食べ過ぎると走れない理由【5つ】

結論ですが

マラソン大会の前に食べ過ぎてしまうと、「具合が悪くなる」「体が重くなる」「ストレスがかかる」「大福餅症候群」「副交感神経優位となる」などの原因でうまく走れないです。

この記事は「ランニングに関心のある人」に向けて書いています。
ランニングに対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「食べ過ぎると走れない理由」についてわかります。

食べ過ぎてしまうと、なぜうまく走れなくなりますか?

このような疑問にお答えします。

先日、ハーフマラソンの大会がありました。
実は、大会の前に食べ過ぎてしまい、レースで失敗してしまいました。

ランナーは、レース当日のエネルギー切れを防ぐために「カーボローディング」といって普段よりも多めにエネルギーを摂取することが多いです。

自分もカーボローディングをレース前には行うのですが、今回は前日の夕食でいつも以上に食べ過ぎてしまい失敗してしまいました。

レース前は調整やピーキングだけでなく、食事にも注意を払わないといけないと心から感じました。

その反省の意をこめて、今回は「食べ過ぎると走れない理由」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

食べ過ぎると走れない理由1:具合が悪くなる

 マラソン大会の前に食べ過ぎると走れない理由として「具合が悪くなる」ことがあります。

マラソン大会の前に限ったことではありませんが、食べ過ぎてしまうと、具合が悪くなってしまいます。
胃のムカムカ・胃もたれ・吐き気・腹痛などの症状が起こります。
ただでさえ、緊張してしまうマラソン大会においては、なおのことです。
さらに、食べ過ぎの状態で走ると、「差し込み」と呼ばれる腹痛が起きたり、胃腸が刺激されて便意などにつながります。

マラソン大会の前に食べ過ぎると「具合が悪く」なってしまい、うまく走れなくなるのです。

食べ過ぎると走れない理由2:体が重くなる

 マラソン大会の前に食べ過ぎると走れない理由として「体が重くなる」ことがあります。

食べ過ぎてしまうと、胃腸の中に存在する食物の量が増えて、体重が増えるため、物理的に体が重たくなります。
体が重たい状態で走ると、いつもよりスピードが出なかったりして、フォームの感覚が狂ってきます。
さらに、足を接地するときに受けるダメージが大きくなるため、予想以上に体に対する負荷が大きくなってしまいます。

マラソン大会の前に食べ過ぎると「体が重く」なってしまい、うまく走れなくなるのです。

食べ過ぎると走れない理由3:ストレスがかかる

 マラソン大会の前に食べ過ぎると走れない理由として「ストレスがかかる」ことがあります。

マラソン大会では、独特の緊張感があり、ただでさえストレスがかかります。
その上、食べ過ぎてしまうと、いつもと違う状態となってしまうため、想像以上にストレスがかかります。

「いつもと違う状態であること」によって、

レースを走り切れるのだろうか?
いつものペースでいいのか?
エネルギーがチャージされて意外といけるでは?

など色々と考えが湧いてきます。
蓋を開けないとどうなるかわからない状態は、たとえ良い方に転ぼうが、とても大きなストレスになります。

マラソン大会の前に食べ過ぎると「ストレス」がかかってしまい、うまく走れなくなるのです。

食べ過ぎると走れない理由4:大福餅症候群

 マラソン大会の前に食べ過ぎると走れない理由として「大福餅症候群」があります。

ランナーは、よくマラソン大会の2-3日前から、ごはん・パン・麺類などのエネルギー源をしっかりと摂取する「カーボローディング」がよく行われます。
その失敗エピソードとして、試合当日に「大福」を食べ過ぎてしまってレースで失速したということがあります。
どういうことかというと…

糖分が多く入っている「大福」を摂りすぎてしまうと、血糖値の急上昇がおこるため、それをおさえようとインスリンが大量に分泌されます。
すると、インスリンの作用によって血糖値が下がっていき、走るころに低血糖状態となってしまいエネルギーが不足してしまうのです。
さらに、インスリンの作用で「低カリウム血症」となってしまい、筋肉本来のパワーを発揮できなくなります。

マラソン大会の前に食べ過ぎると「大福餅症候群」が起こってしまい、うまく走れなくなるのです。

食べ過ぎると走れない理由5:副交感神経優位になる

 マラソン大会の前に食べ過ぎると走れない理由として「副交感神経優位になる」ことがあります。

マラソン大会など運動をするときには、交感神経が優位となって、戦闘モードに入ります。
交感神経が優位になると、筋肉への血流が増えて、運動機能が向上します。

ただし、食べ過ぎてしまうと副交感神経優位となります。
食べ物を消化するときには、副交感神経が優位となって、食べ物の消化が促されます。

筋肉への血流は後回しになってしまい、うまくパフォーマンスを発揮できなくなります。

マラソン大会の前に食べ過ぎると「副交感神経優位」になってしまい、うまく走れなくなるのです。

まとめ

今回は「食べ過ぎると走れない理由」について説明しました。

マラソン大会が差し迫ってくると、何かいつもと違うことをしたくなります。
食べ物をしっかりと摂取してエネルギーを確保して、レース当日はエネルギー切れを防ごうと思うランナーは多いでしょう。

しかし、あまりにも食べ過ぎてしまうと、反対にパフォーマンスが低下することにつながるので注意が必要です。

普段のトレーニングの中で、自分はこのくらいの量を食べれば、良いコンディションになる「食事の適量」を見定めておきましょう。

そうすれば、レース前の栄養摂取も自信をもって準備することができるはずです。

この記事によって「食べ過ぎると走れない理由」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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