セルフトークを活用する【アスリートのメンタルケア】

結論ですが

セルフトークとは、自分が自分自身に対して語る言葉であり、うまく活用すると目標達成に近づきます。

この記事は「上を目指してるスポーツ選手やアスリート」に向けて書いています。
競技パフォーマンスを上げるためのさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「セルフトーク」についてわかります。

スポーツ選手ですが、競技パフォーマンスを十分発揮するために、どのようなメンタルケアがいいですか?

このような疑問にお答えします。

なかなか競技成績が上がらない
本番で力を発揮できない
何か上に行くような方法はないだろうか

このような悩みをお持ちのアスリートは多いかと思います

高い競技パフォーマンスを発揮するためには、メンタルケアという視点も重要になります。
アスリートにおけるメンタルケアの中で「セルフトーク」が重要となります。

では、セルフトークをどのように活用すればいいですか?

ということで、今回は「セルフトーク」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.コトバがはじまり

セルフトークにおいて語りかける「コトバ」が全てのはじまりとなります。

人の脳が現実世界を認知する順番は以下の通りです。

1.現実世界からの情報
2.セルフトーク(自分が語りかけるコトバ、ワーズ)
3.イメージ(ワーズ→ピクチュア)
4.感情(ピクチュア→エモーション)
5.セルフイメージ
6.コンフォートゾーン形成
7.出力(行動へ)

全ては「コトバ」から始まっています。

現実世界からの情報が脳の中に入ってきます。
このときに、RASという情報を取捨選択するフィルターを通じて、脳の中に情報が入ってきます。
そして、無意識に語る自分自身へのコトバ(セルフトーク)によって、その後の流れが決まります。

セルフトークにおいて語りかける「コトバ」が全てのはじまりとなります。

2.ワーズ、ピクチュア、エモーション

ワーズがピクチュア(イメージ)を作り、ピクチュアがエモーション(感情)をつくります。

セルフトークにおいて語りかけるコトバ(ワーズ)が、ピクチュア(イメージ)を喚起し、その場の五感の感覚・感情(エモーション)を呼び起こします。

たとえば、大事な試合で失敗してしまったときに、
「なんてバカなことをしてしまった」というコトバ(ワーズ)をセルフトークすると、失敗シーンを蘇らせて(ピクチュア)、失敗シーンが臨場感をもって思い起こされます(エモーション)。

何回もビデオにとった失敗シーンを選手に見せると、ワーズ、ピクチュア、エモーションによって、失敗してしくじったことを刷り込ませてしまうことになります。

ネガティブなセルフトークが繰り返されると、その失敗は刷り込まれてしまうため避けなければなりません。

セルフトークによって、実際の体験を呼び起こすことになります。
セルフトークが何回も繰り返すと、自分とはこういう人間であるというセルフイメージ(自我)が作られます。

ネガティブなセルフトークが繰り返されると、その失敗は刷り込まれてしまい、「自分は失敗する」というセルフイメージがついてしまうため注意が必要です。

反対にセルフトークにおいて「自分に語りかけるコトバ」によって、ポジティブなセルフイメージを作り上げることもできます。
人は毎日たくさんのセルフトークをします。次にどのようにセルフトークをつくるのか説明します。

ワーズがピクチュア(イメージ)を作り、ピクチュアがエモーション(感情)をつくります。

3.セルフトークをつくる

セルフトークでは、「自分が目標とする世界」から作るようにします。

繰り返しですが、セルフトークでは、ネガティブなコトバはネガティブなセルフイメージをつくります。
そして、ポジティブなコトバはポジティブなセルフイメージを作ります。

セルフトークで重要なのは、単にネガティブやポジティブというだけでなく、「自分が目標とする世界」から語るコトバをつくることが重要となります。

「自分が目標とする世界」を1日に何百回、何千回、何万回とセルフトークすることによって、セルフイメージが作り上げられ、「自分の目標とする世界」が臨場感をもってつくられます。

そのためにも、まずは自分の目標を設定することが大切です。
目標設定するためには、自分自身のことを理解して、好きなこと、大切なこと、心地いいこと、得意なことなど把握してすることが大切になります。

セルフトークでは、「自分が目標とする世界」から作るようにします。

まとめ

今回は「セルフトーク」について説明しました。

スポーツにおいて、メンタルというものが重要です。
「心・技・体」と言われるように、技術や体格だけでなく、「心」(メンタル)も競技パフォーマンスを発揮する上で必要です。

むしろ、競技レベルが上がれば上がるほど、メンタルの重要性が高まります。
実際に一流選手にアンケートをとると、「心・技・体」の中で、「心」が一番大切だと答える人が多いといわれています。

メンタルは、目に見えないものなので、難しいと思う方は多いかと思います。
しかし、拒絶反応を起こさず、メンタルというものに向き合いましょう。

スポーツでさらなる高みを目指している人は、メンタルという視点も意識して、日々のトレーニングや試合本番に取り組んでみましょう。

この記事によって「セルフトーク」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に、笑顔で日常を過ごすことが出来れば頂ければ幸いです。

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