ホルモン補充療法の効果は?【10つの効果】

結論ですが

「ホルモン補充療法」には、実にさまざまな効果があります。

この記事は「更年期障害に悩んでいる」女性に向けて書いています。
更年期障害に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ホルモン補充療法の慎重投与」についてわかります。

最近イライラしやすくなった…
ほてりがひどいです!!
これって更年期障害なの!?

このような悩みや疑問にお答えします。

女性ホルモンである「エストロゲン」が低下していくことで「閉経」になっていきます。
「エストロゲンの低下」によって、40代から50代にかけての「更年期」にさまざまな症状や体への影響をきたすことになります。
その症状が日常生活に影響を及ぼすようになると「更年期障害」といわれます。

更年期障害は、不足した「エストロゲン」を補うホルモン補充療法が行われます。
ホルモン補充療法には、更年期障害を改善する効果以外にも、じつに様々な効果があります。

今回は「ホルモン補充療法の効果」について説明したいと思います。

この記事のまとめ

ホルモン補充療法とは?

ホルモン補充療法とは、不足した「エストロゲン」(女性ホルモン)を補うことで、更年期障害を改善する治療法です。

更年期障害では、「エストロゲン」の低下によって、「自律神経症状」「精神神経症状」「運動器症状」「消化器症状」など様々な症状を呈します。さらに、エストロゲンの低下によって、「骨粗しょう症」になりやすく、「脂質代謝異常症」や「血管の弾力性低下」により「動脈硬化」や「心血管疾患」につながります。
ホルモン補充療法は、「ほてり」「のぼせ」「発汗」などの症状にとくに効果があります。さらに、将来の「骨」や「血管」などの健康管理にも効果を発揮してくれます。

今回、「ホルモン補充療法の効果」について順に説明していきます。

ホルモン補充療法の効果1:更年期障害の改善

ホルモン補充療法は、更年期障害による症状を改善する効果があります。

更年期障害では、「エストロゲン」の低下によって、「自律神経症状」「精神神経症状」「運動器症状」「消化器症状」など様々な症状を呈します。
ホルモン補充療法は、「ほてり」「のぼせ」「発汗」などの「ホットフラッシュ」の症状にとくに効果があります。それ以外にも、「寝汗」「性機能障害」「不眠」「腟乾燥感」「記憶力低下」「頻尿」「精神的症状」、「睡眠障害」「関節痛」などの症状を改善する効果があります。

ホルモン補充療法の効果2:骨折予防

ホルモン補充療法は、骨折を予防する効果があります。

「エストロゲン」は、骨の壊されること(骨吸収)を抑え、骨を強くする効果があります。
実際に、エストロゲン製剤の使用によって、「腰椎」や「大腿骨」の骨密度は増加する効果が報告されています。
ホルモン補充療法によって「エストロゲン」が補充されると、骨が強くなり、骨折予防につながるのです。

ホルモン補充療法の効果3:糖・脂質代謝の改善

ホルモン補充療法は、「糖尿病」や「脂質代謝異常症」を予防する効果があります。

「エストロゲン」によって、血糖を下げる作用のある「インスリン」の効果が発揮しやすい状態(インスリン抵抗性の改善)となり、血糖値を改善します。
さらに、「エストロゲン」によって、「LDLコレステロール」(悪玉コレステロール)は低下し、「HDLコレステロール」(善玉コレステロール)を増加し、脂質代謝を改善します。
ホルモン補充療法によって「エストロゲン」が補充されると、「糖尿病」や「脂質代謝異常症」の予防効果が期待できるのです。

ホルモン補充療法の効果4:血管機能・血圧の改善

ホルモン補充療法は、血管機能や血圧を改善する効果があります。

「エストロゲン」には「コラーゲン」の生成を促す作用があります。血管内のコラーゲンを保ち、血管の弾力性は良好になり、動脈硬化を防いでくれます。さらに、血管の弾力性が良くなると、血圧上昇も抑えてくれます。
ホルモン補充療法によって「エストロゲン」が補充されると、血管機能や血圧を改善する効果が期待できるのです。

ホルモン補充療法の効果5:認知症の予防

ホルモン補充療法によって、認知機能の低下を予防する効果があります。

「エストロゲン」が低下すると、脳内に「アミロイドβ」が形成され、認知症につながります。「エストロゲン」によって、「アミロイドβ」の沈着がおさえられ、脳血流は増加し、記憶力や認知機能が改善します。
ホルモン補充療法によって「エストロゲン」が補充されると、認知機能の低下を予防してくれるのです。

ホルモン補充療法の効果6:気分障害の予防

ホルモン補充療法によって、うつ病などの気分障害を予防する効果があります。

「エストロゲン」の投与によって、「抑うつ気分」や「抑うつ症状」が改善します。「アンドロゲン」の併用によって、うつの改善効果はさらに大きくなります。
ただし、「黄体ホルモン」の併用によって、うつの改善効果は弱まってしまいます。
ホルモン補充療法によって「エストロゲン」が補充されると、うつ病などの気分障害を予防してくれるのです。

ホルモン補充療法の効果7:皮膚萎縮の予防

ホルモン補充療法は、皮膚の萎縮を改善する効果があります。

「エストロゲン」には「コラーゲン」の生成を促す作用があります。皮膚のコラーゲンを保ち、皮膚の厚みが増します。さらに、皮膚の保水効果、キズが治りやすくなる効果もあり、皮膚のコンディションが良好になります。
ホルモン補充療法によって「エストロゲン」が補充されると、皮膚の萎縮を予防する効果が期待できるのです。

ホルモン補充療法の効果8:泌尿器症状の改善

ホルモン補充療法は、泌尿器症状を改善する効果があります。

エストロゲンによって、「性器萎縮」やそれに伴う「性交痛」を改善する効果があります。さらに、「過活動膀胱」の症状を和らげる作用もあります。
一定の見解はないですが、「尿失禁」の改善効果も期待されます。
ホルモン補充療法によって「エストロゲン」が補充されると、泌尿器症状を改善する効果が期待できるのです。

ホルモン補充療法の効果9:悪性腫瘍リスク低下

ホルモン補充療法は、「結腸がん」「直腸がん」などの悪性腫瘍のリスクを低下する効果があります。
ホルモン補充療法を使ったことのある患者さんに対する観察研究から、「結腸がん」「直腸がん」などの大腸がんのリスクが低下することが判明しております。

ホルモン補充療法の効果10:口腔内環境の改善

ホルモン補充療法は、口腔内環境の改善効果が期待できます。

ホルモン補充療法によって、「あごの骨の骨密度」が改善します。
一定の見解はないですが、「口腔内乾燥感」「口腔内不快感」などの症状の改善効果、さらに「歯周病」「残存歯数」の改善効果も期待されます。
ホルモン補充療法によって「エストロゲン」が補充されると、口腔内環境の改善効果が期待できるのです。

まとめ



今回は「ホルモン補充療法の効果」について説明してきました。

「ホルモン補充療法」は、実にさまざまな効果があり、更年期以降のヘルスケアには欠かせない存在となっているのです。

そして、更年期以降に低下する「エストロゲン」(女性ホルモン)を補うという「ホルモン補充療法」は理にかなっている方法です。

ホルモン補充療法を活用して、ご自身の健康管理に役立てていただければ幸いです。

この記事のよって、「ホルモン補充療法」について理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です