ランナーの血液検査【12つ】おまけPFCを武器にする

結論ですが

ランナーが見るべき血液検査の項目として「CRP」「TP(総たんぱく)」「ChE(コリンエステラーゼ)」などがあります。

この記事は「ランニングを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
ランニングに対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ランナーが見るべき血液検査」についてわかります。

ランナーが見るべき血液検査の項目として、どのようなものがありますか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味で、マラソン大会によく出場しています。
タイムを上げるために日々トレーニングに励んでいます。

マラソン競技において、タイムを少しでも上げるために、日々の練習をがんばっているランナーは多いかと思います。

毎年、健康診断などで血液検査を受けるかと思います。
ランナーであれば、健康診断以外にも、定期的に血液検査をおこなってご自身の体の状態を把握することが非常に重要になります。

では、ランナーが見るべき血液検査の項目として、どのようなものがありますか?

ということで、今回は「ランナーが見るべき血液検査」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

10.CRP

ランナーが見るべき血液検査の項目として「CRP」があります。

CRPとは、「C reactive protein」の略であり、体の中の炎症反応によって上昇します。

感染症、自己免疫疾患など炎症をともなう疾患で高値になります。
また、アスリートでは、激しいトレーニングなどによる筋肉の炎症を反映して高値になる場合があります。

発熱を伴う風邪・感冒・感染症などによって、体の免疫反応が応答して、パフォーマンスが低下している場合があります。炎症反応を反映して「CRP」は上昇します。
そのような場合には、トレーニングは控えて、しっかりと静養に努めるようにしましょう。

ランナーが見るべき血液検査の項目として「CRP」があります。

11.TP(総たんぱく)

ランナーが見るべき血液検査の項目として「TP(総たんぱく)」があります。

血液中には100種類以上のタンパクが存在していますが、すべてのタンパクの合計が「TP(総たんぱく)」となります。

主なタンパクとして「アルブミン」「γ-グロブリン」があります。
いずれも肝臓で合成されますが、肝臓でのタンパク合成が低下すると、「TP(総たんぱく)」は減少します。

アスリートでは、「TP(総たんぱく)」はエネルギー状態や栄養状態を反映しています。
「TP(総たんぱく)」が低下している場合には、エネルギー不足、とくに主なエネルギー源である糖質や脂質が不足している、もしくはそのバランスが悪い可能性が高いです。

ランナーが見るべき血液検査の項目として「TP(総たんぱく)」があります。

12.ChE(コリンエステラーゼ)

ランナーが見るべき血液検査の項目として「コリンエステラーゼ(ChE)」があります。

「コリンエステラーゼ(ChE)」は、肝臓でのみ作られる酵素(コリンエステルという成分をコリンと有機酸に分解する働きをする酵素)であり、肝臓でのタンパク合成能力を反映します。

つまり、肝臓でのタンパク合成が低下すると、「コリンエステラーゼ(ChE)」は減少します。

また、脂質代謝にも関わっているため、栄養過多で起こる脂肪肝や脂質異常症では、「コリンエステラーゼ(ChE)」は上昇します。

アスリートでは、「TP(総たんぱく)」と併せて、エネルギー状態や栄養状態を評価するのに役立ちます。
「TP(総たんぱく)」と「コリンエステラーゼ(ChE)」をみることによって、エネルギー状態や、主なエネルギー源である糖質や脂質のバランス状態などを評価できます。

ランナーが見るべき血液検査の項目として「コリンエステラーゼ(ChE)」があります。

まとめ

今回は「ランナーが見るべき血液検査」について説明しました。

マラソン競技においてトレーニングだけでなく、ご自身の体の状態を知ることも、とても重要です。
定期的に血液検査を行って、ご自身の状態を把握し、競技パフォーマンスを高めて頂ければ幸いです。

この記事によって「ランナーが見るべき血液検査」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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