バーンアウトとは【燃え尽き症候群】アスリートの健康管理

結論ですが、

バーンアウトとは、スポーツや競技活動に対するモチベーションがなくなり、心身ともに消耗・疲弊した状態のことをいいます。

この記事は「トレーニングを行っている」ヒトに向けて書いています。
アスリートの疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「バーンアウト」についてわかります。

バーンアウトって何ですか?

このような疑問にお答えします。

運動や競技をはじめて間もないうちは、自然にパフォーマンスが上がってくるでしょう。
しかし、あるところまでいくと、能力が頭打ちになって、伸び悩んでしまう時期にさしかかるポイントがあります。

その運動や競技において、パフォーマンスを引き出したい場合、トレーニングが不可欠です。

どのようなトレーニングが良いのか?
効率が良いトレーニングってあるのか?
最大限のパフォーマンスを発揮するためにどうすればいいのか?

自分を鍛えている人であれば、このような疑問は常に頭の中にあるかと思います。

とくにマラソンでは、毎日のトレーニングの積み重ねが大切です。
トレーニングを行っても、なかなかタイムが伸びない時、大きな大会が終わった後、競技に対するモチベーションを急に失ってしまい、バーンアウトに陥るケースがあります。

では、バーンアウトとは何ですか?

ということで、今回は「バーンアウト」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.バーンアウトとは

バーンアウトとは、スポーツや競技活動に対するモチベーションがなくなり、心身ともに消耗・疲弊した状態のことをいいます。

バーンアウトとは「燃え尽き症候群」とも呼ばれ、医学的にはうつ病の一種と言われています。

思うように競技パフォーマンスが上がらない
常に結果が問われている
トレーニングのやり過ぎ
周りからのプレッシャーに耐えられない
目標に到達できない
自分自身を追い込み過ぎる
大きな目標を達成した後
チームでの人間関係

などが原因として挙げられます。

一度、バーンアウトの状態に陥ると、競技を行うのが嫌になり、復帰するのが困難になります。
バーンアウトに陥る前の状態の段階で適切に対処することによって防ぐことができます。
そして、自分の行っている競技を長く楽しむことにつながるのです。

バーンアウトとは、スポーツや競技活動に対するモチベーションがなくなり、心身ともに消耗・疲弊した状態のことをいいます。

2.バーンアウトの症状

バーンアウトの症状には、以下のようなものがあります。

競技における集中力が低下する
イライラしやすい
気分が落ち込む
トレーニングをしても報われないように思う
競技を続けることにうんざりしている
思うように成績が伸びず焦る
競技以外に自分の価値はないと思ってしまう

などがあります。

このような症状まで至らなくても、競技に対してネガティブな感情が湧いてきたときは前兆かもしれません。
競技をはじめて間もないうちは、やればやるだけ競技パフォーマンスが上がるため、楽しく取り組みことが多いです。
しかし、長年競技をおこなっていると「伸び悩む時期」が必ず訪れます。
そうしたときに、バーンアウトに陥ってしまうことが多いです。

上記のようなバーンアウトの症状を知ることによって、その後の適切な対処につなげることが大切です。

3.バーンアウトの予防対策

バーンアウトの予防対策として、以下のようなものがあります。

競技から離れる
十分な休憩を取る
信頼できる人に相談する
生活環境を整える
小さな目標を設定する
ストレスを溜め込まない
ストレスの原因を見つける
ストレス管理方法を学ぶ
メンタルトレーニングを行う

などがあります。

とくに、目標を高く掲げすぎてしまい、自分自身に過剰にプレッシャーをかけて、オーバートレーニングからバーンアウトに陥るケースや、大きな大会が終わって燃え尽きてしまうケースなどが多い印象にあります。

競技やそれに不随する生活環境などから、アスリート特有のストレスにさらされます。
自分のキャパを超えるストレスが慢性的にかかることによってバーンアウトにつながります。
ストレス管理を学び、メンタルを良好に保てるようなスキルや工夫などによってバーンアウトを防ぐことができます。
重度なバーンアウトに陥った場合、いったん競技から距離を置いて、心身ともに休憩を十分に取るようにしましょう。

重度なうつ状態も伴う場合には、医療機関を受診して相談するようにしましょう。