トランス脂肪酸とは【食と健康】PFC

結論ですが

トランス脂肪酸は、トランス型二重結合という構造を持つ不飽和脂肪酸の総称です。

この記事は「食と健康に関して知りたい方」に向けて書いています。
食事・栄養に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「トランス脂肪酸」についてわかります。

トランス脂肪酸とは何ですか?

このような疑問にお答えします。

医食同源という言葉があるように、われわれの体は食べたものから作られています。
食べ物によって健康的に過ごすことができるのです。
反対に食べ物によって不健康になってしまうおそれもあります。

三大栄養素の一つである脂質ですが、様々な種類があります。
良い脂質もあれば、悪い脂質もあります。
悪い脂質の代表として「トランス脂肪酸」がよく挙げられます。

では、トランス脂肪酸とは何ですか?

ということで、今回は「トランス脂肪酸」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/ 

この記事のまとめ

1.トランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸は、トランス型二重結合という構造を持つ不飽和脂肪酸の総称です。

トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一つです。
不飽和脂肪酸には、炭素間の二重結合のまわりの構造の違いにより、シス型とトランス型の2種類があります。

常温で液体である植物油に水素添加させる過程において、人工的に発生します。
トランス脂肪酸は、一般的に健康に悪い脂質として知られており、「食べるプラスチック」とも呼ばれています。海外では食品への「トランス脂肪酸」の使用が規制されている地域もあります。

トランス脂肪酸は、トランス型二重結合という構造を持つ不飽和脂肪酸の総称です。

2.トランス脂肪酸の影響

トランス脂肪酸は、健康への悪影響が知られています。

トランス脂肪酸を摂りすぎると、血液中の「LDLコレステロール」(悪玉コレステロール)を増加させるだけでなく、「HDLコレステロール」(善玉コレステロール)を低下させます。
「脂質代謝異常症」や「動脈硬化」につながり、「心疾患」のリスクを高めます。

3.トランス脂肪酸を含む食品

トランス脂肪酸は、加工された食品や精製した油などに含まれます。

食品を製造する過程において、部分的に水素添加した油脂を用いて作られた、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などに、トランス脂肪酸が含まれているものがあります。
それらを使用した「カップ麺」や「スナック菓子」「ファストフード」などの加工食品に含まれます。

植物や魚からとった油を精製する工程で、好ましくない臭いを取り除くために高温で処理することにより、油に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができることがあります。
そこで、サラダ油などの精製した植物油にも、微量のトランス脂肪酸が含まれているものがあります

トランス脂肪酸は、加工された食品や精製した油などに含まれます。

まとめ

今回は「トランス脂肪酸」について説明しました。

この記事によって「トランス脂肪酸」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/