ケトン体とは【ファットアダプト】PFCを武器にする

結論ですが

ケトン体とは、脂質をエネルギー源として利用するときに生み出される物質であり、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンなどがあります。

この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ケトン体」についてわかります。

ケトン体って何ですか?

このような疑問にお答えします。

三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。

タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)

スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるためとくに重要となります。

今回は、PFCの「F」についてです。

脂質をエネルギー源として使用するときに「ケトン体」というものが発生します。
医学的に「ケトン体」というと悪者扱いされてきましたが、最近ではその効果について見直されています。

では、ケトン体って何ですか?

ということで、今回は「ケトン体」について説明していきます。

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まとめ

1.ケトン体とは

ケトン体とは、脂質をエネルギー源として利用するときに生み出される物質であり、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンなどがあります。

通常時では、ケトン体は脂肪の合成や分解における中間代謝産物 であるため、血液中にはほとんど存在しません。
しかし、糖尿病、糖質制限、絶食など、脳や筋肉のエネルギー源である糖質(グルコース)が利用できない時に、脂質が代わりのエネルギー源として使われるため、その時にケトン体は産生されます。

脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪はそのままだとエネルギー源として利用できません。

そこで、中性脂肪から脂肪酸が切り離されて血液中のアルブミンと結合し、肝臓に運ばれ「アセチルCoA」という物質にまで分解されます。

「アセチルCoA」から作られるのがケトン体で、ケトン体にはアセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸といった種類があります。
肝臓で作られたケトン体は、肝臓から放出されて血液の流れに乗り、筋肉や脳などのエネルギー源として働くのです。

ケトン体とは、脂質をエネルギー源として利用するときに生み出される物質であり、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンなどがあります。

2.ケトン体の効果

ケトン体の効果として「細胞のエネルギー源」「脂肪燃焼」「記憶保持効果」「抗炎症作用」「神経細胞の死滅抑制」「セロトニン機能を高める」「脳血流量の増加」などがあります。

繰り返しですが、脂質をエネルギー源として利用するときに生み出される物質です。
赤血球・網膜以外の細胞のエネルギー源として使われます。
一時期、脳のエネルギー源は「ブドウ糖」のみと言われていましたが、ケトン体もエネルギー源として利用することが出来ます。
また、ケトン体は脂質を原料に産生されるため、必然的に脂肪が燃焼されますので、ダイエットで体脂肪を落としたい方に最適になります。

また、ケトン体には、「記憶保持効果」「抗炎症作用」「神経細胞の死滅抑制」「セロトニン機能を高める」「脳血流量の増加」などの効果があります。
ケトン体は、「難治性てんかん」の治療に用いられたり、アルツハイマー型認知症の改善効果が報告されています。
また、スポーツにおける競技パフォーマンスを向上させる効果などあります。

ケトン体の効果として「細胞のエネルギー源」「脂肪燃焼」「記憶保持効果」「抗炎症作用」「神経細胞の死滅抑制」「セロトニン機能を高める」「脳血流量の増加」などがあります。

3.ケトン体を生み出すには

ケトン体を生み出すには「低糖質」「高脂質」の食事を摂る方法があります。

繰り返しですが、糖尿病、糖質制限、絶食など、脳や筋肉のエネルギー源である糖質(グルコース)が利用できない時に、脂質が代わりのエネルギー源として使われ「ケトン体」は産生されます。

食事において低糖質のものを心がけましょう。
とくに、主食となる「白米」「パン」「パスタ」などの摂取は控えるようにしましょう。
厳格な糖質制限では、糖質摂取量は「1日で糖質50g以下」となっております。
ただし、糖質制限に慣れていないと、低血糖やエネルギー不足のため体調が悪くなることもあります。
ご自身の体調をみて無理のない範囲で行いましょう。

エネルギーが少なくなるため、代わりに脂質を多めに摂取しましょう。
肉・魚・植物油・乳製品などからバランス良く良質な脂質を摂取します。
ただし、オメガ6系脂肪酸・飽和脂肪酸の摂り過ぎや、トランス脂肪酸に注意しましょう。

個人的には、亜麻仁油・えごま油・オリーブオイル・青魚の油などの脂質がオススメです。

ケトン体を生み出すには「低糖質」「高脂質」の食事を摂る方法があります。

まとめ

今回は、「ケトン体」について説明しました。

食事・栄養は、スポーツをしている人にとって、とても重要になります。
PFCや食事・栄養を武器にして、スポーツにおいてパフォーマンスが向上するような人が一人でも多く出ることを願っています。

この記事によって「ケトン体」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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