糖質制限の危険性【6つ】

結論ですが

糖質制限の危険性として「腸内環境の悪化」「糖質を利用しにくくなる」「寿命が短くなる」などがあります。

この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「糖質制限の危険性」についてわかります。

糖質制限には、どのような危険性がありますか?

このような疑問にお答えします。

三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。

タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)

スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるため重要となります。

マラソンなどの持久系競技において、とくに「炭水化物・糖質」(C)や「脂質」(F)が大切です。
今回は、そのうち「糖質」(C)についてピックアップします。

エネルギー源として「脂質」(F)をうまくエネルギー源として使うために、「ファットアダプト」という方法があります。
これは「炭水化物」(C)の摂取量を減らして、「脂質」(F)の摂取量を増やす方法です。
いわゆる「糖質制限」の食事をおこなう形になります。
脂質代謝が促されるのですが、糖質制限することによる危険性もあります。

では、糖質制限には、どのような危険性がありますか?

ということで、今回は「糖質制限の危険性」について説明していきます。

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まとめ

4.腸内環境の悪化

糖質制限の危険性として「腸内環境の悪化」があります。

炭水化物は、「糖質」と「食物繊維」に分かれます。
糖質を制限すると、必然的に、食物繊維も不足してしまいます。

食物繊維が不足すると、便が硬くなり、便秘気味になります。
また、食物繊維は、善玉菌などの腸内細菌のエサにもなるため、食物繊維が不足すると腸内環境は悪化してしまいます。

糖質制限の危険性として「腸内環境の悪化」があります。

5.糖質が利用しにくくなる

糖質制限の危険性として「糖質が利用しにくくなること」があります。

糖質(ブドウ糖)は、体の中に取り込まれると、消化吸収された後、血糖値が上がり、膵臓からインスリンが分泌されて、細胞の中に取り込まれて、エネルギーとして利用されます。
ちなみに、糖質のうち、果糖は、消化吸収された後、インスリン分泌とは関係なく細胞内に取り込まれてエネルギーとして利用されます。

糖質制限していると、膵臓からのインスリン分泌が十分行われない状態が続くため、インスリンの機能は低下してしまいます。
実際に、糖質制限をしている方の膵臓は小さく萎縮していることが判明しています。

糖質制限を長期にわたって行っていると、血糖が上がったときに、膵臓から十分にインスリンが分泌されず、糖質をうまく利用することができなくなってしまいます。

糖質制限の危険性として「糖質が利用しにくくなること」があります。

6.寿命が短くなる

糖質制限の危険性として「寿命が短くなること」があります。

米国人15000人を対象とした25年間の追跡調査によると、糖質制限食によって、寿命がおおよそ2年~3年短くなるということが判明しました。
理由として、さまざまな説がありますが、糖質制限の人は牛肉・豚肉の摂取量が多くなることだと言われています。
糖質制限によって不足するカロリーを、「タンパク質」や「脂質」などの他の栄養素で補おうとすると、全体の栄養バランスが乱れてしまうのです。

理由はどうであれ、糖質制限をおこなうと、寿命が短くなるという研究報告があるのです。

糖質制限の危険性として「寿命が短くなること」があります。

まとめ

今回は「糖質制限の危険性」についてみてきました。

「PFC」は、スポーツをしている人にとって重要な栄養素になります。
PFCを武器にして、マラソンのベスト記録を更新するような人が一人でも多く出ることを願っています。

この記事によって「糖質制限の危険性」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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