マラソンのスタートロスについて【3つ】

結論ですが、

マラソンのスタートのロスとして「スタート地点までのロス」「走りに移るまでのロス」「追い抜くロス」などがあります。

この記事は「マラソンを楽しんでいるヒト」に向けて書いています。
マラソン大会に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「マラソンのスタートのロス」についてわかります。

マラソン大会に出る予定ですが、後ろからのスタートになりましたが、タイムのロスはどのくらいになりますか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味でして、時間があれば走っています。
そして、マラソン大会によく出ています。

地元開催のマラソンや、北海道内のマラソン、東京や関東圏などのマラソンなどなど出場させて頂いております。
時には、マラソン大会の運営をおこなう側にまわることもあります。

大きな大会から小さな大会まで色んなマラソン大会が開催されています。

参加人数が多い大会の場合、スタート位置というのが重要になってきます。
とくに、大規模のマラソン大会になると、参加者は1万人以上、多いところで5万人程度にになります。
この間、自分が参加した東京マラソンでは、約3万8000人の参加者がいました。

前の方からAブロック、Bブロック…など順に並ぶような感じとなりますが、参加人数が多ければ多いほど、スタート前の並びによって、タイムは大きく変わってきます。

では、マラソン大会のスタートロスはどのような感じですか?

ということで、今回は「マラソン大会のスタートロス」について説明します。

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この記事のまとめ


1.スタート地点までのロス

マラソン大会のスタートロスとして「スタート地点までのロス」があります。

これは、レースがスタートしてから、スタート地点を通過するまでのロスです。

参加者が多い場合だと、スタートしてからはじめは全然すすまないものです。
ゆっくりと歩いてスタートして、徐々に走っていけるような感じになっていきます。
そして、やっと「スタート地点」を通過できるという感じです。

一番先頭の方と後ろの方では、スタート地点を通過するまでの距離が全然違ってきます。
後ろのランナーは、スタート地点に到着するまでの距離分を余計に走る必要が出てきます。42.195K以上の距離を走ることになります。

以前、某有名おすもうさんが、ホノルルマラソンで、レースが開始してから「スタート地点」まで走って途中棄権したというニュースがありました。
笑い話ではありますが、参加者が多いマラソン大会であるほど、レースが開始してからスタート地点までのロスは大きくなります。
走り始めの地点からスタート地点までは、おおよそ1K程度の道のりだったようですが、大人数の参加者の中、なかなか集団がすすまない中、走る道のりは思いのほか過酷なものです。

マラソン大会のスタートロスとして「スタート地点までのロス」があるのです。

2.走りに移るまでのロス

マラソン大会のスタートロスとして「走りに移るまでのロス」があります。

マラソン大会のスタートの整列は、前の方から速い順番になるのが基本です。
この速い順番に理想的に並んでくれれば、スムーズに集団がスタートしていける形になります。

ただし、現実的には、速い順番に並ぶということは無理ですし、ランナーによっては前半スピード出すタイプの人もいれば、イーブンペースが好きなタイプの人もいます。
マラソン大会のタイムが同じだったとしても、スタートしてからのスピードには差が出てしまうことが多く、速い順番に並んだとしても、理想的にはいかないものです。

さらに、整列するブロックが決まっているのに、割り込んで入ってくる人もいます。
自分の力量にあった場所であれば、まだ許せますが、かなり遅いにも関わらず前の方を走るというマナーの悪いランナーも中にはいます。

そのため、スタートしてから、しばらくの間は歩いた状態になって、前の方がひらけてきて、やっと走れる状態になります。
そして、自分の得意としているペースにまで上げていくのに、さらに時間がかかってしまいます。
スタートしてから「ゆっくりと歩く」→「ゆっくりと走り始める」→「自分のペースで走る」までタイムをロスしてしまいます。

マラソン大会のスタートロスとして「走りに移るまでのロス」があるのです。

3.追い抜くロス

マラソン大会のスタートロスとして「追い抜くロス」があります。

後ろの方からのスタートだと、かなり多くのランナーが前の方にいます。
そのランナーを追い抜いていく必要があります。

追い抜くときに、どうしても蛇行して走ることになり、走行距離のロスが発生します。
しかも追い抜くときに、ペースを上げて粘ってくるランナーもいるため、追い抜くときにさらにロスしてしまいます。
場合によっては、進路をジャマされて、接触しそうになることもあります。

さらに、追い抜くフェーズの時には単独走となっている場合がほとんどです。
ちょうど自分と同じくらいのペースで走るランナーがいればいいのですが、向かい風の場合は、風よけが全くない状態で走るので、体力の消耗は激しくなります。

マラソン大会のスタートロスとして「追い抜くロス」があるのです。

まとめ

今回は「マラソンのスタートロス」について説明しました。

マラソン大会に出場される場合は、事前にタイムを申告することになるでしょう。

このときに、実力とかけ離れたタイムを申告をすると、スタートしてから集団の流れがスムーズにいきません。
必ず、自分の今の実力のタイムを申告するようにしましょう。
そして、割り込みなどはせず、決められたスタートの場所に整列をしましょう。

一人ひとりのランナーのマナーの良さによって、後ろの方のランナーのロスが少なくなるでしょう。

マラソン大会に初めて出場される方は、スタートの整列や、スタートしてからの状態を知って衝撃を受けるかと思います。

先輩ランナーの話を聞いたり、ネットやSNSなどで大会の情報を収集して、しっかりと準備をしてマラソン大会にのぞみましょう。
そして、実際にマラソン大会に出て、予期せぬことや、色々なハプニングが起きるかと思います。
その経験を、次のマラソン大会に活かして、レベルアップしていきましょう。

何事もチャレンジです。
まずはマラソン大会にエントリーすることから始めてみましょう。

この記事によって、「マラソンのスタートロス」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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