避妊するにはどうすればいいですか?【避妊法】

結論ですが

避妊法はいくつかありますが「避妊効果」「ライフプラン」「家族計画」などに応じて避妊法を選びましょう。

この記事は「避妊したい」と考えている女性向けに書いています。
この記事を読むことで「避妊法の種類やどのように避妊法をえらぶか」がわかります。

女性には「リプロダクティブ・ヘルスおよびライツ」というものがあります。
簡単にいうと、子供を産みたい時に産んで、子供を産みたくない時に産まないということを自ら決定する権利をすべての女性はもっています。


子供を産みたくない時に産まない、つまり「望まない妊娠」を防ぐために「避妊」に関する知識がとても重要となります。

望んでいないときに子供ができてしまった場合、自分のライフプランが大きく変わってしまうだけでなく、パートナー・家族含め周囲にも重大な影響を与えることになります。
とくに未成年である中学生・高校生が望まない妊娠をすると、学校に行けなくなってしまったり、子供が生まれた後の養育環境などふくめ大変なことになってしまうケースが多いです。

また中絶を選択した場合、体への負担だけでなく、こころにもダメージを負います。

「望まない妊娠」は正しい知識と行動で防ぐことが可能です。
しっかりとした「避妊」に関する知識をつけて「望まない妊娠」を防ぎましょう。

この記事のまとめ

  • 避妊法には「避妊効果」が高いものや低いもの、日本では入手困難なもの、日本では認められていないものなどさまざまあります。
  • 具体的な避妊法は、「不妊手術」「経口避妊薬」「子宮内避妊具」「男性用コンドーム」「周期的禁欲法」(オギノ式など)、「腟外射精」「女性用コンドーム」「ペッサリー」「殺精子剤」などあります。
  • 実際には「避妊効果」の高い「不妊手術」「経口避妊薬」「子宮内避妊具」「男性用コンドーム」などが候補になり、「ライフプラン」「家族計画」などにおうじて避妊法を選ぶことなります。

避妊法にはどのようなものがありますか?

「避妊法」には避妊効果が高いものから低いものまでさまざまあります。
残念ながら、ほとんど避妊効果が望めないものもあるので注意が必要です。

 具体的な避妊法は、「不妊手術」「経口避妊薬」「子宮内避妊具」「男性用コンドーム」「周期的禁欲法」(オギノ式など)、「腟外射精」「女性用コンドーム」「ペッサリー」「殺精子剤」などあります。

避妊効果の高い避妊法は、「不妊手術」「経口避妊薬」「子宮内避妊具」「男性用コンドーム」があります。ただし「コンドーム」は破けてしまったり、ただしく装着されていないと、失敗することもあるので注意が必要です。

なお、「周期的禁欲法」「腟外射精」は避妊効果がいまいちであるため、避妊法に入れてはいけないとする意見もあるくらいです。

また、「女性用コンドーム」「ペッサリー」「殺精子剤」は日本で一般的に販売されておらず入手するのが難しいです。

「インプラント」「皮膚パッチ剤」「注射剤」によって薬剤を投与する避妊法は日本では認められていません。

具体的な避妊法は?

妊娠が成立するためには、精子と卵が受精して、子宮内に着床する必要があります。
「排卵をおさえる」「排卵時期を避ける」「子宮内に着床するのをふせぐ」「精子や受精卵の通り道を切断する」などの効果を期待して妊娠しないようにしています。

具体的な避妊法をみていきましょう。
比較的効果の高い避妊法にしぼって説明していきます。

不妊手術

不妊手術は、
男性であれば精子の通り道である精管を結紮・切断(いわゆるパイプカット)。
女性であれば精子や受精卵などの通り道である卵管を結紮・切断する手術を行います。
実際には、女性では帝王切開を何回も繰り返している方であれば、帝王切開の際に一緒に行う場合が多いです。
また、経腟分娩の場合は産後すぐの子宮が大きいうちに手術することもあります。

 経口避妊薬

経口避妊薬は、エストロゲン・プロゲステロンというホルモンを含んだ薬を飲む方法です。
排卵を抑制する効果と子宮内膜を薄くして着床を防ぐ効果があります。

女性主体の避妊が可能であり、避妊以外の副効用(生理痛が軽くなる、生理の量が少なくなる、にきびが改善するなど)もあります。

なお、日本ではみとめられていないですが、海外ではエストロゲン・プロゲステロンを含む「皮膚パッチ剤」、プロゲステロンが長期に効果を発揮する「インプラント」、長期に作用する「注射剤」の使用などが行われています。

子宮内避妊具

子宮内避妊具(IUD)は、子宮内に避妊具を留置する方法で、「ノボレルゲストレル放出子宮内システム」「銅付加IUD」などあります。
子宮の入り口から子宮内避妊具を挿入するので、外来で挿入することができます。
ただし、子宮筋腫などで子宮の形が変形している人には挿入できない場合があります。

「子宮内避妊具」は位置がずれてしまったり、外に出てきてしまう場合があるので、かならず診察で「子宮内避妊具」の位置を確認することが必要です。

また、「出血」「痛み」が起こることがあり、「感染」や「異所性妊娠」のリスクが上昇するので子宮内避妊具を使用中は注意が必要です。
使用期限は5年のものが多く、その後も使用継続する場合は交換がすすめられます。

男性用コンドーム

日本で一番普及しているのが男性用コンドームです。
性感染症の予防、男性の避妊参加が出来るという利点があります。
ただし、正しい装着方法を守らなかったり、コンドームの破損・脱落などによって、避妊に失敗してしまう可能性があります。

 

実際に避妊法をえらぶ流れは?

日本で普及されている避妊法で避妊効果が比較的高い避妊法である「不妊手術」「経口避妊薬」「子宮内避妊具」「男性用コンドーム」の中からえらぶことになります。
ただし「コンドーム」は正しい装着方法を守らなかったり、コンドームの破損・脱落などによって、避妊に失敗してしまう可能性があります。

「ライフプラン」「家族計画」をかんがえて、子供はもう絶対にいらないのであれば、「不妊手術」が選択肢となります。
おそらく子供はいらないだろうけど、ひょっとすると子供が欲しくなるかもしれないのであれば「子宮内避妊具」が選択肢となります。

今後子供を産みたいが、今ではない場合には「経口避妊薬」や「男性用コンドーム」が選択肢となります。

また、「避妊法」にプラスして性感染症予防のため「コンドーム」を併用する「二重防御法」がとても効果的でありオススメです。

紹介したほとんどの避妊法は、産婦人科を受診して処方されたり、診察や処置をする流れになります。
身近に「避妊法」を相談できるような産婦人科のかかりつけを見つけておくと安心ですね。

まとめ

避妊法には「避妊効果」が高いものや低いもの、日本では入手困難なもの、日本では認められていないものなどさまざまあります。

具体的な避妊法は、「不妊手術」「経口避妊薬」「子宮内避妊具」「男性用コンドーム」「周期的禁欲法」(オギノ式など)、「腟外射精」「女性用コンドーム」「ペッサリー」「殺精子剤」などあります。

実際には「避妊効果」の高い「不妊手術」「経口避妊薬」「子宮内避妊具」「男性用コンドーム」などが候補になり、「ライフプラン」「家族計画」などにおうじて避妊法を選ぶことなります。

「望まない妊娠」は正しい知識と行動で防ぐことが可能です。

みんなが「避妊」に関する知識をつけて「望まない妊娠」がなくなることを願っています。

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