アスリートのための睡眠の質を上げるポイント【18つ】

結論ですが

アスリートが競技パフォーマンスを上げるための睡眠の質を上げるポイントとして、「薬剤に気をつける」「睡眠を阻害する病気に注意」「睡眠障害の治療」などがあります。

この記事は「上を目指してるスポーツ選手やアスリート」に向けて書いています。
競技パフォーマンスを上げるためのさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「アスリートのための睡眠の質を上げるポイント」についてわかります。

スポーツ選手ですが、競技パフォーマンスを上げるために、どのようにして睡眠の質を上げればいいですか?

このような疑問にお答えします。

スポーツ選手でパフォーマンスが上がらない
常に体がだるい感じがする
すぐに疲れを感じる

このような症状の場合、睡眠の量や質が低い可能性があります。

スポーツ選手において、トレーニングをおこなうことは勿論大切になります。
そして、トレーニングを十分行った後は、それに見合ったリカバリーを取ることも同じように大切です。

とくに、食事・栄養・睡眠・体のケアなどがリカバリーにおいて特に重要になります。
その中でも、「睡眠」の効果として「疲労回復」「体の修復」「運動記憶の定着」などがあります。
激しいトレーニングを行っているアスリートにとって「睡眠」はとても重要となります。

では、競技パフォーマンスを上げるために、どのようにして睡眠の質を上げればいいでしょうか?

ということで、今回は「アスリートのための睡眠の質を上げるポイント」について説明していきます。

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この記事のまとめ

16.薬剤に気をつける

アスリートが競技パフォーマンスを上げるための睡眠のポイントとして「薬剤に気をつける」ことがあります。

薬剤の種類によって、睡眠障害につながるため注意が必要です。
とくに「ステロイド薬」「カフェインを含む薬」「降圧薬」(高血圧のくすり)「甲状腺ホルモン製剤」「抗がん剤」などは、不眠につながります。

「ステロイド薬」は、基本的には体を元気にする作用があり、脳が覚醒状態となります。
使用する場合には、夕方から夜の時間帯は避けて、朝から日中に服用するようにしましょう。
「カフェイン」を含む薬剤を内服すると、カフェインの利尿作用・覚醒作用のため、中途覚醒などの不眠症につながります。

また、高血圧のくすりである「降圧薬」、「甲状腺ホルモン製剤」「抗がん剤」などは、不眠につながります。

アスリートが競技パフォーマンスを上げるための睡眠のポイントとして「薬剤に気をつける」ことがあります。

17.睡眠を阻害する病気に注意

アスリートが競技パフォーマンスを上げるための睡眠のポイントとして「睡眠を阻害する病気に注意する」ことがあります。

睡眠を阻害する病気として「睡眠時無呼吸症候群」「夜間頻尿」「頭痛」「うつ病」などがあります。

「睡眠時無呼吸症候群」は、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気のことです。
睡眠中に、平均1時間に5回以上、無呼吸(10秒以上呼吸が止まる状態)が見られる状態をいいます。

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に呼吸苦を感じるため、夜に起きてしまいます。また、低酸素状態から、睡眠の質は下がり、熟睡感が得られず、起きた後も疲労感が残りやすいです。さらに、酸素が欠乏する状態によって、心臓や血管への負担がかかり、脳卒中・狭心症・心筋梗塞などの重篤な合併症のリスクが高まります。

また、寝ている間に「頻尿」「頭痛」などの症状があると夜に起きてしまい安眠を妨げられます。
とくに、排尿のために、頻繁に起きてしまう症状を「夜間頻尿」とよばれます。
夜間頻尿の原因として、水分の摂りすぎ、加齢、カフェイン・アルコール、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、過活動膀胱などがあり注意が必要です。

また、頭痛によって夜に起きてしまうものを「睡眠時頭痛」とよばれます。
一次性頭痛のタイプとして「片頭痛」「緊張性頭痛」「群発性頭痛」などがありますが、まれに「睡眠時頭痛」というものがあります。
睡眠時頭痛では、夜眠っているときに、一定時間に頭痛が起こり、起きてしまうことから「目覚まし頭痛」とも言われています。

「うつ病」の症状として、睡眠の途中で起きてしまう中途覚醒が起こる場合があります。
うつ病は、気分障害の一種であり、気分の落ち込み、何をしても楽しめない、食欲がない、
疲れやすい、眠れないなどの症状があります。

うつ病と中途覚醒には関係があり、中途覚醒などの睡眠障害から「うつ病」を発症したり、反対に「うつ病」によって中途覚醒などの睡眠障害が起こる場合もあります。

アスリートが競技パフォーマンスを上げるための睡眠のポイントとして「睡眠を阻害する病気に注意する」ことがあります。

18.睡眠障害の治療

アスリートが競技パフォーマンスを上げるための睡眠のポイントとして「睡眠障害の治療」があります。

睡眠障害には「入眠困難」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟眠障害」などがあります。

入眠困難は、ふとんに入ってもなかなか眠りにつけない状態です。おおよそ「30分~1時間」経っても寝付けない状態をいいます。

中途覚醒は、いったん眠りについても、翌朝に起床するまでの間に、夜中に何度も目が覚めてしまう状態です。

早朝覚醒は、希望する時刻より早めに起きてしまい、その後眠れない状態です。希望時刻の「おおよそ2時間以上前」に目が覚めてしまう状態をいいます。

熟眠障害は、眠りが浅く睡眠の質が悪いため、睡眠時間のわりに熟眠した感じが得られない状態をいいます。

いずれに症状がある場合、睡眠のために生活習慣を改善しても睡眠障害がみられる場合には、医療機関を受診して相談するようにしましょう。

アスリートが競技パフォーマンスを上げるための睡眠のポイントとして「睡眠障害の治療」があります。

まとめ

今回は「アスリートのための睡眠の質を上げるポイント」について説明しました。

アスリートだけでなく「良質な睡眠」は、心身の健康にとても重要です。
睡眠の質が良いと、日中いきいきと過ごすことができます。

アスリートの場合、激しいトレーニングを行っており、そのリカバリーをすることがとても大切になります。
睡眠の質が上がると、しっかりとリカバリーできて、トレーニングの質もおのずと上がるでしょう。

この記事によって「アスリートのための睡眠の質を上げるポイント」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に、笑顔で日常を過ごすことが出来れば頂ければ幸いです。

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