糖質制限の危険性【3つ】

結論ですが

糖質制限の危険性として「低血糖症状」「エネルギー不足」「口臭が気になる」などがあります。

この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「糖質制限の危険性」についてわかります。

糖質制限には、どのような危険性がありますか?

このような疑問にお答えします。

三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。

タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)

スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるため重要となります。

マラソンなどの持久系競技において、とくに「炭水化物・糖質」(C)や「脂質」(F)が大切です。
今回は、そのうち「糖質」(C)についてピックアップします。

エネルギー源として「脂質」(F)をうまくエネルギー源として使うために、「ファットアダプト」という方法があります。
これは「炭水化物」(C)の摂取量を減らして、「脂質」(F)の摂取量を増やす方法です。
いわゆる「糖質制限」の食事をおこなう形になります。
脂質代謝が促されるのですが、糖質制限することによる危険性もあります。

では、糖質制限には、どのような危険性がありますか?

ということで、今回は「糖質制限の危険性」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

1.低血糖症状

糖質制限の危険性として「低血糖症状」があります。

血糖は、体を動かしたり、体の機能を維持するためのエネルギー源として重要な役割をしています。
とくに、脳にとって糖がメインのエネルギー源です。

糖質制限によって低血糖に陥ると、空腹感、発汗、ふるえ、疲労、脱力感、思考力の低下などの症状がみられます。
重度の低血糖になると、錯乱、けいれん発作、昏睡(こんすい)、意識障害などの症状がみられます。最悪、死に至るケースもあります。

糖質制限の危険性として「低血糖症状」があります。

2.エネルギー不足

糖質制限の危険性として「エネルギー不足」があります。

糖質は、体を動かすためのメインのエネルギー源です。
とくに、瞬発系・パワー系・短時間の運動などのエネルギー源となります。
また、持久系の競技において、脂質がエネルギーとして使用されますが、糖質の存在によって脂質が使われやすくなります。

糖質制限をすると、エネルギー不足によって、いつものトレーニングの出力が低下します。
とくに動き出すときの体の動きが鈍くなります。
また、エネルギー不足から、糖質の代わりにたんぱく質がエネルギーとして利用されるようになり、筋肉などが分解されることにつながります。

糖質制限の危険性として「エネルギー不足」があります。

3.口臭が気になる

糖質制限の危険性として「口臭が気になること」があります。

糖質制限をすると、脂質が分解され、その過程で「ケトン体」が作られます。
また、エネルギー不足からたんぱく質が分解されると「アンモニア」なども生成されることがあります。

ケトン体やアンモニアなどの副産物は有毒であるため、代謝が追いつかずに一定量を超えると、呼気に混ざって口臭となったり、体臭の原因になります。

ケトン体による臭いは「ケトン臭」といわれ、甘酸っぱい特徴的な臭いがします。
糖質制限などのダイエットによって、みられるため「ダイエット臭」として知られています。

糖質制限の危険性として「口臭が気になること」があります。

まとめ

今回は「糖質制限の危険性」についてみてきました。

「PFC」は、スポーツをしている人にとって重要な栄養素になります。
PFCを武器にして、マラソンのベスト記録を更新するような人が一人でも多く出ることを願っています。

この記事によって「糖質制限の危険性」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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