結論ですが
超音波検査は、超音波の反射する性質を利用した検査法のことです。
この記事は「婦人科を受診する」女性向けに書いています。
婦人科を受診することへの疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「超音波検査」についてわかります。
婦人科を受診したときに、どのような診察がおこなわれますか?
このような疑問にお答えします。
婦人科ではどのような診察がされるのかわからない?
診察は恥ずかしいです!
痛くないか心配…
とくに初めて、産婦人科を受診する人にとって不安でいっぱいだと思います。
婦人科診察ではどのようなことが行われるのか説明します。
産婦人科の診察でよく行われるもので、「超音波検査」というものがあります。
実際に、どのように「超音波検査」をおこなうのか?
今回、「超音波検査」はどのような診察なのか説明します。
この記事のまとめ
- 超音波検査は、超音波の反射する性質を利用した検査法です。
- 超音波検査は、臓器の形に異常がないか確認する目的で行われます。
- 対象臓器は、婦人科では「子宮」「卵巣」「卵管」などがあります。
- 検査方法には、婦人科では「経腹エコー」「経腟エコー」「経直腸エコー」などがあります。
- 手順は、「着替え」「内診台に座る」「声かけ」「エコー検査」「検査結果の説明」という流れで行います。
超音波検査とは
超音波検査(エコー検査)は、超音波の反射する性質を利用した検査法です。
人の耳では聞こえないほどの高い周波数の音を「超音波」といいます。
超音波は臓器や組織の境界で反射する性質があります。
この性質を利用して、反射してくる音(反射波)を受診して画像を作り出したものが超音波検査となります。
超音波検査の目的
超音波検査は、臓器の形に異常がないか確認する目的で行われます。
体の中にある臓器は外側から目で見てもわかりません。そこで登場するのが超音波検査です。
超音波検査を行うことで、体の中にある臓器の形に異常がないか確認することができるのです。なお、超音波検査は、CTやレントゲン検査のように「放射線被ばく」の影響はなく、「痛み」もないため、体への負担が少ない検査です。
超音波検査の対象臓器
超音波検査では、体のあらゆる臓器が対象となります。
たとえば、腹部のエコーでは、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・尿管・膀胱・前立腺(男性)などの臓器が対象となります。また、心臓や動脈や静脈などの血管、婦人科では、子宮や卵巣・卵管などの臓器が対象となります。
超音波検査の方法
超音波のプローブを当てることで検査を行います。
「子宮」「卵巣」などの婦人科の臓器に近い場所にプローブを当てて検査します。
プローブを当てる位置によって、腹部にプローブを当てる「経腹エコー」、腟の中にプローブを挿入する「経腟エコー」、肛門から直腸の中にプローブを挿入する「経直腸エコー」などが行われます。
基本的には、子宮や卵巣が観察しやすい「経腟エコー」が行われます。しかし、「性交渉の経験がない方」や「内診が苦手な方」、「未成年の若い人」では、「経腟エコー」ではなく「経腹エコー」や「経直腸エコー」が行われます。
超音波検査の手順
着替え
「経腟エコー」や「経直腸エコー」の場合には、腟口や肛門からの検査になるため着替えが必要になります。
下着まで脱いで、診察の準備をしましょう。恥ずかしいかと思うので、下半身をタオルで巻いて隠すようにしましょう。
なお、スカートを着ている方は、スカートを着たままで結構です。ただし、長いスカートの場合は診察のときに邪魔になるので、たくし上げるようにしましょう。
また、上着は脱ぐ必要はないです。
「経腹エコー」では、着替えが必要ないですが、おなかを出しやすい状態になってください。
内診台に座る
腟口や肛門から検査しやすいように、内診台に座ってもらいます。
内診台は自動で動いて、検査がしやすい状態になります。
内診台が動いているときに、体を動かすと落ちる可能性があり危険です。
力を入れて動かないで、必ず静かに座っているようにしましょう。
声かけ
女性のデリケートゾーンの診察は繊細です。
診察を行う時や、何か処置をおこなう場合などには、必ず声をかけてから行います。
エコー検査
エコーのプローブを挿入して検査します。
「経腟エコー」では腟の中にプローブを挿入し、「経直腸エコー」では肛門から直腸の中にプローブを挿入します。
この時も必ず、声をかけてからプローブの挿入を行います。
プローブを挿入するときに、息を吐くようにすると、余分な力が抜けて、痛みが軽減するのでオススメします。
検査結果
エコー検査によって、「子宮」や「卵巣」などに異常がないか、「腹水」というお腹の中に水がたまっていないかなどを確認します。
その場で、エコー検査の結果はわかるため、その場で一緒に画像をみながら確認していきます。
最終的な検査結果は着替え終わってから、再度説明することもあります。
まとめ
- 超音波検査は、超音波の反射する性質を利用した検査法です。
- 超音波検査は、臓器の形に異常がないか確認する目的で行われます。
- 対象臓器は、婦人科では「子宮」「卵巣」「卵管」などがあります。
- 検査方法には、婦人科では「経腹エコー」「経腟エコー」「経直腸エコー」などがあります。
- 手順は、「着替え」「内診台に座る」「声かけ」「エコー検査」「検査結果の説明」という流れで行います。
今回は「超音波検査」について説明しました。
婦人科ではどのような診察がされるのかわからない?
診察は恥ずかしいです!
痛くないか心配…
このような人は多く、婦人科の受診をためらわれる人も少なくありません。
女性のデリケートな部位の診察になるので、受診のハードルは高いかと思います。
しかし、病状によっては、気がついたときには手遅れになってしまうこともあります。
勇気をもって婦人科を受診しましょう。
婦人科は困った人の味方です。
この記事によって「超音波検査」についての理解が深まり、受診に対する不安が解消し、一人でも多くの人に役立って頂ければ幸いです。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
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