赤血球とヘモグロビンについて【スポーツ貧血】

結論ですが

赤血球は、血液中の細胞の一種であり、酸素を全身に運ぶ役割をします。
ヘモグロビンは、赤血球に含まれるタンパク質であり、酸素と結合し、酸素を運ぶことができます。

この記事は「貧血で悩んでいる方」に向けて書いています。
病気に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「赤血球とヘモグロビン」についてわかります。

赤血球やヘモグロビンって何ですか?

このような疑問にお答えします。

スポーツ選手でパフォーマンスが上がらない
常に体がだるい感じがする
すぐに疲れを感じる

このような症状の場合、スポーツ貧血が隠れている場合があります。

血液検査をして、赤血球やヘモグロビンなどの項目を確認して、貧血なのか診断されます。

では、赤血球やヘモグロビンって何でしょうか?

ということで、今回は「赤血球とヘモグロビン」について説明していきます。

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まとめ

1.赤血球

赤血球は、血液中の細胞の一種であり、酸素を全身に運ぶ役割をします。

血液の中には、赤血球・白血球・血小板などの細胞が含まれています。
そのうち赤血球は、酸素を全身に運ぶ役割をします。
なお、白血球は異物を除去する「免疫」の働き、血小板は出血したときに血液を止める「止血」の働きをします。

赤血球は、骨髄という場所で作られて、血管の中を「約120日間」循環した後、寿命がきたら脾臓や肝臓などで破壊されます。

血液中の細胞の96%を占めており、最も多く存在しています。

成人男性では「1μlあたり500万個」
成人女性では「1μlあたり450万個」の赤血球が存在しています。
人の体内には、「約20-28兆個」の赤血球が存在しているとされており、

人の体に存在する細胞の中で最も多くなっております。
それだけ、細胞の活動には酸素が必要だともいえるのです。

赤血球は、血液中の細胞の一種であり、酸素を全身に運ぶ役割をします。

2.ヘモグロビン

ヘモグロビンは、赤血球に含まれるタンパク質であり、酸素と結合し、酸素を運ぶことができます。

ヘモグロビンは、赤血球に含まれるタンパク質です。
「鉄を含むヘムという色素」と「グロビンというタンパク質」によって構成されています。
赤血球の「約1/3」はヘモグロビンによって出来ており、赤血球の赤い色は、ヘモグロビンの色によります。

赤血球が酸素と結びつくためには、このヘモグロビンというタンパク質の存在が不可欠です。

なお、赤血球の数とヘモグロビンの数は相関しています。
赤血球数が少なくなるとヘモグロビンも低下し、赤血球数が多くなるとヘモグロビンも増加します。
赤血球数やヘモグロビンが低下すると、貧血と診断されることになるのです。

ヘモグロビンは、赤血球に含まれるタンパク質であり、酸素と結合し、酸素を運ぶことができます。

3.スポーツ貧血について

スポーツ貧血は、スポーツにともなう貧血であり、大きく分けて「鉄欠乏性貧血」と「溶血性貧血」に分けられます。

激しい運動をおこなうアスリート、スポーツ選手では、貧血に悩まされる方も多いです。
とくに、自分が趣味にしているマラソンなどの競技、女性アスリートにおいては「スポーツ貧血」になりやすいです。

スポーツ貧血の原因は大きく分けて鉄分が不足する「鉄欠乏性貧血」と「溶血性貧血」に分けられます。

鉄欠乏性貧血は、食事などから摂取する鉄分が不足する、激しい運動によって汗などから鉄分が喪失する、女性であれば月経などの出血が原因で起こります。

また、溶血性貧血は、足裏への強い衝撃がかかると、赤血球が破壊されて貧血が起こります。
とくに、剣道での足の踏み込み、バレーボールなどジャンプ動作、マラソンなどの長時間の走る動作をおこなう運動によって、「溶血性貧血」は起こりやすいです。
赤血球が壊された分、作られれば貧血にはならないですが、原料である「鉄分」や「タンパク質」が不足すると、赤血球の産生が間に合わず「貧血」になるのです。

鉄分が十分あるのですが、「スポーツ貧血」に陥っているケースがあります。
個人的には、利用可能エネルギー不足によって、タンパク質がエネルギーに使われてしまい、赤血球の産生に利用できる「タンパク質」が相対的に不足することによって貧血になっているパターンもあるのかなと考えております。

スポーツ貧血は、スポーツにともなう貧血であり、大きく分けて「鉄欠乏性貧血」と「溶血性貧血」に分けられます。

まとめ

今回は「赤血球とヘモグロビン」について説明しました。

この記事によって「赤血球とヘモグロビン」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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