ランナーの不調の原因【９つ】マラソントレーニング

結論ですが

ランナーの不調の原因として「相対的エネルギー不足」「バーンアウト」「スポーツ障害」などがあります。

この記事は「マラソンを楽しんでいるヒト」に向けて書いています。
マラソンに関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ランナーの不調の原因」についてわかります。

マラソン大会に向けてトレーニングを行っていますが、なかなか思うように調子が上がらないですが、どうしてですか?

このような疑問にお答えします。

マラソントレーニングにおいて、練習を人一倍がんばっているにも関わらず、なかなかタイムが伸びない状態に陥る場合があります。

いつもより、練習の距離を伸ばしたり
本数を増やしたり
メニューの数を増やしたり

もっともっと上を目指したい気持ちがあるばかりに、トレーニングで常に全力で追い込んでいる。

しかし、なかなかタイムに結びつかない
とてもツライ状況に陥る場合があります。

では、ランナーの不調の原因として、どのようなものがありますか？

ということで、今回は「ランナーの不調の原因」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

7.相対的エネルギー不足

ランナーの不調の原因として「相対的エネルギー不足」があります。

利用可能エネルギー不足とは、自分の体に必要なエネルギーを得られていない状態が続くことであり、健康面だけでなく競技パフォーマンスへも影響が起こります。
ちなみに、「RED-s」は「Relative Energy Deficiency in Sport」の略であり、日本語にすると「スポーツにおける相対的エネルギー不足」となります。

自分の体に必要なエネルギーが十分得られていない状態が続くことによって、健康面への響だけでなく、競技パフォーマンスにも様々な影響が起こるため、「RED-s」は症候群として捉えられています。

健康面の影響として…

月経異常
性欲低下
骨粗しょう症
貧血
低血糖
脂質異常症
メンタル異常
認知機能の低下
睡眠障害
成長障害
易感染性

競技パフォーマンスの影響として…

競技パフォーマンスの低下
トレーニング効果の低下
リカバリー(回復)が遅くなる
スポーツ障害(ケガ)になりやすくなる
最大筋力(パワー)の低下
持久力の低下
パフォーマンスの低下
モチベーションの低下

などがあります。

利用可能エネルギー不足の治療として、摂取エネルギーを増やすこと、消費エネルギーを減らすことによって、「利用可能エネルギー不足」を改善することが基本です。
三大栄養素である「炭水化物」「タンパク質・アミノ酸」「良質な脂質」だけでなく、三大栄養素の代謝を促す「ビタミン」「ミネラル」などの栄養素をバランス良く摂取しましょう。

ランナーの不調の原因として「相対的エネルギー不足」があります。

8.バーンアウト

ランナーの不調の原因として「バーンアウト」があります。

バーンアウトは、スポーツや競技活動に対するモチベーションがなくなり、心身ともに消耗・疲弊した状態のことをいいます。

バーンアウトとは「燃え尽き症候群」とも呼ばれ、医学的にはうつ病の一種と言われています。

思うように競技パフォーマンスが上がらない状態
トレーニングのやり過ぎ
周りからのプレッシャー
目標に到達できない
自分自身を追い込み過ぎる
大きな目標を達成した後
チームでの人間関係

などが原因として挙げられます。

バーンアウトの状態に陥ると、競技を行うのが嫌になり、トレーニングを中断してしまうことにつながります。
最悪の場合には、その競技に復帰するのが困難になってしまいます。

ランナーの不調の原因として「バーンアウト」があります。

9.スポーツ障害

ランナーの不調の原因として「スポーツ障害」があります。

スポーツ障害とは、スポーツによって関節や靭帯、腱、骨などに繰り返し外力が加わることで引き起こされる障害のことを言います。

慢性的な疲労から過労になり、さらに病的疲労になった状態や、使いすぎ（オーバーユース）などによって引き起こされます。
他にも、動作に対して不十分な筋力、不適切なフォーム、疲労へのケアの不十分さなどが原因で発生します。

スポーツ障害が起こると、受傷した部分の痛みをかばってしまい、思うようにパフォーマンスが上がりません。動きに変なクセがついてしまい、後々にも影響をもたらしてしまいます。
初期の段階では軽微な不快感や痛みとして現れることが多く、放置すると徐々に悪化していき、治療や療養のためにトレーニングを中断してしまうことにつながります。

なお、サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツ、スキーやスノーボードなどにおける転倒など瞬間的に強い力が加わることによって起こる骨折などのケガは「スポーツ外傷」として扱われることが多いです。
しかし、「スポーツ外傷」も、広い意味で「スポーツ障害」に含まれるケースもあります。スポーツ障害やスポーツ外傷のことを、一般的に「ケガ」とよびます。

ランナーの不調の原因として「スポーツ障害」があります。