出産予定日はいつわかるのか?【妊娠中の疑問】

結論ですが、

出産予定日は「妊娠8週から妊娠12週頃」にわかります。

この記事は「妊娠や出産」に関して疑問に思うヒトに向けて書いています。
医療・健康に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「出産予定日」についてわかります。

出産予定日はいつわかります?

このような疑問にお答えします。

妊娠反応を行って陽性だと判明したら、母親になるという喜び、期待や不安などの色々な感情があふれてくるでしょう。
妊娠や出産についての心配や不安は尽きないかと思います。

妊娠がわかったら、いつ赤ちゃんが生まれるのか知りたくなるでしょう。

では、出産予定日っていつわかりますか?

今回は「出産予定日」について説明したいと思います。

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この記事のまとめ

1.出産予定日はいつわかる

出産予定日は「妊娠8週から妊娠12週頃」にわかります。

出産予定日は最終月経開始日や排卵日などで計算します。
しかし、妊娠して間もないうちの出産予定日は、月経周期の把握が曖昧であったり、月経周期が不規則だったりで、実際の妊娠時期とズレている場合も少なくないです。

産婦人科では超音波検査を行い赤ちゃんの大きさを測定して、計算された出産予定日とズレていないか確認します。
実際には妊娠8週以降に赤ちゃんの頭殿長(CRL)という座高の部分の大きさがハッキリと分かるので、妊娠8週から12週頃に出産予定日が決定されます。

出産予定日は「妊娠8週から妊娠12週頃」にわかります。

2.出産予定日の計算

出産予定日は「最終月経開始日」「排卵日」「赤ちゃんの大きさ」から計算します。

最終月経開始日から

分娩予定日は、基本的には「最終月経開始日」から計算します。

最後に月経が始まった日つまり「最終月経開始日」を「妊娠0週0日」とします。
この日を基準にして、「妊娠何週何日」なのかを数えていきます。

月経周期が28日型で、排卵周期も規則的に来ている人を想定すると…
妊娠2週0日が「排卵日」、妊娠4週0日が「次の月経予定日」、そして妊娠40週0日が「分娩予定日」に当たります。
実際には、次の月経予定日から1週間くらい遅れたタイミングで妊娠検査を行うことが多いため、妊娠5-6週頃に受診される妊婦さんが多いです。

そして、「最終月経開始日」を「妊娠0週0日」として、「妊娠40週0日」にあたる日を「分娩予定日」として計算するのです。
実際には、カレンダーを確認して分娩予定日を算出するのは大変なので、自動計算機を使用して計算することが多いです。

分娩予定日は、基本的には「最終月経開始日」から計算するのです。

排卵日から

分娩予定日は、排卵日を「妊娠2週0日」として計算することもあります。

妊娠週数は、基本的には最終月経開始日から計算することが多いです。
ただし、不妊治療などで排卵誘発をおこなっている場合など、明らかに排卵日がわかる場合には排卵日から分娩予定日を計算することもあります。

最終月経開始日からの計算では妊娠週数がズレてしまうことがあるため、不妊治療などによって「排卵日」がわかっている場合には、排卵日から妊娠週数を計算することもあります。

つまり、分娩予定日は「排卵日」を妊娠2週0日として計算されることもあります。

赤ちゃんの大きさから

分娩予定日は、「赤ちゃんの大きさ」から計算して修正することがあります。

妊娠週数は、基本的には最終月経開始日を「0週0日」として計算しますが、月経が不規則・排卵日がズレるなどが原因で、実際の妊娠週数とズレてしまう可能性もあります。

そのため、赤ちゃんの大きさを測定して、そこから算出される妊娠週数とズレがないか確認します。
「CRL」(頭殿長)という赤ちゃんの座高のようなものを測ったり、「BPD」(頭横囲)という赤ちゃんの頭の横幅を測ったりします。

おおよそ妊娠8週頃に、「最終月経開始日からの妊娠週数」と、「赤ちゃんの大きさからの妊娠週数」をみて、妊娠週数を確定します。そして「妊娠40週0日」にあたる部分が、分娩予定日として計算されます。

分娩予定日は、「胎児の大きさ」から計算して修正することがあるのです。

3.妊娠検査薬はいつ陽性になる

妊娠検査薬は「妊娠3週5日」頃から陽性になります。

妊娠検査薬は、妊娠が成立すると「hCG」というホルモンが分泌されますが、それを検査しています。
「妊娠2週0日」で排卵し、その後受精し、受精卵が子宮内に着床します。
妊娠ホルモンであるhCGが分泌されて、血中濃度が上昇し、尿中にhCGが現れ始めるのが「妊娠3週5日」頃になり、同時期に妊娠検査で陽性となります。

なお、「妊娠3週5日」というと次の月経予定日の2日前に当たります。
つまり、月経の予定日2日前頃から妊娠検査薬は陽性となる可能性があるのです。

妊娠検査薬は「妊娠3週5日」頃から陽性になります。

4.産婦人科にいつ受診すればいい

産婦人科の受診は、次の月経予定日が1週間遅れたタイミングである「妊娠5週頃」をオススメします。

妊娠すると、吐き気などのつわり症状が出たり、胸が張ったり、いつもと違う状態になります。
妊娠に早く気づき、あまりに早く受診しても、赤ちゃんが小さすぎて子宮の中に確認できないことがあります。
また、妊娠検査薬が陽性の場合でも、正常の妊娠とは限らず、異所性妊娠(子宮外妊娠)や流産などの場合もあります。
受診が遅くなった場合、異所性妊娠が進行してしまい重篤な状態になる可能性もあります

「妊娠5週頃」であれば、正常の妊娠であれば赤ちゃんの袋を確認することができます。また、異所性妊娠や流産の可能性があれば適切な指示を指導することができます。

産婦人科の受診は、次の月経予定日が1週間遅れたタイミングである「妊娠5週頃」をオススメします。

5.赤ちゃんは実際にはいつ生まれるのか

赤ちゃんは、出産予定日ちょうどに生まれる場合は珍しく、実際の出産日が予定日の前後1~3週間以内くらいになることが多いです。

出産予定日はあくまでも推定日であり、「妊娠40週0日」にあたる日です。
出産時期は、「妊娠22週目以降で37週まで」の早産、「妊娠37週から41週まで」の正期産、「妊娠42週目以降」の過期産に分けられます。

多くの方が正期産で出産することが多いですが、「約5%程度」が早産、「4-10%程度」が過期産での出産になります。

とくに初めての出産される場合、子宮口がなかなか開かず、出産予定日を過ぎることもあります。
陣痛や子宮の開き具合は、胎盤の状態やホルモンの分泌量、おなかの赤ちゃんの成長など、さまざまな要因が重なり合って起こります。
そのため、赤ちゃんが実際に生まれる日には個人差があります。
出産予定日は、あくまでも目安と考えておきましょう。

赤ちゃんは、出産予定日ちょうどに生まれる場合は珍しく、実際の出産日が予定日の前後1~3週間以内くらいになることが多いです。

まとめ

今回は「出産予定日はいつわかるのか」について説明しました。

出産予定日は、その日ちょうどに赤ちゃんが生まれることは実際には少なく、あくまでも目安と考えておきましょう。
ただし、出産予定日を決めることで、今現在の妊娠週数が分かり、赤ちゃんの発育状況などが順調であるかの「基準」となります。

たとえば、

「妊娠週数」に応じて赤ちゃんが順調に大きくなっているのか評価します。
「妊娠週数」から「妊娠初期」「妊娠中期」「妊娠後期」という周産期管理するポイントとなる時期を区切ります。
「妊娠週数」が決まっていることで、早産・正期産・過期産などの判定が可能です。

何事もそうですが「基準」が重要になります。
出産予定日や妊娠週数は、妊娠・出産を管理する上でとても重要になるのです。

この記事によって「出産予定日はいつわかるのか」について知ることができ、一人でも多くの人の役に立つことを願っています。

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