貧血のマラソン競技への影響【3つ】

結論ですが

貧血のマラソン競技への影響として「パフォーマンス低下」「運動強度の低下」「メンタルの悪化」などがあります。

この記事は「マラソンを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
マラソン競技に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「貧血のマラソン競技への影響」についてわかります。

貧血になりましたが、マラソン競技に対して、どのような影響がありますか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味で、マラソン大会によく出場しています。
タイムを上げるために日々トレーニングに励んでいます。

マラソン競技において、タイムを少しでも上げるために、日々の練習をがんばっているランナーは多いかと思います。

マラソン競技でタイムを上げる上で、様々な要素が重要になります。
反対に、様々な要素によってマラソン競技のタイムが下がってしまうケースもあります。

その中でも、ランナーに多くみられる「貧血」があります。
スポーツ貧血とも呼ばれますが、マラソン競技を行っている方にとって、最大の脅威になります。

アスリートの多くは「貧血」になりがちです。
汗からの鉄分の喪失、女性であれば月経による血液喪失などによって「鉄欠乏性貧血」になったり、足裏への衝撃・血液のpHが低下することから「溶血性貧血」になったり、利用可能エネルギー不足から造血能が低下し「貧血」になったりします。

スポーツをして起こる貧血なので総じて「スポーツ貧血」などと言われます。

では、貧血のマラソン競技への影響には、どのようなものがありますか?

ということで、今回は「貧血のマラソン競技への影響」について説明していきます。

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まとめ

1.パフォーマンス低下

貧血のマラソン競技への影響として「パフォーマンス低下」があります。

そもそも、貧血とは、血液中のヘモグロビンが低下する状態のことをいいます。

赤血球の中に含まれる「ヘモグロビン」という物質によって、酸素が全身に運ばれています。ヘモグロビンの材料となる「鉄分」が不足すると、全身に十分な酸素がいきわたらず、運動能力が低下します。

とくに持久系競技であるマラソンでは、致命的になります。
長時間運動すると、全身に酸素が必要になります。
貧血の状態では、十分に酸素がいきわたらないため、運動パフォーマンスは低下します。

軽度の貧血だと、日常生活の動作程度では気が付かない場合が多いです。
しかし、実際に試合や練習で走ると以下のような症状がみられることがあります。

いつもと同じようなタイムで走れない
とくに、ラスト粘れない
明らかに試合のタイムが悪い
すぐに体が動かなくなる
勝負どころで体が動いてくれない
いつもより呼吸が苦しい
心臓の鼓動がいつもより激しい

貧血になると、残念ながら運動パフォーマンスがいつもと比べて低下します。
明らかにタイムも悪くなってしまうのです。

貧血のマラソン競技への影響として「パフォーマンス低下」があります。

2.運動強度の低下

貧血のマラソン競技への影響として「運動強度の低下」があります。

繰り返しですが、貧血の状態では、十分に酸素がいきわたらないため、運動パフォーマンスは低下します。

すると、運動強度が低下するため、毎日のトレーニングの質も思うように上がってこないです。
すると、トレーニング効果が十分に得ることができず、トレーニングをしてもタイムが伸びないという、アスリートにとって地獄のような状態に陥ってしまいます。

貧血になってしまったら、治療をなによりも優先しましょう。

軽度の貧血であれば、トレーニングは可能かと思いますが、トレーニング量を落とすようにしましょう。
個人的には、ランニングの感覚は鈍らせたくないので、短時間で集中して取り組めるようなトレーニングに切り替えるといいかと思っています。
また、呼吸・循環器に負荷のかからないような、短時間で終わるような筋トレなどを重点的に行っても良いでしょう。
足裏への衝撃が原因の溶血性貧血であれば、エアロバイクやクロストレーナー、スイミングなど、ランニング以外の有酸素系トレーニングに切り替えても良いでしょう。

並行して、鉄分を積極的に摂取するようにしましょう。
ただし、鉄分の過剰摂取は体に毒であるので、摂り過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

貧血のマラソン競技への影響として「運動強度の低下」があります。

3.メンタルの悪化

貧血のマラソン競技への影響として「メンタルの悪化」があります。

貧血になると、全身の筋肉だけでなく「脳」への酸素供給も低下します。
すると、

ボーっとする
集中力が低下する
思考力が低下する
急に不安になる
イライラしやすい

などの症状が起こります。

また、鉄欠乏性貧血によって、鉄欠乏になると、神経伝達物質の合成がうまく行われず、様々な精神症状が起こります。

たとえば、

気分が落ち込む
思い悩みやすい
イライラしやすい
途中で起きてしまう
寝起きが悪い
ゆううつな気分が続く

などの症状が起こります。

ただでさえ、貧血によって、思うように走れない状態なので、メンタルは悪化していきがちです。

貧血のマラソン競技への影響として「メンタルの悪化」があります。

まとめ

今回は「貧血のマラソン競技への影響」について説明しました。

この記事によって「貧血のマラソン競技への影響」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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