糖質とは【PFC】

結論ですが、

糖質は、炭水化物から食物繊維を除いた成分であり、体のエネルギー源となります。

この記事は「健康に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「糖質」についてわかります。

糖質ってなんですか?

このような疑問にお答えします。

おそらく皆さんは、健康のために「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「規則正しい生活」が健康に良いということは、何回も耳にしていることと思います。

この中でも、日々の生活の中で「食事」に関して気にされる人は多いかと思います。

ついつい食べ過ぎてしまう…
忙しくて規則的な食事ができない!
どのような食事が健康にいいですか?

このような悩みや疑問があるかと思います。

忙しい現代人は、食生活が乱れてしまう人が多いです。

とくに仕事が忙しすぎて、食事を抜いてしまったり、簡単なインスタント食品・コンビニ弁当で済ませるなんてことも…。

食事は人の口から体に入ってくる大切なものです。
食事によって摂取された栄養によって、われわれの体が出来上がるのです。
「医食同源」という言葉があるように、「食」というものはとても重要です。

とくに三大栄養素の一つである「糖質」はエネルギー源として必要な栄養素です。

では、糖質って何ですか?

ということで、今回は「糖質」について説明していきます。

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まとめ

1.糖質とは

糖質は、炭水化物から食物繊維を除いた成分であり、体のエネルギー源となります。

炭水化物は、炭素と水素の化合物であり、「たんぱく質」「脂質」と並ぶエネルギー産生栄養素の三大栄養素の一つです。

炭水化物は、体内に取り入れられエネルギー源となる「糖質」と、体内の消化酵素では消化できない「食物繊維」があります。

つまり、糖質は、炭水化物から食物繊維を除いた成分であり、体のエネルギー源となります。

糖質は「1g当たり約4kcal」のエネルギーがあります。
糖質は、エネルギー源としてすぐに利用されやすく、出力が高い運動で優先的に使われます。
マラソン競技においては、速いペース、スピードを出すときに主に糖質が使われます。

短時間の運動であれば、酸素を利用しないでエネルギーを生み出す「無酸素性エネルギー代謝」において、糖質はエネルギー源としておもに使われます。

長時間の運動において、酸素を利用してエネルギーを生み出す「有酸素性エネルギー代謝」においても糖質は使われます。

なお、その場で使われない糖質は、グリコーゲンとして、筋肉や肝臓に蓄えられます。
なお、グリコーゲンとして貯蔵される量は「約1600kcal」程度とされています。

糖質は、炭水化物から食物繊維を除いた成分であり、体のエネルギー源となります。

2.糖質の種類

糖質の種類として「単糖類」から「二糖類」「少糖類(オリゴ糖)」「多糖類」などがあります。

単糖類は、1つの単糖からできている糖質であり、それ以上は細かく分解できないものをいいます。
なお、単糖が何個か結合して「二糖」や「少糖(オリゴ糖)」「多糖」などが形成されます。
単糖類には、ブドウ糖(グルコース)・果糖(フルクトース)・ガラクトースがあります。

二糖類は、2つの単糖が結合してできた糖質です。

二糖類として、

「グルコース」が2つ結合した「麦芽糖」(マルトース)
「グルコース」と「フルクトース」が結合した「ショ糖」(スクロース)
「グルコース」と「ガラクトース」が結合した「乳糖」(ラクトース)

などがあります。

少糖類(オリゴ糖)は、単糖が2つ以上結合している糖類であり、多糖類よりも分子量が少ないものをいいます。
単糖が2~10個ほど結合したものをオリゴ糖とよばれますが、明確な定義がないようです。そして、単糖が2個結合したものを二糖類というため、実際には単糖が3つ以上結合したものを「少糖類(オリゴ糖)」というケースが多いです。

多糖類は、単糖がおおむね10個以上結合している糖類のことをいいます。

多糖類は「消化性多糖類」と「難消化性多糖類」に分類されます。
消化性多糖類は、エネルギー源として代表的な「デンプン」や「グリコーゲン」などがあります。
また、難消化性多糖類は、消化がほとんどできない多糖類のことであり、そのほとんどが「食物繊維」に該当します。
ちなみに、こんにゃくの「グルコマンナン」、寒天の「アガロース」、果物に多く含まれる「ペクチン」はそれぞれ食物繊維であり、多糖類に分類されます。

なお、「食物繊維」は、直接的にエネルギー源にはなりませんが、体内で重要な役割をしているため第六の栄養素とも呼ばれています。

糖質の種類として「単糖類」から「二糖類」「少糖類(オリゴ糖)」「多糖類」などがあります。

3.糖質を含む食品

糖質を含む食品として「穀物類」「芋類」「砂糖類」「果物類」「菓子類」などがあります。

穀物類

白米…約33g(100g当たり)
小麦粉…約73g(100g当たり)
うどん(ゆで)…約52g(250g当たり)
そば(ゆで)…約48g(200g当たり)
食パン…約26g(60g当たり)

芋類

さつまいも…約30g(100g当たり)
じゃがいも…約16.3g(100g当たり)
長芋…約13g(100g当たり)

砂糖類

砂糖(ショ糖)…約8.9g(9g当たり)
はちみつ…約16.7g(21g当たり)
水あめ…約17.9g(21g当たり)

果物類

いちご…約5.3g(75g当たり)
バナナ…約21.4g(100g当たり)
りんご…約35g(250g当たり)

菓子類

どら焼き…約55.6g(100g当たり)
カステラ…約31g(50g当たり)
ようかん…約33.5g(50g当たり)

まとめ

今回は「糖質」について説明しました。

この記事によって「糖質」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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