結論ですが
タンパク質の摂り過ぎの影響として「消化不良」「体重増加」「腎臓・肝臓への負担」などがあります。
この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「タンパク質の摂り過ぎの影響」についてわかります。
タンパク質を摂り過ぎると、どのような影響がありますか?
このような疑問にお答えします。
三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。
タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)
スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるため重要となります。
体づくりのために「タンパク質」(P)が大切です。
タンパク質が不足しがちな現代人といわれますが、スポーツをしている人が意識的にタンパク質を摂取すると摂り過ぎてしまう場合もあるため注意が必要です。
とくにプロテインの飲みすぎでタンパク質を過剰に摂り過ぎてしまうケースがあります。
では、タンパク質を摂り過ぎると、どのような影響がありますか?
ということで、今回は「タンパク質の摂り過ぎの影響」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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まとめ
1.消化不良
タンパク質の摂り過ぎの影響として「消化不良」があります。
一度の食事で消化吸収されるタンパク質の量は決まっています。
成人の方でおおよそ「20~40g程度」と言われています。
それ以上の量をとっても、消化不良をおこしてしまい、「腹満感」「腹痛」「腸の不快感」「排便の切迫感」「下痢・便秘」「くさいおならが出る」などの症状を引き起こす場合もあります。
さらに、消化されなかったタンパク質は、腸内の悪玉菌のエサとなり、腸内環境を悪化させてしまうことにつながります。
なお、タンパク質の一日の摂取量は
運動選手でなければ「体重(kg)×1~1.5」g程度
アスリートやスポーツ選手であれば「体重(kg)×2~3」 g程度
が一日のタンパク質摂取量の目安となります。
たとえば、体重60kgの方であれば…
スポーツ選手でなければ「60~90g」程度
アスリートやスポーツ選手であれば「120~180g」程度
が一日のタンパク質摂取量の目安となります。
プロテインを摂取するときの注意点として「摂り過ぎ」があります。
2.体重増加
タンパク質の摂り過ぎの影響として「体重増加」があります。
「タンパク質」は、「脂質」「炭水化物」と並んで三大栄養素の一つです。
「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいますが、体を動かすときのエネルギーを産生する働きがあります。
ちなみに、
タンパク質は、1g当たり4kcal
炭水化物は、1g当たり4kcal
脂質は、1g当たり9kcal
のエネルギーを産生します。
タンパク質を必要以上に摂取すると、カロリーオーバーとなってしまいます。
余分なカロリーは、体脂肪として蓄えられ、体重増加につながります。
タンパク質の摂り過ぎの影響として「体重増加」があります。
3.腎臓・肝臓への負担
タンパク質の摂り過ぎの影響として「腎臓・肝臓への負担」があります。
タンパク質は摂取されて消化吸収されると、アミノ酸という形になります。
アミノ酸を材料にして、体の臓器や筋肉などを構成するタンパク質に再合成されるのです。
この過程において、アンモニアという毒素が生まれます。
肝臓において、アンモニアは無毒化されて尿素となり、腎臓において尿中に排出されるのです。
タンパク質を摂り過ぎてしまうと、アンモニアを処理する肝臓や腎臓に負担がかかってしまいます。最悪、肝障害や腎不全につながるのです。
また、尿中の尿素が多くなると、尿のにおいがきつくなります。さらに、尿の成分が変化するため、尿路結石などが引き起こされることもあります。
タンパク質の摂り過ぎの影響として「腎臓・肝臓への負担」があります。
まとめ
今回は、「タンパク質の摂り過ぎの影響」についてみてきました。
「PFC」は、スポーツをしている人にとって重要な栄養素になります。
PFCを武器にして、スポーツにおいてパフォーマンスが向上するような人が一人でも多く出ることを願っています。
この記事によって「タンパク質の摂り過ぎ」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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