結論ですが
ファットアダプトを行って実感したこととして「朝ランが楽になる」「エネルギーが安定的な感じ」「心拍数が上がりやすい」などがあります。
この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ファットアダプトで実感したこと」についてわかります。
ファットアダプトを実際に行ってみて、どのような変化を実感しましたか?
このような疑問にお答えします。
三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。
タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)
スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるため重要となります。
マラソンなどの持久系競技において、とくに「炭水化物・糖質」(C)や「脂質」(F)が大切です。
今回は、そのうち「脂質」(F)についてピックアップします。
「脂質」(F)をうまくエネルギー源として使うために、「ファットアダプト」という方法があります。
これは「炭水化物」(C)の摂取量を減らして、「脂質」(F)の摂取量を増やす方法です。
今、自分はファットアダプトを行っていますが、体に様々な変化が起こっていることを実感します。
では、ファットアダプトで実感したことには、どのようなことがあります?
ということで、今回は「ファットアダプトで実感したこと」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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まとめ
7.朝ランが楽になる
ファットアダプトを行って実感したこととして「朝ランが楽になること」があります。
朝起きた後は、血糖値が下がって、なかなか活動的にならないものです。
通常の食事では、血糖値が枯渇しているため、運動をするのがキツイ状態となります。
ファットアダプトで脂質をエネルギーとして利用できるようになると、朝の糖分が枯渇した状態でも無理なく運動をすることができます。
さすがに走り始めは体が温まっていないので、動きはいまいちです。
しかし、走り始めて5~10分ほどすると、体が温まってきて、走りもエネルギーの枯渇感がなく、普通に最後まで走り切ることができます。
ただし、朝ランでは、水分が失われているので、水分摂取をしてから行うようにしましょう。
朝ランに慣れていない人は、低血糖になるおそれがあるため、走る前に消化が早い糖質(ジュース、スポーツドリンク、バナナなど)を摂取してから行うといいでしょう。
そして慣れてきたら、糖質なしで走ってみるとファットアダプトの効果を実感することができるでしょう。
ファットアダプトを行って実感したこととして「朝ランが楽になること」があります。
8.エネルギーが安定的な感じ
ファットアダプトを行って実感したこととして「エネルギーが安定的な感じになること」があります。
運動をしはじめのエネルギーは主に「糖質」がメインに使われます。
そして、運動をして「20分程度」経過すると、「脂質」が使われるようになるとされています。
実際に、トレーニングを開始して、20分程すると、脂質が効率的に使われているのか、エネルギーがみなぎる感じがして楽に走れる感覚になります。
さらに、血糖メインの時に比べて、楽になったりきつくなったりの波がそこまでなく、安定的に集中して走れる感覚があります。
集中力が高まるので、キツ過ぎるとも楽過ぎるとも感じず、程よい苦しさで走れるような状態です。
理想のペース・フォームから外さないように、無駄なエネルギーを使わないように、走りのリズムを保って走るだけでいいのです。
程よい緊張感があり、集中力が高まったゾーンに入った状態ができあがります。
もちろん、糖質メインで食事をしていたときにも、ゾーンに入る感覚はありましたが、ファットアダプトしてからは安定しているような感覚があります。
ファットアダプトを行って実感したこととして「エネルギーが安定的な感じになること」があります。
9.心拍数が上がりやすい
ファットアダプトを行って実感したこととして「心拍数が上がりやすいこと」があります。
ポイント練習において、実際のレースと同じくらいのペースで走るトレーニングがあります。
ダニエルズのマラソントレーニングでは、「Mペース走」などと言われています。
このときに、ファットアダプトにおける変化をとくに感じました。
「糖質」をメインにしていたときには、心拍数が「150~160bpm」程度でした。
そして、Mペースでは、呼吸が楽に行えていました。
とても楽にペースを維持できるような感覚でした。
ふだんのトレーニング時間(休憩をはさんで本数を分割して行ったりしますが、合計30~60分間程度)では、問題なくこなすことができました。
しかし、本番のレースにおいて、25km地点あたり(おおよそ90分)を越えてくると急にペースを保つのが難しくなりました。そして、30km地点を越えた頃にはアシが全く動かない状態になりました。
マラソンランナーによく言われる「30kmの壁」を実感しました。
一方、ファットアダプトしたときには、Mペース走において、心拍数が「170~180bpm程度」となります。
呼吸はキツイ感じがしますが、ペースはしっかりと保つことができます。
これはなぜかというと、糖質と脂質のエネルギー産生から説明がつきます。
糖質からエネルギーを産生するより、脂質からエネルギーを産生する場合では、同じエネルギーを生み出すために「より多くの酸素が必要」となります。
ファットアダプトした状態では、脂質が優位にエネルギーとして使われるので、酸素の必要量が上がるため、必然的に心肺機能が活性化されて、心拍数や呼吸数は上がります。
ファットアダプトした状態では、心肺機能に負荷がかかりますが、糖質の消費を抑えることができるため、長い時間ペースを保って走り続けることが可能になります。
反対にいうと、心肺機能をしっかりと鍛えるために、ファットアダプトは最適な方法になると言えるでしょう。
年齢によって最大心拍数は変わると言われていますが、日々のトレーニングや、糖質と脂質のバランスなどの食事の内容によっても最大心拍数は変わってくるのではないかと個人的に感じます。
ファットアダプトを行って実感したこととして「心拍数が上がりやすいこと」があります。
まとめ
今回は、「ファットアダプトで実感したこと」についてみてきました。
「PFC」は、スポーツをしている人にとって重要な栄養素になります。
PFCを武器にして、マラソンのベスト記録を更新するような人が一人でも多く出ることを願っています。
この記事によって「ファットアダプトで実感したこと」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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