血糖値スパイクの影響【5つ】PFCを武器にする

結論ですが

血糖値スパイクの影響として「糖質の過剰摂取」「低血糖症状」「生活習慣病」「認知機能の低下」「免疫力の低下」などがあります。

この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「血糖値スパイクの影響」についてわかります。

血糖値スパイクはどのような影響がありますか?

このような疑問にお答えします。

三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。

タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)

スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるためとくに重要となります。

今回は、PFCの「C」についてです。

食事をすると、糖質などが消化吸収されて血糖が上昇します。

そのときに「血糖の急上昇」が起こると、血糖を下げる作用のある「インスリン」というホルモンが「すい臓」から多量に分泌されます。
すると、急に上昇した血糖は、多量に分泌されたインスリンの作用によって血糖が急下降します。
この変化を「血糖値スパイク」または「グルコーススパイク」などと呼ばれます。

この血糖値の急上昇・急下降である「血糖値スパイク」によってさまざまな健康への影響が出ることが知られています。

では、血糖値スパイクはどのような影響がありますか?

ということで、今回は「血糖値スパイクの影響」について説明していきます。

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まとめ

1.糖質の過剰摂取

血糖値スパイクの影響として「糖質の過剰摂取」があります。

食事によって、「血糖の急上昇」が起こると、血糖を下げるはたらきのある「インスリン」というホルモンが「すい臓」から多量に分泌されます。
すると、「インスリン」の作用によって「血糖の急下降」が起こります。

実際には「糖」が足りているのに、血糖値が一時的に低くなるため、脳から空腹のサインを出してしまいます。
すると、体は血糖値を上げようとし、さらに「糖質」をとろうとしてしまい、結果として「糖質」を多く摂りすぎてしまいます。

血糖値スパイクの影響として「糖質の過剰摂取」があります。

2.低血糖症状

血糖値スパイクの影響として「低血糖症状」があります。

繰り返しになりますが、食事によって「血糖の急上昇」が起こると、「すい臓」から多量に「インスリン」が分泌されて、「血糖の急下降」が起こります。

「血糖の急下降」が起こると「だるさ」「眠気」「集中力低下」「無気力感」などの「血糖低下」による症状が起こります。

たとえば、お昼休憩で食事をとった後に、眠くなって作業に集中できないということはありませんか?

これは、食後の「血糖上昇」の後の「血糖低下」による症状によるものです。

血糖値スパイクの影響として「低血糖症状」があります。

3.生活習慣病

血糖値スパイクの影響として「生活習慣病のリスクが上がること」があります。

血糖値の急上昇・急下降による影響から、糖質を摂りすぎてしまうと、「生活習慣病」につながります。

繰り返しになりますが、「血糖の急上昇」が起こると、その後に「血糖の急下降」が起こり、空腹のサインを出してしまい、「糖質」を摂りすぎてしまいます。

「糖質」のとりすぎは、「万病の元」となります。
たとえば、「糖尿病」や「肥満」などの生活習慣病のリスクが上がり、「心筋梗塞」「脳梗塞」などの重大な疾患につながります。

また、「血糖の急上昇」を繰り返す人は、「活性酸素」が発生しやすく、血管の内膜が損傷されやすく、動脈硬化を引き起こしやすいことが知られています。
動脈硬化が進行すると、「心筋梗塞」「脳梗塞」などの重大な疾患のリスクが高まります。

血糖値スパイクの影響として「生活習慣病のリスクが上がること」があります。

4.認知機能の低下

血糖値スパイクの影響として「認知機能の低下」があります。

「血糖の急上昇」が起こると、「血糖」を下げようと、「すい臓」から「インスリン」が分泌されます。すると、「インスリン」が多量に分泌され、「インスリンが多い状態」となります。

この「インスリンが多い状態」はさまざまな健康への影響がわかってきており、その中でも、記憶力が低下することがネズミの実験で確かめられています。
ネズミの脳を調べてみると、アルツハイマー型認知症の原因といわれている「アミロイドβ」という物質が蓄積していました。

「血糖値の急上昇・急下降」が起こると、判断力・集中力・記憶力・認知機能などの脳機能が低下することが判明してきています。スポーツ選手において、競技パフォーマンスの低下にもつながる可能性が指摘されています。

血糖値スパイクの影響として「認知機能の低下」があります。

5.免疫力の低下

血糖値スパイクの影響として「免疫力の低下」があります。

「血糖の急上昇」が繰り返し起こると、「高血糖の状態」や「糖尿病の合併症」から、免疫力が低下します。

「血糖の急上昇」によって、血糖値が高くなると、白血球などの免疫細胞の働きが悪くなります。すると、十分に病原体を排除することが出来ず、感染症にかかりやすい状態となります。

また、「血糖の急上昇」が繰り返し起こると、「糖尿病」になりやすいです。
「糖尿病」にかかってしまい病状が進行すると、「動脈硬化」や「腎臓病」などの合併症が起こります。「動脈硬化」により末梢への血流が悪くなったり、「腎臓病」によって腎臓の働きが悪くなると、免疫力が低下してしまいます。
すると、感染症にかかりやすい状態となりますし、感染症が治りにくい状態にもなります。

血糖値スパイクの影響として「免疫力の低下」があります。

まとめ

今回は、「血糖値スパイクの影響」についてみてきました。

食事・栄養は、スポーツをしている人にとって、とても重要になります。
PFCや食事・栄養を武器にして、スポーツにおいてパフォーマンスが向上するような人が一人でも多く出ることを願っています。

この記事によって「血糖値スパイクの影響」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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