手術の説明が正直わかりにくいです!【手術説明7つのポイント】

手術

結論ですが

手術に関してしっかりと理解した上で手術を受けましょう。

この記事は「これから手術をうける」ひとに向けてに書いています。
この記事を読むことで「手術の説明内容」がわかります。

手術の説明を受ける際に、「手術の説明用紙」がわたされて手術の説明をうけるかと思います。
しかし、いろいろと専門用語がとびかって正直よくわからないかと思います。
わからないことがおおすぎて、質問するにしても出来ないことが多いかとおもいます。

今回、「手術の説明ではどのようなことを言っているのか、手術の説明用紙には何がかかれているのか」について7つのポイントにしぼって説明していきたいと思います。

この記事のまとめ

  • ①手術の目的
  • ②手術以外の治療法
  • ③手術方法
  • ④手術リスク
  • ⑤手術日程
  • ⑥術後のながれ
  • ⑦同意

手術の説明用紙には

なぜ手術になったのか「①手術の目的」について書いています。
今回の病状を治療するうえで、「②手術以外の治療法」はないのか、手術以外の方法があれば書かれています。
そして、実際のどのように手術がおこなわれるか「③手術方法」について書いています。

残念ながら、100%安全な手術というものはないです。からだにメスをいれる手術ではある一定の確率で良くないことが起こってしまう「④手術リスク」があります。手術にともなう「合併症」「有害事象」として書いてあることもあります。

そして、具体的な入院日、手術日、退院日など「⑤手術日程」について書いています。
手術が終わったあとは日常生活にもどれるように、「飲水」「食事」「歩く練習」などをおこないます。その「⑥術後のながれ」について書いています。
そうした説明をうけたうえで、納得したら「⑦同意」していただいて、手術にうつることになります。

手術の目的

今回なぜ手術になったのか、手術をする目的について書いています。手術の目的には、おもに「根本的治療」「診断」「症状緩和」などがあります。

手術によって病気のもとの原因となっているものを取り除く「根本的治療」をおこないます。「根本的治療」目的に手術をおこなうことが多いです。

また、病変をすべて取り除くことができない場合などでは、病変の一部を「診断」目的に採取することがあります。

また、「症状緩和」のための手術があります。

たとえば病変による圧迫などで症状をきたしている場合は、病変を取り除き圧迫を解除して「症状緩和」する目的に手術をおこなうことがあります。

手術以外の治療法

手術はからだにメスをいれることになり、からだへの負担のある治療行為をとなります。
できることなら手術以外の方法で最適な方法がないか検討する必要があります。

手術以外の方法、たとえば薬による治療があります。

「手術による治療」と「薬による治療」それぞれのメリット・デメリットを天秤にかけることになります。
そのうえで、「手術による治療」をうけるかどうか判断することになります。

手術方法

具体的にどのように手術が進められていくのか手術のながれについて書かれています。

たとえば、婦人科の子宮摘出術の手術の場合は、

  • お腹を切開する方法(開腹なのか腹腔鏡なのか)はどうするのか?
  • お腹のキズはどのような感じになるのか?
  • 子宮のとなりにある「卵巣」や「卵管」は一緒に摘出するのか?
  • おなかの中に出血がないか見張るためのドレーンという管をいれるかどうか?

などのポイントをふまえたうえで、手術の具体的な手順について説明していきます。

手術リスク

残念ながら、100%安全な手術というものはないです。
からだにメスをいれる手術ではある一定の確率で良くないことが起こる「手術リスク」があります。

たとえば、婦人科の手術であれば、子宮周囲の臓器である膀胱・尿管・腸などの「臓器損傷」の可能性があります。
血管を損傷した場合「出血」が多くなる可能性があり、場合によっては「輸血」が必要になります。

また、キズの部分に感染を起こす「創部感染」、お腹の中の「腹腔内感染」、「尿路感染」「肺炎・気管支炎」など各種感染症を引き起こす可能性があります。
とくに膿瘍を形成した場合は再手術が必要になることがあります。

ちなみに、術後の痛みは大なり小なりほぼ必発でおこり「術後疼痛」とよばれています。
快適に術後を過ごすために、術後の痛みをコントロールが大切です。

手術日程

実際に「いつ入院するのか」「いつ手術するのか」、手術後の経過が問題なければ「いつ退院するのか」についての日程がかかれています。

手術する日の前日に入院することが多いです。

しかし、手術前の処置などによっては、手術する何日か前から入院することがあります。

また、小さい手術であれば手術日に入院して、手術がおわったらその日に退院する「日帰り入院」となることもあります。

また、土日祝日などで入院日がズレることなどあるので、しっかりと日程を確認しましょう。

術後のながれ

術後の具体的なスケジュールや処置などのながれについて書いてあります。

手術が無事におわったら、つぎの目標は「自宅に帰ること」つまり「退院」になります。

退院するためには、自分でからだを動かせないといけないです。
術後ねたきりの状態から、歩いたりして体をうごかすようにすることを「離床」といいます。離床するスケジュールを確認することになりますが、手術の翌日から「離床」することが多いです。「離床」できれば、おしっこのための管である「尿バルーン」を抜いたり、血栓予防の「フットポンプ」をはずすことになります。

退院するためには、自分で水分をとったり食事をとれなければなりません。

術後は「飲水」「食事」を段階的に開始していきます。

「飲水」や「食事」が開始するスケジュールを確認しましょう。
とくに大きな手術や腸への損傷の可能性をうたがう場合は、術後の経過を慎重にみて「食事開始」の判断がされるので確認しましょう。

また、「ドレーン」や「硬膜外麻酔のチューブ」などの挿入物があれば、いつ抜くのかスケジュールを確認しましょう。

同意

手術の説明に納得したら、「手術に同意する」ということでサインをすることになります。

手術の説明をうけたうえで、手術をおこなうかどうかの意思確認をします。
自分のからだのことなので、大事なのは患者さん自身の意思を尊重をすることです。

手術に同意する場合は、サインするところに「日付」と「名前」を書きます。

そして、万が一「手術するのは辞めたい」と考えなおした場合、手術をうける前であれば、いつでもその同意を取り消すことが可能です。

まとめ

  • ①手術の目的
  • ②手術以外の治療法
  • ③手術方法
  • ④手術リスク
  • ⑤手術日程
  • ⑥術後のながれ
  • ⑦同意

手術を受けるかどうかは、自分のからだのことです。
手術をうけるかどうか決めるのに、大事なのは患者さん自身の意思です。

手術の説明を理解するのは大変だとおもいますが、わからないことは担当医師に聞くようにしましょう。

手術に納得してから、手術に同意していただくことが大切です。

しかし、実際には「あまり説明を聞かないでサインをするひと」や、「よくわからないから医師に全部まかせるひと」がいます。

ぜひとも自分自身のからだとしっかりと向き合って、手術という治療法に納得してから、手術を受けるようになりましょう。