日々の診療で感じること【3つ】

結論ですが、

日々の診療で感じることとして「医療情報は難しい」「内診は抵抗あり」「自分で解決したい」などがあります。

この記事は「日々の生活を楽しく送りたい方」に向けて書いています。
毎日の生活を深く考えるきっかけになるような情報を発信しております。
この記事を読むことで「日々の診療していて感じること」についてわかります。

日々の診療をしていて、どのようなことを感じますか?

このような疑問にお答えします。

自分は、札幌市の西区にある「宮の沢スマイルレディースクリニック」の院長として働いています。
産婦人科の医師として毎日、女性の診療に携わっております。

女性の健康上の悩みは、さまざまです。

月経量が多い
妊活をはじめたい
妊娠できるか心配
月経の痛みがひどい
陰部がかゆい
できものができた
更年期障害がしんどいです

などなど。
たくさんの女性の診療をしていて日々実感することがあります。

では、日々の診療をしていて、どのようなことを感じますか?

ということで、今回は「日々の診療で感じること」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.医療情報は難しい

日々の診療で感じることとして「医療情報は難しい」ということがあります。

限られた診療時間内で医療情報を伝えることは難しいです。

1人あたりに説明できる時間をかけすぎると、他の患者さんの待ち時間が長くなってしまいます。
そもそも医療情報は難しいものが多く、それを理解させることは難しいです。

反対にいうと、患者さんの理解度に応じて、必要十分な情報を取捨選択して、限られた時間内に説明することは医師としての力量が試されるところでもあります。

説明内容が頭に入っていない方、忘れてしまう方、十分に説明し切れないケースもあります。
そのため、診療時間以外にも、その患者さんに必要な医療情報を届ける必要があると感じております。

当院では、患者向けのパンフレットを渡したり、クリニックのHPやブログなどで病気に関する情報を積極的に載せるようにしています。
信頼性の高い、その患者さんにとって必要な情報をお届けできるように心がけております。

日々の診療で感じることとして「医療情報は難しい」ということがあります。

2.内診は抵抗あり

日々の診療で感じることとして「内診は抵抗がある」ということがあります。

産婦人科の診察では、女性器を診察することになるため、内診が必要になります。
内診では、外陰部や子宮・卵巣の検査をすることになるため、下着を脱いでもらうことになります。

お産を経験している方は、何回も内診を受けているので大丈夫な場合が多いですが、一度も産婦人科を受診したことがない方は、内診に抵抗ある場合がほとんどです。
とくに性交渉の経験がない方は尚更です。

患者さんによっては

内診は絶対にしないで欲しい
女性医師をお願いしたい
そもそも産婦人科を受診したくない

などのケースがあります。

産婦人科の受診が遅くなってしまい、病状が進行してしまっているケースもあります。
子宮頸がんの方で、受診したときには、かなり進行した状態で、治療が手遅れになってしまい、数か月と経たずに亡くなってしまうこともありました。

もっと早く受診していれば…と思うこともたびたび起こります。

産婦人科の受診、内診を受けるのはハードルが高いものだと実感します。
安心して受診できる体制を整えるとともに、内診の重要性を伝える必要があると感じます。

日々の診療で感じることとして「内診は抵抗がある」ということがあります。

3.自分で解決したい

日々の診療で感じることとして「自分で解決したい」ということがあります。

繰り返しですが、産婦人科の受診、内診を受けるのは抵抗がある方がおおくハードルが高いです。
基本的には、自分で出来るものであれば、自分で何とか解決したいと思っています。

たとえば…

更年期障害に効くサプリメントを使用している
陰部がかゆく市販の軟膏を使ったが、改善なかったため受診した
月経症状に効く漢方薬をドラッグストアで買っている
排卵チェッカーを利用して妊活している
基礎体温をつけている

などなど。
「セルフメディケーション」の必要性があります。

具体的なニーズとして多いものとして…

月経症状・月経前症状・更年期障害などの症状に対するサプリメント
性感染症の自己検査
子宮頸がんのセルフ検診
妊活をサポートする
緊急避妊薬
飲む中絶薬
陰部のかゆみを抑える塗り薬

などは日々受診される患者さんが実際に使っているケースが多く、実際に質問される場面が多いです。

日々の診療で感じることとして「自分で解決したい」ということがあります。

まとめ

今回は「日々の診療で感じること」について説明しました。

この記事によって「日々の診療で感じること」についてわかり、一人でも多くの人が笑顔で過ごせることを願っています。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です