結論ですが
病状を進行させて大変なことになることがあるので、勇気を出して産婦人科を受診することが大切です。
この記事は「産婦人科受診をまよっている」女性向けに書いています。
この記事を読むことで「産婦人科受診の準備や流れ」がわかります。
産婦人科の受診は勇気がいるかと思います。
今まで医療機関を受診したことがないと、「何をされるのか分からない」「そもそも受診するために何をすれば良いのか分からない」などあるかと思います。
受診をためらってしまって、病状が進行させてしまうと大変なことになってしまうことがあります。
医療機関は、症状などで困っている人の味方です。
勇気を出して、受診することが大切です。
この記事が助けになればと思います。
では「産婦人科受診のながれ」について説明していきます。
この記事のまとめ
- まずは準備のため「受診する医療機関をえらぶ」「事前予約」「もちもの」「服装」「医療機関までのアクセス」を確認しましょう。
- 受診してから「受付」「問診」「着替え」「診察」「説明」といった流れとなります。
- 産婦人科受診をまよっている場合は、勇気をだして受診することが大切です。
準備編
- 1.受診する医療機関をえらぶ
- 2.事前予約
- 3.もちもの
- 4.服装
- 5.医療機関までのアクセス
受診する医療機関をえらぶ
最初に、どこの産婦人科を受診するか調べるかと思います。
以前であれば、近所にあるクリニックや病院を受診することが多かったと思います。
近年では、インターネットの普及により、様々な医療機関に関しての情報を調べることが出来るようになりました。
友人や家族からの口コミや、ホームページを参考に選ぶ人もいます。
ひとつ覚えておいて欲しいことがあって、病院やクリニックには役割分担があります。
基本的には緊急性のない症状の場合は、一次医療機関であるクリニックなどを受診することが多いです。
緊急性のある疾患、専門的な医療が必要な場合は、大きな総合病院や大学病院などを受診することになります。
なので、大きな総合病院や大学病院はいきなり受診することが難しく「紹介状」がないと受診できないところが多いです。
事前予約
受診したい産婦人科が決まったら、まずは、事前予約が必要か確認します。
電話や、ホームページなどから確認します。
今はインターネットを利用してホームページをみて事前に確認したり、予約することが出来る医療機関が増えてきており、便利ですね。
当日予約なしで行っても受診できない所があるので、必ず事前に確認する必要があります。
もちもの
持ち物は、「健康保険証」、診察で出血することがあるので「ナプキン」、メモや問診票をかくための「筆記用具」などがあれば良いでしょう。
また、医療機関によっては「身分証明書」の提示がもとめられる場合もあります。
服装
服装は、スカートでもズボンでも何でもいいですが、着替えやすい服装が良いでしょう。
医療機関までのアクセス
自宅から医療機関までのルートを地図などで確認しておきます。
自家用車の場合は駐車場があるか、交通機関を利用する場合はどうすればいいか、所要時間はどのくらいかかるのか等確認しておきます。
予約時間や受付時間が決まっているので、かならず遅れないように余裕をもって出発しましょう。
受診編
- 1.受付
- 2.問診
- 3.着替え
- 4.診察
- 5.説明
受付
医療機関についたら、まずは受付をします。
はじめての受診であれば、「健康保険証」を提出したり、「問診票」を書いたりします。
そして、順番が来るまで待ち合い場所で待つことになります。
待ち時間が長い場合は、一時的に外出したい人もいるかと思います。
順番が来た時に待ち合い場所にいないと、順番を抜かされる可能性があります。
一時的に外出したい場合は、必ず受付まで伝えましょう。
医療機関によっては、呼び出しのための「ベル」や「携帯電話」「PHS」などを渡してくれるところもあります。
問診
順番がきたら、まずは医師による問診があります。
「今回気になる症状は何か」「それはいつからなのか」「以前に同じような症状があったか」「罹ったことが病気は何かあるか」「他に気になる症状はないか」などなど
診断するのに必要な情報を引き出すために、いろいろと質問されます。
じつは、問診によって病気の7-8割くらいは診断することは可能と言われています。
問診はとても大切なので、質問に対してしっかりと答えることが重要です。
着替え
診察が必要な場合、診察の準備のために着替えます。
下着まで脱いでもらい、タオルなどで巻いてもらいます。
診察の妨げにならないのであれば、スカートはそのままで大丈夫です。
よく質問を受けるのが、
「靴下は履いていて良いですか?」
「上着は脱がなくて良いですか?」と聞かれます。
靴下は履いていて大丈夫です。
基本的に上着も脱がなくて大丈夫です。
ただし、上半身の診察も必要な場合は、脱いで頂くこともあります。その場合は指示するので大丈夫です。
診察
産婦人科での診察は、「視診」「内診」「エコー」「腟鏡診」が基本になります。必要があれば他の検査もおこないます。
- 視診:見て観察します。体の表面に何か病変がないか見ていきます。
- 内診:腟口から指を入れて、お腹からも押さえて、子宮や卵巣を挟み込むようにして診察します。子宮・卵巣などが腫れてないか、動きは大丈夫かなど評価します。
- エコー:腟口からエコーを入れて検査します。子宮・卵巣など腫れていないか等を評価します。
- 腟鏡診:クスコという器械を腟内に入れて観察します。子宮の入り口や、腟内を観察します。また、必要があれば分泌物などを拭って採取して検査します。
説明
そして一通りの検査結果を踏まえた上で、診断や治療に関して説明があります。
診断するために、さらに必要な検査があれば、その検査の日程を決めていきます。
すぐに出来る検査であれば、その場で行いますが、CTやMRIなど時間がかかる検査は予約枠をとってから検査することが多く、その日程を調整することになります。
また、検査も種類によっては、その場で結果がわからないものもあるため、後日結果を聞きに来る必要があることもあります。
治療のため、薬が処方されたり、生活で気をつけるべきことがあれば、その説明などあります。
まとめ
まずは準備のため「受診する医療機関をえらぶ」「事前予約」「もちもの」「服装」「医療機関までのアクセス」を確認しましょう。
受診してから「受付」「問診」「着替え」「診察」「説明」といった流れですすんでいきます。
病状が進行して、とりかえしのつかないことになることがあります。
産婦人科受診をまよっている場合は、勇気をだして受診することが大切です。
すこしでも産婦人科受診をためらわずに受診できるひとが増えてくれることを願っています。
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