結論ですが
切開・排膿では、皮下に溜まった膿などを切開して除去します。
この記事は「婦人科を受診する」女性向けに書いています。
婦人科を受診することへの疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「切開・排膿」についてわかります。
婦人科を受診したときに、どのような診察がおこなわれますか?
このような疑問にお答えします。
婦人科ではどのような診察がされるのかわからない?
診察は恥ずかしいです!
痛くないか心配…
とくに初めて、産婦人科を受診する人にとって不安でいっぱいだと思います。
婦人科診察ではどのようなことが行われるのか説明します。
婦人科の処置で「切開・排膿」というものがあります。
実際に、どのように「切開・排膿」をおこなうのか?
今回、「切開・排膿」はどのような処置なのか説明します。
この記事のまとめ
切開・排膿の方法
切開・排膿では、皮下に溜まった膿などを切開して除去します。
まず、皮膚を消毒して、痛み止めの注射をして、切開するときの準備をします。
そして、メスを使用して皮膚を切開して、皮下に溜まった膿を排出します。
切開・排膿の目的
切開・排膿は、皮下に溜まった膿を除去するために行われます。
とくに婦人科では、「バルトリン腺のう胞」という陰部が腫れてしまう病気があります。そして、「バルトリン腺のう胞」(袋)の中に感染し膿が溜まってしまう場合があります。
その治療などのときに、「切開・排膿」が行われます。
切開・排膿の手順
着替え
切開・排膿では、陰部の病変の場合には、下からの検査になるため着替えが必要になります。
下着まで脱いで、診察の準備をしましょう。恥ずかしいかと思うので、下半身をタオルで巻いて隠すようにしましょう。
なお、スカートを着ている方は、スカートを着たままで結構です。ただし、長いスカートの場合は診察のときに邪魔になるので、たくし上げるようにしましょう。
また、上着は脱ぐ必要はないです。
内診台に座る
処置がしやすいように、内診台に座ってもらいます。
内診台は自動で動いて、検査がしやすい状態になります。
内診台が動いているときに、体を動かすと落ちる可能性があり危険です。
力を入れて動かないで、必ず静かに座っているようにしましょう。
声かけ
女性のデリケートゾーンの診察は繊細です。
切開・排膿などの処置をおこなう場合などには、必ず声をかけてから行います。
視診
陰部の腫れている部位をみて確認します。
そして、どこから切開すれば排膿しやすいか考えて、切開する部位を決めます。
消毒
切開する部位が決まったら、その部分をイソジンなどを使って消毒します。
痛み止め
切開する部位に痛み止めの注射をします。
細い針で注射をしますが、少しチクっと痛みます。この時も必ず声をかけてから行います。
切開・排膿
メスを使用して皮膚を切開して、皮下に溜まった膿を排出します。
必要に応じて、「のう胞」(袋)の中を生理食塩水などで洗い流してキレイにします。
基本的には切開したら、「バルトリン腺のう胞」が再発しないように、キズは解放した状態のままにしておきます。
まとめ
今回は「切開・排膿」について説明しました。
婦人科ではどのような診察がされるのかわからない?
診察は恥ずかしいです!
痛くないか心配…
このような人は多く、婦人科の受診をためらわれる人も少なくありません。
女性のデリケートな部位の診察になるので、受診のハードルは高いかと思います。
しかし、病状によっては、気がついたときには手遅れになってしまうこともあります。
勇気をもって婦人科を受診しましょう。
婦人科は困った人の味方です。
この記事によって「切開・排膿」についての理解が深まり、受診に対する不安が解消し、一人でも多くの人に役立って頂ければ幸いです。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
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