結論ですが
タンパク質不足のサインとして「免疫力の低下」「睡眠の質の低下」「貧血になる」などがあります。
この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「タンパク質不足」についてわかります。
タンパク質が足りないと、どのような影響がありますか?
このような疑問にお答えします。
三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。
タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)
スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるため重要となります。
体づくりのために「タンパク質」(P)が大切です。
タンパク質が不足しがちな現代人といわれますが、スポーツをしている人はタンパク質の必要量が高まります。
体に必要なタンパク質が不足してしまうなんてこともあります。
では、タンパク質が不足すると、どのような影響がありますか?
ということで、今回は「タンパク質不足のサイン」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
まとめ
4.免疫力の低下
タンパク質不足のサインとして「免疫力の低下」があります。
タンパク質は、体の構造を作る材料になります。
食事などから摂取されたタンパク質はアミノ酸に分解されて、消化吸収されます。
消化吸収されたアミノ酸は、門脈を通って肝臓に入り、体に必要なタンパク質が作られます。
アミノ酸やタンパク質は、免疫細胞を合成する材料にもなります。
免疫細胞は、白血球の一種であり、マクロファージ、好中球、NK細胞、樹状細胞、T細胞、B細胞などの種類があります。
これらの免疫細胞は、骨髄の中にある血球を作るもとになっている「造血幹細胞」という細胞から作られます。
さらに、免疫細胞の活性化や免疫力の維持には、さまざまなアミノ酸が重要な働きをします。
タンパク質が不足すると、免疫細胞の数が減り、免疫細胞の活性化もうまくうかず、免疫力は低下してしまいます。
タンパク質不足のサインとして「免疫力の低下」があります。
5.睡眠の質の低下
タンパク質不足のサインとして「睡眠の質の低下」があります。
タンパク質は、体の構造を作る材料になりますが、神経伝達物質の材料にもなります。
とくに、精神を安定させる働きのある「セロトニン」が産生されますが、夜になると「メラトニン」という睡眠ホルモンに変化します。
とくに、トリプトファンというアミノ酸は、セロトニンやメラトニンの材料になるため、睡眠にとって重要な働きをします。
また、グリシンというアミノ酸は、末梢の血流を増加し、熱放散を促すことによって、深部体温を下げる働きをします。
徐波睡眠に達するまでの時間が短縮したり、より深い睡眠が増加したりして、睡眠を安定化させる効果が期待できます。
タンパク質不足のサインとして「睡眠の質の低下」があります。
6.貧血になる
タンパク質不足のサインとして「貧血になること」があります。
タンパク質は、体の構造を作る材料になりますが、赤血球の材料にもなります。
赤血球は酸素を全身に運搬する役割をしますが、赤血球の中のヘモグロビンという色素成分がとくに重要になります。
ヘモグロビンは、おもに鉄分とタンパク質から構成されています。
タンパク質が不足すると、ヘモグロビンが低下してしまい、貧血につながります。
貧血になると、疲労感・倦怠感、動悸・息切れなどの症状が起こります。
スポーツ選手であれば、競技パフォーマンスが低下し、集中力の低下、トレーニング効果が低下してしまうことなどにつながります。
タンパク質不足のサインとして「貧血になること」があります。
まとめ
今回は「タンパク質不足のサイン」について説明しました。
この記事によって「タンパク質不足のサイン」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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