マラソン競技における【3要素】PFCのおまけ

結論ですが

マラソン競技において「エネルギー」「筋持久力」「ランニングエコノミー」が重要だと考えます。

この記事は「マラソンを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
マラソン競技に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「マラソン競技における3要素」についてわかります。

マラソン競技を行う上で、とくに重要なことは何ですか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味で、マラソン大会によく出場しています。
タイムを上げるために日々トレーニングに励んでいます。

マラソン競技において、タイムを少しでも上げるために、日々の練習をがんばっているランナーは多いかと思います。

マラソン競技でタイムを上げる上で、様々な要素が重要になります。
トレーニング、運動、スポーツ、マラソン競技において、さまざまな「3大要素」というものがあります。
その中でも、厳選して3つに絞って紹介したいと思います。

では、マラソン競技において重要な要素は何ですか?

ということで、今回は「マラソン競技における3要素」について説明していきます。

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まとめ

1.エネルギー

マラソン競技の3要素として「エネルギー」があります。

我々の体は、食べたものをエネルギーに変えて、体を動かしています。
エネルギーが足りないと、体を十分に動かすことができません。しっかりと食べて、エネルギーを十分に生み出せるようにすることが重要です。

とくに、三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいますが、

タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)

主に「PFC」が体を動かすエネルギーの源になります。
マラソン競技において、とくにC(炭水化物・糖質)、F(脂質)のエネルギーが大切です。

「糖質」は「1g当たり約4kcal」のエネルギーがあります。
糖質は、エネルギー源としてすぐに利用されやすく、出力が高い運動で優先的に使われます。しかし、グリコーゲンとして貯蔵される量は「約1600kcal」程度と少ないです。

一方、「脂質」は「1gあたり約9kcal」のエネルギーがあります。
脂質は、エネルギー源として使われるまでに時間がかかりますが、出力が低い、長時間の運動を続けるときに安定的にエネルギーを供給してくれます。
脂質は体脂肪として貯蔵されており、貯蔵量には上限がないです。

ちなみに、「タンパク質」は「1gあたり約4kcal」のエネルギーがあります。
糖質や脂質からのエネルギーが足りないときに、「糖新生」によって、エネルギーとして利用されます。

エネルギーが十分あると、筋肉が持続的に動くため、「筋持久力」が高まります。
さらに、エネルギーが十分ある状態で、うまくスピードを上げやすくなり、速いスピード領域でのフォームなどが磨かれて「ランニングエコノミー」の向上につながります。

マラソン競技の3要素として「エネルギー」があります。

2.筋持久力

マラソン競技の3要素として「筋持久力」があります。

筋持久力は、筋肉が持続的に動くような力です。
フルマラソン競技において、「42.195km」という、とてつもなく長い距離を走ることになります。
2時間以上は走り続ける必要がありますが、ずっと走る動作を持続することになります。
つまり、走る動作に関係する「筋肉」を2時間以上も動かし続ける必要があります。

いくらエネルギーが十分にあっても、筋肉でしっかりと活用できないと、高い出力・速いスピードは出ません。
また、エネルギーがあっても、筋肉の持久力がないと、スピードを維持することが出来ず、ペースは遅くなってしまいます。

エネルギーがいくらあっても、肉体疲労・筋肉痛・最悪の場合はケガなどによって、うまく体を動かすことが出来ず、思うようにペースを上げることができません。

「筋持久力」が十分に高まると、エネルギーを走りの推進力に変えることができて、速いスピードで、より長く走ることができます。
また、筋持久力があると、エネルギー効率が良いフォームを維持することが出来るため「ランニングエコノミー」も向上します。

日々のトレーニングで「体作り」と言われているのは「筋持久力」がメインだと考えます。
もちろん、トレーニングによって「エネルギー供給」「ランニングエコノミー」なども向上できますが…。

マラソン競技の3要素として「筋持久力」があります。

3.ランニングエコノミー

マラソン競技の3要素として「ランニングエコノミー」があります。

ランニングエコノミーは、効率の良いランニングフォームのことをいいます。
少ないエネルギーで、十分な推進力に変えるような、ランニングフォームが重要です。

フルマラソン競技において、「42.195km」という、とてつもなく長い距離を走ることになります。
走る動作における一歩のエネルギーロスを最小限することが大切です。
一歩のロスが積もり積もって、とてつもないタイムの差として現れてしまいます。

反対にいうと、ランニングエコノミーが良くなると、一歩のロスを少しでもおさえることができて、それが積み重なり、一気にタイムが縮まる可能性があります。

いくらエネルギーが十分あっても、ランニングエコノミーが悪いと、無駄にエネルギーが消費されてしまいます。
いくら筋持久力があっても、ランニングエコノミーが悪いと、動くことは出来ても、うまく推進力に変えられないため、勿体ない走りになります。

さらに、ランニングエコノミーが向上すると、エネルギー効率がよくなり、いつもより速いスピードで長く走れます。
また、エネルギーの余裕が出来るため、筋持久力にも余裕が生まれて、効率の良いフォームを維持しやすくなります。すると、ますますランニングエコノミーが良い状態を維持することが出来るでしょう。

マラソン競技の3要素として「ランニングエコノミー」があります。

まとめ

今回は、「マラソン競技の3要素」について説明しました。

マラソン競技において「エネルギー」「筋持久力」「ランニングエコノミー」の3要素はとくに大切だと考えます。
それぞれの要素はトレーニングにおいて高めることができます。
今おこなっているトレーニングが、どの要素を高めているのか意識すると、トレーニング効果も上がります。

そして、これら3要素は相互に作用しており、それを意識してマラソン競技に向き合うといいでしょう。

この記事によって「マラソン競技の3要素」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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