速筋と遅筋について【マラソンと筋肉】

結論ですが、

瞬発力を発揮するようなトレーニングでは「速筋」が、持久力を発揮するようなトレーニングでは「遅筋」が主に鍛えられます。

この記事は「マラソントレーニングを行っている」ヒトに向けて書いています。
運動・健康・マラソンへの疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「速筋と遅筋」についてわかります。

速筋と遅筋って何ですか?

このような疑問にお答えします。

骨格筋は、骨格に付着して体を動かす筋肉です。
骨格筋は「横紋筋」であり、自分の意思で動かすことのできる「随意筋」です。

マラソンなどのスポーツを行うにあたって、この骨格筋の収縮によって体を動かすことになります。
骨格筋を鍛えることがスポーツのパフォーマンス向上につながります。

その骨格筋には「速筋」と「遅筋」があります。

では、速筋と遅筋って何ですか?

ということで、今回は「速筋と遅筋」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.速筋の特徴

速筋の特徴として、収縮速度が速い、瞬発的に大きな力を発揮しやすい、しかし持久力がないなどがあります。

速筋は、収縮速度が速く、瞬発的に大きな力を発揮できる筋肉です。
糖質をエネルギー源としており、酸素を必要としない「無酸素運動」に向いています。
なお、速筋は白っぽい色をしているので「白筋」とも呼ばれます。

瞬発力に優れていますが、疲労しやすいため、持久力に欠きます。

速筋の特徴として、収縮速度が速い、瞬発的に大きな力を発揮しやすい、しかし持久力がないなどがあります。

2.遅筋の特徴

遅筋の特徴として、収縮速度が遅い、持久力がある、しかし瞬発的な大きな力を発揮しにくいなどがあります。

遅筋は、収縮速度が遅いけれど、持久力を発揮できる筋肉です。
酸素や糖、脂質をエネルギー源として使うことができ、毛細血管やミトコンドリアが豊富であり、長時間動き続ける「有酸素運動」に向いています。
なお、遅筋には、酸素を蓄えるミオグロビンが多く含まれて赤い色をしているため「赤筋」とも呼ばれます。

遅筋の特徴として、収縮速度が遅い、持久力がある、しかし瞬発的な大きな力を発揮しにくいなどがあります。

3.ランナーの筋肉

マラソンランナーの筋肉は、速筋と遅筋の割合は、約「20:80」程度と言われています。

瞬発力を発揮するようなトレーニングでは「速筋」が、持久力を発揮するようなトレーニングでは「遅筋」が主に鍛えられます。

マラソンランナーでは、「42.195km」という長い距離を走ることになります。
長時間の持久力が必要であるため、持久力に優れている「遅筋」の割合が多くなっており、太ももの速筋と遅筋の割合は「18:82」程度と言われています。

なお、速筋と遅筋の割合は、体格や競技、筋肉の部位によっても異なります。

一般人は、速筋と遅筋の割合は、「55:45」程度
短距離ランナーは「63:37」程度
ノルディックスキー選手は「35:65」程度

とされています。

マラソンランナーの筋肉は、速筋と遅筋の割合は、約「20:80」程度と言われています。

まとめ

今回は「速筋と遅筋」について説明しました。

この記事によって「速筋と遅筋」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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