股関節唇損傷とは【スポーツ障害】

結論ですが

股関節唇損傷とは、股関節を形成している寛骨のくぼんでいる部分である「寛骨臼」の縁にある関節唇と呼ばれる軟部組織が損傷した状態です。

この記事は「スポーツ障害について知りたい方」に向けて書いています。
スポーツ障害に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「股関節唇損傷」についてわかります。

股関節唇損傷って何ですか?

このような疑問にお答えします。

では、股関節唇損傷とは何ですか?

ということで、今回は「股関節唇損傷」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

1.股関節唇損傷とは

股関節唇損傷とは、股関節を形成している寛骨のくぼんでいる部分である「寛骨臼」の縁にある関節唇と呼ばれる軟部組織が損傷した状態です。

股関節を形成している寛骨のくぼんでいる部分である「寛骨臼」があります。
「寛骨臼」の縁に関節唇と呼ばれる軟部組織があります。

関節唇は、股関節の安定性を保ち、摩擦なく動かせるようにする役割を担っています。

股関節唇損傷は、その関節唇と呼ばれる軟部組織が損傷した状態をいいます。

股関節唇損傷の原因として、
スポーツで股関節を激しく動かす(脚を広げる、関節を曲げるなど)、オーバーユース、
寛骨臼形成不全症(生まれつき骨盤と臼蓋がうまく噛み合わない状態)、大腿骨や寛骨臼の形態異常により骨と骨がぶつかり合う大腿寛骨臼インピンジメント(FAI)などがあります。

股関節唇損傷とは、股関節を形成している寛骨のくぼんでいる部分である「寛骨臼」の縁にある関節唇と呼ばれる軟部組織が損傷した状態です。

2.股関節唇損傷の症状

股関節唇損傷の症状として、股関節の痛み、股関節の違和感、股関節の詰まり感、股関節のクリック音、股関節の可動域制限などがあります。

股関節唇には痛みを感じる神経が通っているため、股関節唇を損傷すると股関節に痛みが生じます。とくに、股関節を曲げたり、伸ばした時などに股関節や鼠径部に痛みを感じます。
また、長時間立ちっぱなしや座りっぱなしで作業していると痛みを感じやすいです。

また、関節唇が損傷すると、関節を動かすと損傷した関節唇が接触することから、股関節に違和感を感じたり、詰まり感や、クリック音がするなどの症状が起こります。
損傷した関節唇や、痛みなどによって股関節の可動域が制限されてしまうケースもあります。

関節唇が損傷すると、長期的に関節軟骨がすり減ることにもつながります。
重度になると、変形性股関節症などにつながり、人工関節などが必要なケースになってしまうこともあります。

股関節唇損傷の症状として、股関節の痛み、股関節の違和感、股関節の詰まり感、股関節のクリック音、股関節の可動域制限などがあります。

3.股関節唇損傷の治療

股関節唇損傷の治療には、手術療法と保存的治療があります。

症状が重度の場合、関節の可動域に強く制限がかかる場合、アスリートや一流スポーツ選手などの場合では、手術による治療を行う場合が多いです。
関節鏡手術によって、損傷した関節唇を縫合して修復して治療します。関節唇が欠損していたり、縫合ができない場合は、腸脛靭帯などを利用して関節唇の再建術を行います。
また、先天的な形態異常がある場合には、大腿骨頭の変形や骨棘などを骨切術などの併せて行います。
関節唇は治りにくい組織であり、修復されるまで時間がかかります。関節唇が治るまでに術後3ヵ月程度かかります。
その後、徐々にリハビリを開始し、競技に復帰するまで「約1年」くらいかかることが多いです。

保存的治療では、痛みを軽減することと、股関節の安定性を向上するためのリハビリがメインになります。
関節唇損傷によって生じる痛みをやわらげるため、NSAIDsなどの痛み止めの内服薬や湿布薬などを使用します。
また、股関節周りの筋力トレーニングを行い、股関節の安定性を向上します。
また、筋肉のストレッチやマッサージなどを行い、筋肉の柔軟性を向上し、関節の可動域訓練なども行います。

まとめ

今回は「股関節唇損傷」について説明しました。

この記事によって「股関節唇損傷」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です