ランナーが見るべき血液検査【3つ】おまけPFCを武器にする

結論ですが

ランナーが見るべき血液検査の項目として「ヘモグロビン(Hb)」「フェリチン」「血清鉄(Fe)」などがあります。

この記事は「ランニングを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
ランニングに対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ランナーが見るべき血液検査」についてわかります。

ランナーが見るべき血液検査の項目として、どのようなものがありますか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味で、マラソン大会によく出場しています。
タイムを上げるために日々トレーニングに励んでいます。

マラソン競技において、タイムを少しでも上げるために、日々の練習をがんばっているランナーは多いかと思います。

毎年、健康診断などで血液検査を受けるかと思います。
ランナーであれば、健康診断以外にも、定期的に血液検査をおこなってご自身の体の状態を把握することが非常に重要になります。

では、ランナーが見るべき血液検査の項目として、どのようなものがありますか?

ということで、今回は「ランナーが見るべき血液検査」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

1.ヘモグロビン

ランナーが見るべき血液検査の項目として「ヘモグロビン(Hb)」があります。

「ヘモグロビン(Hb)」は全身に酸素を運ぶ働きがあり、ランナーにとって非常に重要な成分です。「血色素量」とも言われています。
男性では「14.0g/dl以上」、女性では「12.5g/dl以上」が望ましい値です。

ランナーが走るためのエネルギーを生み出すために、「糖質」や「脂質」などのエネルギー源とともに、「酸素」が必要になります。

その酸素を運ぶために必要なのが、血液中の「赤血球」という成分であり、それを構成している「ヘモグロビン」という色素が重要な役割を果たしています。

ヘモグロビンが低下すると、いわゆる「貧血」の状態となります。
全身へ酸素の運搬する働きが低下し、ランニングのパフォーマンスが低下していまいます。
個人的にも貧血の状態のときは、酸素需要が高まる場面で、ペースを上げることが出来ず、キツイ思いをしました。
平地にも関わらず、高地トレーニングで低酸素の状態で走っている感じとなってしまうのです。

ランナーが見るべき血液検査の項目として「ヘモグロビン(Hb)」があります。

2.血清鉄

ランナーが見るべき血液検査の項目として「血清鉄(Fe)」があります。

「血清鉄」は血液中の鉄分の量であり、酸素を運搬する働きのある「ヘモグロビン」の材料となる成分です。
血清鉄は「70μg/dl以上」が望ましい値です。

ヘモグロビンは、「鉄分」と「タンパク質」が合成して作られます。
食事の中から鉄分を摂取すると、腸から吸収されますが、その吸収率は低いです。
というのも、鉄分は金属であり、大量に体内に取り込まれると、臓器に鉄沈着などの影響が引きおこってしまうためです。

鉄分には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」に分けられます。
ヘム鉄は、牛肉・赤身の肉・レバーなどの動物性の食品に多く含まれております。
一方、非ヘム鉄は、小松菜・ほうれん草・ひじきなどの植物性食品に多く含まれています。

なお、ヘム鉄は比較的吸収しやすいですが、非ヘム鉄は非常に吸収されにくいです。
鉄分(とくに非ヘム鉄)の吸収率を上げるには「ビタミンC」と一緒に摂取することが大切です。
また、赤血球が作られるときには「ビタミンB6」「ビタミンB12」「葉酸」が必要になるので、それらも意識して摂取するようにしましょう。

ランナーが見るべき血液検査の項目として「血清鉄(Fe)」があります。

3.フェリチン

ランナーが見るべき血液検査の項目として「フェリチン」があります。

フェリチンは、貯蔵鉄であり、鉄分の貯金部分を指します。
男性では「30ng/dl以上」、女性では「20ng/dl以上」が望ましい値です。

鉄欠乏性貧血になるときには、ヘモグロビンや血清鉄よりも先にフェリチンが低下します。
というのも、必要な鉄分が足りなくなったら、はじめに貯蔵されているフェリチンが先に使われるからです。
そして、貯蔵しているフェリチンが足りなくなったら、血清鉄が低下し、その後ヘモグロビンも低下してくるのです。

フェリチンの低下によって、早期に鉄欠乏を見つけることができます。
さらに、ヘモグロビンや血清鉄が正常範囲でも、フェリチンの低下があれば、競技パフォーマンスも低下してきます。

ランナーは、「ヘモグロビン」だけでなく「フェリチン」の値も検査することが重要になるのです。

ランナーが見るべき血液検査の項目として「フェリチン」があります。

まとめ

今回は「ランナーが見るべき血液検査」について説明しました。

マラソン競技においてトレーニングだけでなく、ご自身の体の状態を知ることも、とても重要です。
定期的に血液検査を行って、ご自身の状態を把握し、競技パフォーマンスを高めて頂ければ幸いです。

この記事によって「ランナーが見るべき血液検査」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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