女性アスリートと骨の健康について【女性アスリートの悩み】

女性アスリートの悩み

結論ですが

女性アスリートは「骨粗しょう症」が健康問題になることがあります。

この記事は「女性アスリート」に向けて書いています。
女性アスリートのさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「女性アスリートと骨の健康」についてわかります。

  • トレーニングが厳しすぎる!
  • 走りすぎて足が痛みます!?
  • じつは足を骨折してしまった!!

女性アスリートは、健康上の悩みを抱えていることが実は多いです。
そして「骨の健康」に関して健康問題を抱えている女性アスリートは実は多いです。

競技パフォーマンスを上げるために、日々厳しいトレーニングに励んでいる女性アスリート。
そのために「骨粗しょう症」から「疲労骨折」をおこしてしまうこともあります。
「疲労骨折」をすると、しばらくトレーニングをすることができなくなってしまい、とてもツライかと思います。

競技パフォーマンスを目指していくことは良いことですが、そこには「健康である」ということが前提だと思います。
とくに若い世代のアスリートは、将来の健康状態にも影響あたえる可能性があります。
この記事によって、健康的にスポーツを楽しむことができるような人が増えていったら幸いです。

今回は、「女性アスリートと骨の健康」について説明していきます。

この記事のまとめ

  • 女性アスリートの3主徴と「骨の健康」には密接な関係があるため、総合的な女性アスリートのヘルスケアがとても重要です。
  • 骨の健康のために、「適度な運動」「生理周期が整っていること」「適切な食事」が大切です。
  • 骨の健康のために「エネルギー」「カルシウムなどミネラル」「タンパク質・ビタミンC」「ビタミンD・K」を意識した食事をすることが重要です。

女性アスリートの3主徴と骨の健康

「利用可能エネルギー不足」「無月経」「骨粗しょう症」を「女性アスリートの3主徴」とよばれおり、それぞれが密接に関係しております。
具体的にいうと、「利用可能エネルギー不足」によって「無月経」につながります。
また、「無月経」になることで「エストロゲン」(女性ホルモン)の分泌が低下して「骨粗しょう症」につながります。「骨粗しょう症」になると、骨が折れやすくなってしまい、「疲労骨折」にもつながります。
「利用可能エネルギー不足」「無月経」「骨粗しょう症」の「女性アスリートの3主徴」は、それぞれが密接に関係しているため、総合的に評価して対応していくことが大切です。

骨の健康のために

適度な運動

骨は、物理的な刺激を受けることで、強度を健やかに保っています。
適度な運動によって、骨に適切な刺激が加わることによって、骨の強度が保たれるのです。
ただし、運動のやりすぎは「疲労骨折」につながるので注意が必要です。
「疲労骨折」とは、通常では骨折しない軽微な外力が繰り返し加わることによって引き起こる骨折のことです。金属がくりかえし曲げ伸ばされると、金属が折れてしまう「金属疲労」のような状態が骨にも起こってしまうのです。
骨の健康のために「適度な運動」が重要です。

生理周期が整っていること

生理周期が整っているかどうかということが、骨の健康と関係しております。
「エストロゲン」(女性ホルモン)は骨の健康には欠かせないホルモンです。
脳から分泌される月経を調節しているホルモンが低下し、卵巣からの「エストロゲン」の分泌も低下すると「無月経」や「生理不順」につながります。さらに、「エストロゲン」の分泌が低下すると「骨粗しょう症」にもつながります。
骨の健康のために「生理周期が整っていること」が重要です。

適切な食事

「食事から摂取された栄養分」が用いられて「骨」はつくられます。
具体的にいうと、骨は「リン酸カルシウム」と「コラーゲン」が主な構成成分です。食事から摂取された「カルシウム」や「タンパク質」「ミネラル」などを材料にして「骨」はつくられます。
では、骨の健康のための食事を具体的にみていきましょう。

骨の健康のための食事

エネルギー

運動量に見合ったエネルギー量を食事から摂取することが大切です。
「利用可能エネルギー不足」によって「骨の代謝異常」や「無月経」がおこり「骨粗しょう症」につながります。
アスリートは日々のトレーニングによって消費エネルギーも増大しています。しっかりと運動量に見合ったエネルギー量を食事から摂取することが大切です。エネルギー量が足りないようであれば、3食以外にも間食をとるなどの工夫も必要です。

ミネラル(カルシウムなど)

骨は「リン酸カルシウム」と「コラーゲン」が主な構成成分であり、「カルシウム」は大事な栄養素です。
また、「カルシウム」は日本人に不足しがちな栄養素のひとつです。さらに消化吸収される効率も悪いために、「カルシウム」が不足しないように注意する必要があります。
「カルシウム」以外にも「マグネシウム」などのミネラルも骨の形成に大きく関わっているため、しっかりと摂取するようにしましょう。
「カルシウム」や「マグネシウム」は、「小魚」「乳製品」、「小松菜」などの緑黄色野菜に多く含まれています。

タンパク質・ビタミンC

骨のしなやかな強さを保つための「コラーゲン」は、「タンパク質」と「ビタミンC」から構成されます。
「タンパク質」を摂取することは大切ですが、「タンパク質」を摂りすぎると、「カルシウム」のおしっこへの排泄が促されてしまうため注意が必要です。
「ビタミンC」はコラーゲンの材料であり、さらに「抗酸化作用」や「免疫力を上げる」効果もあるため、アスリートにとって必要な栄養素となります。
「ビタミンC」は、「野菜」「果物」に多く含まれております。

ビタミンD・K

「ビタミンD」は、「カルシウム代謝」以外にも「筋力や脂質代謝」「血圧の調整」、また「動脈硬化」「自己免疫疾患」などに関わっています。
「ビタミンD」は、「魚」「卵」「乳製品」に多く含まれています。また、「紫外線」によって皮下で合成されます。
「ビタミンK」の不足は、骨折の危険性を高めることが知られております。「ビタミンK」は、「緑黄色野菜」や「納豆」に多く含まれています。

まとめ

  • 女性アスリートの3主徴と「骨の健康」には密接な関係があるため、総合的な女性アスリートのヘルスケアがとても重要です。
  • 骨の健康のために、「適度な運動」「生理周期が整っていること」「適切な食事」が大切です。
  • 骨の健康のために「エネルギー」「カルシウムなどミネラル」「タンパク質・ビタミンC」「ビタミンD・K」を意識した食事をすることが重要です。

女性アスリートの場合、競技パフォーマンスの向上のために「厳しいトレーニング」や「食事管理」などが行われます。

アスリートが、生理が来ないのは当たり前だ!
体重が増えては競技成績が落ちる!!
疲労骨折するくらい練習しなければ!?

などと間違った考えの指導者も多いのも事実です。
女性アスリートの「健康」があってこその競技です。

「骨粗しょう症」から「疲労骨折」につながります。
疲労骨折など故障をすると、トレーニングがしばらくの間できなくなり大変キツイ時期を過ごすことになります。

若い世代のアスリートが、長く健康的にスポーツを楽しめるように、スポーツを取り巻く環境がより良いものになることを願います。

また、最終的には自分のからだを守ることができるのは自分自身のみです。
しっかりとした知識をもち、スポーツと健康を両立できれば幸いです。

この記事によって「女性アスリートと骨の健康」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。