結論ですが
人の体温を調節する機能として、「汗をかく」「血管の拡張」「筋肉の収縮」「服装」「環境」などがあります。
この記事は「人の体温調節」について知りたいヒトに向けて書いています。
病気・健康・くすりに関して理解を深めるお手伝いができればと思っています。
この記事を読むことで「人の体温調節機能」についてわかります。
人はどのように体温を調節しているのですか?
このような疑問にお答えします。
人は恒温動物であり、体温はほぼ一定に保たれています。
間脳の視床下部という部分に「体温調節中枢」があります。
いわば、体温を調節する司令塔です。
暑い環境であれば、体温を下げるように調節しますし、
寒い環境であれば、体温を上げるように調節します。
設定された体温がセットされて、その体温になるよう保つ働きがあります。
では、どのようにして「体温調節」がおこなわれているのでしょうか?
ということで、「体温調節機能」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
体温調節機能1:汗をかく
人は体温調節するために「汗」をかきます。
とくに暑い環境では、体温が上がるのを防ぐために、汗をかきます。
汗が蒸発するときに、熱放散がうながされて、体温の上昇がおさえられます。
気化熱によって体の熱が放散してくれるのです。
つまり、人は体温の上昇をふせぐために、暑い環境では「汗」をかくのです。
体温調節機能2:血管の拡張
人は体温調節するために「血管の拡張」をします。
とくに暑い環境では、皮膚の血管を拡張します。
すると、血流が増加して、熱が体外に逃されて、体温の上昇がおさえられます。
反対に、寒い環境では、皮膚の血管は収縮します。
血流が低下して、体外に熱が逃げていくの防ぎ、体温の低下がおさえられます。
つまり、人は「血管の拡張や収縮」によって体温の調節を行っているのです。
体温調節機能3:筋肉の収縮
人は体温調節するために「筋肉の収縮」をします。
とくに寒い環境では、筋肉の収縮をして、熱を産生します。
こまかい筋肉のふるえが発生することがあり、「シバリング」とよばれます。
筋肉を収縮させることで、熱を発生し、体温の低下を防ぐのです。
つまり、寒い環境では「筋肉の収縮」によって熱を産生し、体温の低下を防いでいるのです。
体温調節機能4:服装
人は「服装」によって体温を調節します。
暑い環境では、薄手のTシャツに、短パンなど涼しい格好になります。
なお、汗の吸収性や通気性の高い素材を選びましょう。
直射日光を避けるために、帽子や日傘など身につけます。
寒い環境では、厚手の素材の衣類や、コートを着るようになります。
また、露出する部分をなくすために、手袋・マフラーなど身につけます。
人は、暑い日には涼しい格好、寒い日には温かい格好をすることで、体温を調節します。
体温調節機能5:環境
人は「環境」によって体温を調節します。
暑い環境では、日陰の涼しい場所を選んだり、室内でエアコンの温度を涼しく設定したりします。
寒い環境では、ヒーターなどの暖房を利用したり、コタツなどで温まります。
つまり、人は、暑い環境では涼しい場所を選び、寒い環境では温かい場所を選び、体温を調節します。
まとめ
今回は「体温調節機能」について説明しました。
連日の暑さでやられている人は多いです。
温暖化の影響なのか、今年の夏はとくに暑いです。
人は本来、暑い中でも、うまく体温調節をして生きてきました。
暑い日にもしっかりと健康管理をして、健康的に楽しく乗り越えましょう。
この記事によって「体温調節機能」についてわかり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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