ランナーの血液検査【15つ】おまけPFCを武器にする

結論ですが

ランナーが見るべき血液検査の項目として「CK」「LDH」「アルブミン(Alb)」などがあります。

この記事は「ランニングを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
ランニングに対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ランナーが見るべき血液検査」についてわかります。

ランナーが見るべき血液検査の項目として、どのようなものがありますか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味で、マラソン大会によく出場しています。
タイムを上げるために日々トレーニングに励んでいます。

マラソン競技において、タイムを少しでも上げるために、日々の練習をがんばっているランナーは多いかと思います。

毎年、健康診断などで血液検査を受けるかと思います。
ランナーであれば、健康診断以外にも、定期的に血液検査をおこなってご自身の体の状態を把握することが非常に重要になります。

では、ランナーが見るべき血液検査の項目として、どのようなものがありますか?

ということで、今回は「ランナーが見るべき血液検査」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

13.CK

ランナーが見るべき血液検査の項目として「CK」があります。

「CK(CPK)」は、筋肉細胞にもっとも多く含まれている酵素の一種であり、組織がダメージを受けると血液中に漏れだすため、上昇します。

「CK」は、分子構造などが異なる「CK-BB」「CK-MB」「CK-MM」の3つのタイプに分類されます。

それぞれ含まれている臓器が異なり、

CK-BB→脳や平滑筋
CK-MB→心臓
CK-MM→骨格筋

に多く存在しています。
上昇しているCKのタイプをみることで、どの組織が損傷しているのか推定することができます。

なお、アスリートの場合、激しいトレーニングのため、筋肉にダメージを受けると、「CK」は上昇します。
トレーニングによるダメージは避けることができないため、アスリートにおける「CK」の上昇は許容範囲として経過観察となる場合がほとんどです。


ランナーが見るべき血液検査の項目として「CK」があります。

14.LDH

ランナーが見るべき血液検査の項目として「LDH」があります。

「LDH」は、細胞の中で糖をエネルギーに変えるときに働く酵素です。
特に、肝臓に多く含まれており、心臓、筋肉、骨、赤血球などに存在します。

アスリートの場合、激しいトレーニングのため、筋肉にダメージを受けると、先ほどの「CK」だけでなく「LDH」や「AST」が上昇します。
なお、ランナーの場合、足の裏への長時間の衝撃を受けるため、赤血球が破壊される「溶血」がおこり、血液中の「LDH」は上昇します。

溶血性貧血は、鉄欠乏性貧血とともに、「スポーツ貧血」の原因の一つとされています。

ランナーが見るべき血液検査の項目として「LDH」があります。

15.アルブミン(Alb)

ランナーが見るべき血液検査の項目として「アルブミン(Alb)」があります。

「アルブミン(Alb)」は、血液中に存在するタンパクの一種です。

血液中には100種類以上のタンパクが存在していますが、主なタンパクとして「アルブミン」「γ-グロブリン」があります。
なお、アルブミンは、血液中のたんぱく質の「約6割」と多くを占めています。

いずれも肝臓で合成されますが、肝臓でのタンパク合成が低下すると、「アルブミン」は減少します。

アスリートでは、「アルブミン」はエネルギー状態や栄養状態を反映しています。
「アルブミン」が低下している場合には、糖質や脂質などのエネルギー源が不足している可能性が高いです。

ランナーが見るべき血液検査の項目として「アルブミン(Alb)」があります。

まとめ

今回は「ランナーが見るべき血液検査」について説明しました。

マラソン競技においてトレーニングだけでなく、ご自身の体の状態を知ることも、とても重要です。
定期的に血液検査を行って、ご自身の状態を把握し、競技パフォーマンスを高めて頂ければ幸いです。

この記事によって「ランナーが見るべき血液検査」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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