のことが多いです。
また、「排卵のタイミング」には個人差があります。こどもを希望するときに妊娠するために「排卵のタイミング」をつかむことが大切です。「基礎体温」「LHサージ」「子宮頸管粘液」「子宮内膜の厚さ」「卵胞の大きさ」などを評価して「排卵のタイミング」を見定めることができます。

不正性器出血に注意

毎回、月経14日目前後に性器出血をみとめる場合は「排卵出血」のことが多いです。しかし、排卵出血にかくれて「不正性器出血」をきたす病気がかくれている場合もあります。
なお、生理以外の出血を「不正性器出血」または「不正出血」と呼ばれます。
症状が心配であれば、婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。

不正性器出血の原因

不正性器出血の原因には以下のようなものがあります。
機能性出血に分類される「排卵出血」であれば、心配ないです。
しかし、「妊娠性」のものが判明したり「子宮病変」がみつかることもあります。とくに「がん」など重大な病気が隠れている場合もあるため、症状が心配であれば婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。

まとめ

卵巣から排卵されるときに、排卵した部分から出血することがあります。その出血が「卵管」から「子宮の中」を通り外に出されて「排卵出血」という性器出血がおこります。

月経14日目前後に性器出血をみとめる場合は「排卵出血」のことが多いですが、排卵出血にかくれて「不正性器出血」をきたす病気がかくれている場合もあります。

不正性器出血の原因において「妊娠性」「子宮病変」がみつかることもあります。とくに「がん」が隠れている場合もあるため、症状が心配であれば婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。

排卵出血は「不正性器出血」としてみられます。
毎回、月経14日目前後に性器出血をみとめる場合は「排卵出血」のことが多いです。問題のない「排卵出血」のことが多いのですが、排卵出血にかくれて「不正性器出血」をきたす病気がかくれている場合もあるため、「絶対に大丈夫」と言いきれないところが歯がゆいところです。

生理以外の出血をきたす「不正性器出血」の場合、「妊娠性」のものが判明したり「子宮病変」がみつかることもあります。
とくに「がん」など重大な病気が隠れている場合もあるため、症状が心配であれば婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。

この記事によって、「排卵出血」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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