PFCと超回復の原則【スポーツと栄養】PFCを武器にする

結論ですが

「PFCをうまく活用すること」と「超回復の原則」をうまく組み合わせることによって、スポーツのパフォーマンスを向上させることが出来ます。

この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「糖質摂取とオーバーロードの原則」についてわかります。

マラソン選手ですが、どのようにすればタイムが上がりますか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味で、マラソン大会によく出場しています。
タイムを上げるために日々トレーニングに励んでいます。
トレーニングだけでなく、実は普段食べる食事もパフォーマンスを向上させるために重要な役割をしているのだと実感しております。

三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいますが。

タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)

スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源や体づくりに必要となるためとくに重要となります。

なお、トレーニングの原則に「超回復の原則」があります。
これは、トレーニングした後に一時的に低下する体力が、適切な休息をとることによって、元の状態以上の状態に体力が回復する現象のことをいいます。

PFCと超回復の原則をうまく利用することによって、日々のトレーニングレベルは上がり、パフォーマンスも向上していきます。

では、PFCをどのように利用すればいいですか?

ということで、今回は「PFCと超回復の原則」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

1.タンパク質を活用する

超回復の原則において「タンパク質」(P)を活用することが重要です。

タンパク質は、「筋肉」「皮膚」「臓器」「毛髪」「骨」など体のあらゆる臓器に存在しており、体づくりの材料となります。
ちなみに、体の組成は水分を除くと「タンパク質」と「脂質」で大部分を占めています。
また、体の機能を調整している「ホルモン」「酵素」「抗体」などの材料にもなっています。

また、糖質や脂質が不足してエネルギー不足になった時に、タンパク質はエネルギー源として利用されます。
なお、「タンパク質1g当たり約4kcal」のエネルギーとなります。

超回復の原則において、激しいトレーニングによって、筋肉・腱などの運動器が損傷します。
その損傷が修復されることによって、より負荷の高いトレーニングに耐えうる肉体になるのです。その時に、体の材料となる「タンパク質」が適切に補給されていることで、肉体の修復は促されます。

つまり、タンパク質を活用することによって、超回復の原則が促されて、元の体力以上に体力が回復することが促されます。

超回復の原則において「タンパク質」(P)を活用することが重要です。

2.脂質を活用する

超回復の原則において「脂質」(F)を活用することが重要です。

脂質は、「エネルギー源となる」「体の構造をつくる」などの働きがあります。

脂質は、体の中で消化されると「エネルギー源」として使われます。
「炭水化物」や「タンパク質」では「1gあたり4kcal」ですが、脂質は「1gあたり9kcal」となっており、三大栄養素の中で最も高いエネルギーとなります。
とくに脂質は有酸素運動において、長時間の運動を続けるときに必要なエネルギー源となります。
長時間のトレーニングを行った後は枯渇した脂質を適切に補うことによって、トレーニング後の超回復を促すことになります。

また、脂質は細胞膜の構成物質になります。
脂質は、タンパク質とともに「筋肉」「皮膚」「骨」など体のあらゆる臓器の細胞レベルにおける「体づくりの材料」となります。
超回復の原則において、激しいトレーニングによって、損傷した筋肉・腱などの運動器の修復が促されます。
その時に、体の材料となる「タンパク質」とともに「脂質」が適切に補給されていることで、肉体の修復は促されます。

つまり、脂質を活用することによって、超回復の原則が促されて、元の体力以上に体力が回復することが促されます。

超回復の原則において「脂質」(F)を活用することが重要です。

3.糖質を活用する

超回復の原則において「糖質」(C)を活用することが重要です。

糖質は、運動のエネルギー源となります。

「糖質」は、体の中で消化されると「ブドウ糖」や「果糖」などの「単糖」に分解されて、身体の活動のエネルギー源となります。
なお、「糖質1g当たり4kcal」のエネルギーです。

糖質は、エネルギー源としてすぐに利用されやすいです。
グリコーゲンとして糖質は貯蔵されますが、貯蔵量は「約1600kcal」程度と少ないです。

とくに出力が高い運動を行う場合に、糖質が優先的に消費されます。
激しいトレーニングを行った後は、糖質は消費されて枯渇してしまうのです。
トレーニング後は糖質を適切に補うことによって、枯渇した糖質が補給されて、トレーニング後の超回復を促すことになります。

また、糖質とくにブドウ糖を摂取すると、血糖値が上がります。
すると、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンが分泌されますが、インスリンの作用によって、細胞の中に糖質やアミノ酸などの物質が取り込まれやすくなり、トレーニング後のリカバリーが促されます。
つまり、超回復も促されることになるのです。

超回復の原則において「糖質」(C)を活用することが重要です。

まとめ

今回は、「PFCと超回復の原則」について説明しました。

食事・栄養は、スポーツをしている人にとって、とても重要になります。
PFCや食事・栄養を武器にして、スポーツにおいてパフォーマンスが向上するような人が一人でも多く出ることを願っています。

この記事によって「PFCと超回復の原則」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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