血糖値を上げるホルモン【３つ】PFCを武器にする

結論ですが

血糖値を上げるホルモンとして「コルチゾール」「カテコラミン」「グルカゴン」などがあります。

この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「血糖値を上げるホルモン」についてわかります。

血糖値を上げるホルモンにはどのようなものがありますか?

このような疑問にお答えします。

三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。

タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)

スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるためとくに重要となります。

今回は、PFCの「C」についてです。

炭水化物(糖質)の摂取を考えるときに血糖値の変動というものが重要になります。
食事などで糖質を摂った後は、血糖値が上昇します。
それ以外にも、体内のホルモン分泌によって、血糖値は調整されています。

では、血糖を上げるホルモンにはどのようなものがありますか?

ということで、今回は「血糖値を上げるホルモン」について説明していきます。

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まとめ

1.コルチゾール

血糖値を上げるホルモンとして「コルチゾール」があります。

コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一つです。
コルチゾールは、ストレスを受けたときに、脳からの刺激を受けて分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
コルチゾールの主な働きは、肝臓において糖新生を促進すること、筋肉におけるたんぱく質の代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの促進、炎症をおさえる、免疫を抑制すること等があります。

なお、コルチゾールは炎症を抑える働きから、ステロイド系抗炎症薬として治療薬として、よく使われています。

コルチゾールは、血糖値を上げる「グルカゴン」や「アドレナリン」などのホルモンの作用を高め、肝臓における糖新生を促進します。
その一方、筋肉や脂肪組織における「インスリン抵抗性」を高める(インスリンの作用を低下させる)ため、血液中の糖の濃度(血糖値)が上昇します。

ストレスを受けたときにコルチゾールを分泌し、血糖値が上昇し、体を活動的にすることによって、ストレスから回避するためのエネルギー源になっていると言われています。

血糖値を上げるホルモンとして「コルチゾール」があります。

2.カテコラミン

血糖値を上げるホルモンとして「カテコラミン」があります。

カテコラミンは、主に脳や副腎髄質および交感神経に存在する生体アミンの総称であり、生体内では「ドーパミン」「ノルアドレナリン」「アドレナリン」の３種類が知られています。
カテコラミンは、交感神経に働いて、身体中の血管を収縮させたり、心臓の収縮能を増加させることで、脳や腎臓などの臓器への血流調整に重要な役割を果たします。

カテコラミンは、膵臓に作用してインスリンの分泌を抑制し、血糖値を上げる働きを持っています。
また、血糖値を上げるホルモンである「グルカゴン」の分泌を促進したり、肝臓でグリコーゲンからブドウ糖を作る事を促進したりすることによっても血糖値を上昇させます。
さらに、カテコラミンは動脈を収縮させて、筋肉への血流が減少して筋肉におけるブドウ糖の消費が抑えられるため、糖の消費が少なくなるため、血糖値が上がります。

血糖値を上げるホルモンとして「カテコラミン」があります。