結論ですが
生体モニタリニグとして心拍数がありますが「安静時心拍数」「最大心拍数」「心拍変動」について説明します。
この記事は「マラソン競技を楽しんでいる方」に向けて書いています。
スポーツに関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「生体モニタリニグの心拍数」についてわかります。
心拍数を測っていますが、どのように見ればいいですか?
このような疑問にお答えします。
自分自身、趣味でマラソンを行っています。
ジョギングやランニングをして、少しでもタイムを伸ばそうと、日々トレーニングをしています。
このときに、ランニング用のウォッチを使用しております。
最近の時計は、GPS機能がついていたり、心拍数が測定できるタイプなどが多くあります。
心拍数とは「１分当たりの心臓が鼓動する回数」のことです。
bpm(beats per minitute)という単位で表されます。
ちなみに、脈拍数は、「１分当たりの脈拍の回数」です。
正確にいうと違いますが、心拍数と脈拍数が乖離するような病状もありますが、ほぼ同じものとして扱われます。
では、計測された心拍数は、どのように評価すればいいのですか？
ということで、今回は「生体モニタリニグとしての心拍数」について説明していきます。
この記事のまとめ
1.安静時心拍数
生体モニタリングとしての心拍数として「安静時心拍数」があります。
これは、安静時における心拍数のことです。
安静時の心拍数は、年齢・性別・運動歴・身体的な特徴などによって異なります。
正常な成人の安静時心拍数は「平均75bpm(60~100bpm)」です。
なお、マラソンなどの持久系競技、スポーツ運動歴があると、安静時心拍数は低くなります。
特別な病気はないが、安静時心拍数が50bpm以下の徐脈になっている「スポーツ心臓」と判断されるケースもあります。
また、安静時心拍数は、１日の変化の中で変化します。
睡眠不足
ストレス過剰
アルコール摂取
喫煙
などによって、安静時心拍数が高くなるとされています。
正常な成人の安静時心拍数は、60bpmから100bpm程度で変動します。
安静時心拍数の変動幅は、アスリートの場合では、低くなります。
生体モニタリングとしての心拍数として「安静時心拍数」があります。
2.最大心拍数
生体モニタリングとしての心拍数として「最大心拍数」があります。
最大心拍数は、心臓が打つことができる最速の鼓動の速度です。
安静時心拍数とは違い、最大心拍数は毎日変わることはありません。
また、短期間の運動では、最大心拍数は基本的には変わらないとされています。
最大心拍数は、年齢によって低下していきます。
目安として最大心拍数は
「220-年齢」
という式で、概算することができます。
マラソンなどの有酸素運動を行う場合、心拍数をベースに運動強度を決めるようなトレーニング方法があります。
このときに、最大心拍数をベースにして目標心拍数を決める「ゾーン」が使われます。
ゾーン１：最大心拍数の50-60%(とても軽い運動)
ゾーン２：最大心拍数の60-70%(軽い運動)
ゾーン３：最大心拍数の70-80%(やや強い運動)
ゾーン４：最大心拍数の80-90%(強い運動)
ゾーン５：最大心拍数の90-100%(とても強い運動)
生体モニタリングとしての心拍数として「最大心拍数」があります。
3.心拍変動数
生体モニタリングとしての心拍数として「心拍変動」があります。
心拍変動とは、心臓の一拍ごとの拍動の長さの変化のことです。
心臓は、ほぼ一定間隔で鼓動するようにみえますが、細かく見ると心臓の１拍ごとの長さは微妙に異なっています。
心臓の鼓動は、「交感神経」と「副交感神経」による自律神経によって調整されています。
「交感神経」が優位になる、つまり緊張状態になると心拍数は上がります。
反対に「副交感神経」が優位になる、つまりリラックス状態になると心拍数は下がります。
自律神経は、無意識に調整されていますが、
このような自律神経の影響などを受けて、心拍変動が生じるのです。
ストレスがかかり、交感神経が優位になると、心拍のテンポは安定するため、心拍変動は低下します。
反対に、リラックスした状態では、副交感神経が優位になり、心拍変動は増加します。
つまり、心拍変動が高いほど、ストレスは低いことになります。
生体モニタリングとしての心拍数として「心拍変動」があります。
まとめ
今回は「心拍数」について説明しました。
この記事によって「心拍数」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
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