精液の調整方法【人工授精】

結論ですが、

精液の調整方法として、「スイムアップ法」「洗浄・濃縮法」「パーコール法」「密度勾配遠心法」「運動精子選別装置」などがあります。

この記事は「不妊治療」を受けるヒトに向けて書いています。
医療・健康に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「精液の調整方法」についてわかります。

人工授精をするのですが、精液はどのような方法で調整しますか?

このような疑問にお答えします。

「人工授精」は、調整した精液を子宮の中に注入する不妊治療です。

「人工」という言葉から、自然ではないという印象を持つかと思いますが、医療介入としては子宮の中に精子を注入する操作が行われるのみであり、それ以外の「受精」「着床」などの妊娠に至るまでのプロセスは自然妊娠と同じです。

人工授精において、妊娠率を少しでも上げるため、採取された精液は「調整」してから子宮の中に注入します。

では、精液を調整する方法はどのような感じですか?

ということで、今回は「精液の調整方法」について説明したいと思います。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

精液の調整方法1:スイムアップ法

精液の調整方法として「スイムアップ法」があります。

スイムアップ法は、培養液と混ぜた精子を遠心分離した後、浮遊(スイムアップ)してきた状態の良い精子のみ回収する方法です。

これは、精子の運動率が低いときに用いられます。

精液の調整方法2:洗浄・濃縮法

精液の調整方法として「洗浄・濃縮法」があります。

洗浄・濃縮法は、精液を洗浄して、老廃物や雑菌などを取り除く方法です。

これは、精子の量が少ないときに用いられます。

精液の調整方法3:パーコール法

精液の調整方法として「パーコール法」があります。

パーコール法は、特殊な培養液を用いて、遠心分離をおこなって、精子を回収する方法です。

これは、運動精子の回収率が低いときに用いられます。

精液の調整方法4:密度勾配遠心法

精液の調整方法として「密度勾配遠心法」があります。

精液を調整すると、死滅精子・未熟な精子は密度が低く、成熟した良好な精子は密度が高くなるという「密度の差」ができますが、「密度勾配遠心法」は密度が高くなる良好な精子を選別して回収する方法です。

精液の調整方法5:運動精子選別装置

精液の調整方法として「運動精子選別装置」があります。

チューブ状の選別装置に、精液と調整液を入れると、運動が活発な精子のみ壁を乗り越えて集まり、良好な精子を回収することができます。

遠心分離を用いないため、遠心分離による精子の死滅を防ぐことができます。

まとめ

今回は「精液の調整方法」について説明しました。

人工授精において、妊娠率をより上げるために、精液を妊娠しやすいものにするため調整します。

精液を調整する方法は、実はさまざまあるのです。
なお、当院では遠心による精子の死滅を防ぐため「運動精子選別装置」を用いて行われています。
人工授精によって妊娠して喜ぶ人が増えることを願っています。

この記事によって、「精液の調整方法」について知ることができ、一人でも多くの人の役に立つことを願っています。

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