結論ですが、
イメージトレーニングとは、実際に体を動かすことなく、動いている自分をイメージすることによって競技パフォーマンスを上げようとするスポーツトレーニング法のことをいいます。
この記事は「スポーツをしている」ヒトに向けて書いています。
運動・健康・趣味などへの疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「イメージトレーニング」についてわかります。
イメージトレーニングって、どのようなトレーニングですか?
このような疑問にお答えします。
運動や競技をはじめて間もないうちは、自然にパフォーマンスが上がってくるでしょう。
しかし、あるところまでいくと、能力が頭打ちになって、伸び悩んでしまう時期にさしかかるポイントがあります。
その運動や競技において、パフォーマンスを引き出したい場合、トレーニングが不可欠です。
どのようなトレーニングが良いのか?
効率が良いトレーニングってあるのか?
最大限のパフォーマンスを発揮するためにどうすればいいのか?
自分を鍛えている人であれば、このような疑問は常に頭の中にあるかと思います。
さまざまなトレーニングがある中で、「イメージトレーニング」というものもあります。
自分自身、マラソンのトレーニングに励んでおり、たまに「イメージトレーニング」を取り入れたりしています。
ランニングにおいて「イメージトレーニング」は盲点だと思いますが、意外と効果があります。
では、イメージトレーニングって、実際にどのような感じですか?
ということで、今回は「イメージトレーニング」について説明していきます。
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この記事のまとめ
1.イメージトレーニングとは
イメージトレーニングとは、実際に体を動かすことなく、動いている自分をイメージすることによって競技パフォーマンスを上げようとするスポーツトレーニング法のことをいいます。
自分が競技している動作を思い浮かべることも、動画などで実際のプレイをみて考えることもイメージトレーニングになります。
また、イメージトレーニングの派生で、対戦相手を想定して自分の体を動かすシャドーボクシングなどもあります。
実際にトレーニングをした「グループA」と、イメージトレーニングをした「グループB」、全くトレーニングをしない「グループC」を比較する研究が多数あります。
トレーニング効果が最も高いのはもちろん「グループA」です。
しかし、実際に体を動かしていない「グループB」と「グループC」を比較すると、「グループB」の方がトレーニング効果があるという結果になります。
このように、イメージトレーニングにはトレーニング効果があるといった研究結果が多数出ています。
イメージトレーニングに効果がある理由として、われわれの脳は「実際に行動した経験」と「鮮明にイメージしたもの」を区別することが苦手であることがあります。
これを応用することによって、イメージトレーニングを適切におこなうことによって、競技パフォーマンスを上げることができるのです。
2.イメージトレーニングのメリット
成功体験を手に入れる
イメージトレーニングのメリットとして「成功体験を手に入れる」ことがあります。
イメージトレーニングでは、頭の中において、具体的で鮮明なイメージを思い浮かべます。
たとえば、
バスケットボールにおいて、ボールを投げてゴールに入れる。
サッカーにおいて、ボールを蹴ってゴールを決める。
ランニングにおいて、ぐんぐんスピードに乗って快走する。
それらのイメージを繰り返し行うことで、体を動かしているときに働く脳の領域が活性化します。
イメージトレーニングを繰り返すことで、脳と筋肉を結んでいる運動神経が強化されます。
イメージトレーニングを行うことで、本当に体を動かした運動効果に近い効果が得られて、競技パフォーマンスが向上します。
そして、その競技における成功体験のイメージをすることで、実際に結果につながるのです。
イメージトレーニングのメリットとして「成功体験を手に入れる」ことがあるのです。
肉体的疲労が少ない
イメージトレーニングのメリットとして「肉体的疲労が少ない」ことがあります。
イメージトレーニングでは、脳でイメージすることで行うため、肉体的疲労は基本的にはありません。
ただし、イメージに夢中になるにつれて、体を少し動かしたり、緊張させてしまうため、ある程度の肉体的疲労が残る場合があります。
また、イメージトレーニングした後は、脳から筋肉への運動神経路が刺激されるため、精神的な疲労感だけでなく肉体的な疲労感も感じる場合もあります。
実際に体を動かすことに比べて、肉体的疲労は抑えられます。
毎日のトレーニングの中にイメージトレーニングを取り入れることで、肉体的疲労をおさえてトレーニングの量を増やすことができます。
イメージトレーニングのメリットとして「肉体的疲労が少ない」ことがあるのです。
どこでも行うことができる
イメージトレーニングのメリットとして「どこでも行うことができる」ことがあります。
イメージトレーニングは、どこでも行うことができます。
ただイメージをするだけなので、特別な道具は必要ないですし、着替える必要もないです。
場所はどこでもいいですが、静かに、一人で集中できる空間が良いでしょう。
うるさかったり、誰かといたりすると、気が散ってしまい、うまくイメージトレーニングができないです。
また、イメージトレーニングは短時間で行うことができます。
仕事で忙しくて、トレーニングする時間が少なくなっても、イメージトレーニングであれば短時間で行うことができます。
イメージトレーニングという選択肢を増やすことで、トレーニングの幅は広がります。
イメージトレーニングのメリットとして「どこでも行うことができる」ことがあるのです。
3.イメージトレーニングの方法
キツイ場面をイメージする
イメージトレーニングの方法として「キツイ場面をイメージする」ことがあります。
たとえば、マラソン競技において、実際のレースで何回もキツイ場面は訪れます。
とくにフルマラソンでは、42.195K、2-3時間以上もの長い間走ることになります。
30Kの壁と言われているように、30Kあたりできつい場面が現れるランナーが多いでしょう。
エネルギーが枯渇して体が思うように動かない
呼吸が苦しい
足が言うことをきかない
前の集団から離されてしまう
体が重たすぎる
そんな場面が何度となく訪れます。
イメージトレーニングで、キツイ場面を再現して、ひたすら耐えて耐えて、乗り越えていくようなイメージをしましょう。
本番にキツイ場面が来たときの練習をしておきましょう。
イメージトレーニングの方法として「キツイ場面をイメージする」ことがあるのです。
快走をイメージする
イメージトレーニングの方法として「快走をイメージする」ことがあります。
たとえば、ランニングにおいて、楽に速く走ることが重要になります。
余計なエネルギーを使わずに、しっかりと前へ前へと効率よく走るのが理想です。
快走するイメージができると、走っていてとても楽しい気分になります。
余計な力を抜く
スピードに自然に乗っていく
景色が飛んでいく
リラックスしている
疲れを全く感じない
このようなことを思い浮かべて快走している場面をイメージしましょう。
良い感じに快走するイメージを本番のレースでも再現できると、思わぬ良い結果に結びつくでしょう。
たとえ結果につながらなかったとしても、ランニング自体を楽しめることが出来るでしょう。
イメージトレーニングの方法として「快走をイメージする」ことがあるのです。
良いフォームをイメージする
イメージトレーニングの方法として「良いフォームをイメージする」ことがあります。
速く走るための理想のフォームがあるかと思います。
エネルギーを極力使わないで、速く走れるフォームが理想です。
理想的なフォームはあれど、自分自身にあったフォームは人それぞれ違います。
世界トップの選手を真似すれば誰でも速く走れるわけではありませんし、人によっては合わないでケガをする危険性もあります。
人それぞれ、骨格や体格が違えば、今まで積み重ねてきたフォームのあり方も違います。
ただ、フォームにおいて、おさえておいて欲しいポイントはあります。
腕振り
アゴを出さない
体幹をイメージする
膝から前に出す
肩の力を抜く
腰を反り過ぎない
人によって違いはあれど、これらのポイントが重要だと個人的には考えています。
実際に走らないで、これらを意識するのは大変かもしれません。
やってみると、結構、脳が疲れます。
フォームの意識を本番につなげることができたら、良い感じのイメージの効率の良い走りにつながります。
イメージトレーニングの方法として「良いフォームをイメージする」ことがあるのです。
まとめ
今回は「イメージトレーニング」について説明しました。
トレーニングを行っている人は「イメージトレーニング」を取り入れることがオススメです。
とくに、ランニングでは質の高い練習を毎日おこなうことは難しいです。
肉体的な疲労を回避して、トレーニングの実践を積みたい場合に、イメージトレーニングは効果的です。
この記事によって「イメージトレーニング」について理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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