ハビットとアティチュードとは【アスリートのメンタルケア】

結論ですが

ハビットは習慣であり、アティチュードは行動の性向のことをいいます。

この記事は「上を目指してるスポーツ選手やアスリート」に向けて書いています。
競技パフォーマンスを上げるためのさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ハビットとアティチュード」についてわかります。

スポーツ選手ですが、競技パフォーマンスを十分発揮するために、どのようなメンタルケアがいいですか？

このような疑問にお答えします。

なかなか競技成績が上がらない
本番で力を発揮できない
何か上に行くような方法はないだろうか

このような悩みをお持ちのアスリートは多いかと思います

高い競技パフォーマンスを発揮するためには、メンタルケアという視点も重要になります。
メンタルケアの中で「ハビットとアティチュード」という考え方があります。

では、ハビットとアティチュードとは何ですか？

ということで、今回は「ハビットとアティチュード」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.ハビットとは

ハビットとは、習慣のことをいいます。

ハビットは、一般的に習慣と訳されます。
広い意味でとらえると、普段ついついしてしまう習慣や日常生活における無意識レベルでおこなうこと全てを含みます。

たとえば、

夜寝る前に歯磨きをする
朝起きたらシャワーを浴びる
昼食後に短時間睡眠をとる

など毎日のルーチンになっていることはハビットになります。

また、

「ゴミ袋が一杯になる前の8割くらいでゴミ出しする」というような習慣もハビットになります。

ハビットとは、習慣のことをいいます。

2.アティチュードとは

アティチュードとは、行動の性向のことをいいます。

アティチュードは、態度というよりも、行動の性向であり、日常の無意識の選択のことをいいます。

たとえば、

料理を選ぶときに、肉ではなく魚料理を選ぶこと
朝起きた後に、紅茶でなくコーヒーを選ぶこと
夜に、シャワーでなくお風呂を選ぶこと

など、選択肢の中から、そのどちらかを選ぶようなことをアティチュードと差します。
つまり、アティチュードは、自分自身がどのような行動をとるのか、どのような選択をするのか、その性向のことをいいます。

アティチュードとは、行動の性向のことをいいます。

3.ハビットとアティチュード

ハビットとアティチュードは、情動記憶によって決められています。

ハビットとアティチュードは、無意識レベルで刷り込まれた情動記憶によって決められます。
情動記憶とは、過去に体験し、強い感情をともなった出来事の記憶で、失敗や成功体験などのことです。

たとえば、

子供の時にレストランで騒いでいたら怒られたという体験のある人は、
レストランでは騒いではいけないという情動記憶が残ります。

そのような情動記憶によって、レストランでは騒がないというようなハビットやアティチュードが出来上がるのです。

ここで重要なのは、過去の出来事の情動記憶が作り上げるハビット・アティチュードは、自分が目標とするものと合っているかどうかは別になります。

情動記憶というものが、自分の行動を制限してしまい、良い結果を生み出すことを妨げているという事態が実は多いのです。

ヒトはホメオスタシスというものが働いて、自分にとって居心地が良い状態を維持しようとしてしまいます。
情動記憶と反するような行動をとらないようになるため、目標とする事態から離れていくようなケースは多々あります。

たとえば、サラリーマンの方がいきなり起業しようと行動しようとすると、様々な障害に立ちはだかります。そして元の状態に戻ろうとする力が働きます。
サラリーマンとなったのは、「大企業で長年つとめるのが安泰」「一つの起業で働きぬくのが良いこと」という親から言われ続けたことが無意識に刷り込まれて、
安定したサラリーマンになったというのも一つのハビットとアティチュードです。

反対に言うと、情動記憶に働きかけることによって、毎日のハビットやアティチュードが変わって目標に近づくことができることになります。
情動記憶に働きかける方法は、また別にの機会に説明したいと思います。

ハビットとアティチュードは、情動記憶によって決められています。