最近増えてきている相談内容【3つ】産婦人科の診療から

結論ですが、

産婦人科クリニックで診療していますが、最近増えてきている相談内容として「妊活」「性感染症」「子宮頸がんワクチン」などがあります。

この記事は「産婦人科の診療場面でどのようなニーズがあるのか知りたい」ヒトに向けて書いています。
産婦人科診療におけるさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「産婦人科における最近増えてきている相談内容」についてわかります。

産婦人科において、最近増えてきている相談内容として、どのようなものがありますか?

このような疑問にお答えします。

女性のヘルスケアに関する、サービス・商品などを開発しようとしている企業は少なくないかと思います。
病院やクリニックで働いている医療者からのニーズはとても貴重だと思います。

では、産婦人科において、最近増えてきている相談内容として、どのようなものがありますか?

ということで、今回は「産婦人科において最近増えてきている相談内容」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.妊活

産婦人科において最近増えてきている相談内容として「妊活」があります。

今や、仕事をして、働く女性は多いかと思います。
学校を卒業して、就職して、自分の仕事に打ち込み、目指すキャリアへ向かって頑張っている方は多いです。
そして、仕事がひと段落したら、結婚や子供はどうしようと考える女性は増えています。

どうしても、年齢とともに、妊娠率は低下すること、妊娠・出産にともなうリスクは増加するので、妊娠・出産を考えているのであれば、早めの方が良いです。
これは、人間は生物の一種であり、根本的に変えられないものです。

キャリアが落ち着いた「30代」あたりで子供を考える方が多い印象で、人によっては40代以降の方もいます。
35歳以上が高齢妊娠となりますが、今現在では高齢妊娠の割合はとても増えています。

年齢を重ねてから妊娠出産するにあたって、さまざまな不安がある方が多く、妊活についての相談は増えています。
さらに、20代くらいの女性でも、将来的に妊娠出産をするにあたって、何か不妊の原因になるような病気はないか心配で相談される方も多いです。
実際に妊活しないと判断できない部分はありますが、基本的な不妊に関する検査を希望される方は増えている印象です。

産婦人科において最近増えてきている相談内容として「妊活」があります。

2.性感染症

産婦人科において最近増えてきている相談内容として「性感染症」があります。

コロナ禍が落ち着いて、海外からの旅行者が増えてくると、性感染症に限らず感染症は増えてきます。
人の流れが盛んになればなるほど、人と人との接触の機会は多くなるからです。

とくに、「梅毒」の感染症は圧倒的に増えています。
他にも、性行為によって感染する「クラミジア」や「淋菌」などの性感染症も増加傾向にあります。

「梅毒」であれば、皮膚の発疹の症状は多いです。
また「クラミジア」「淋菌」では、おりもの異常や、パートナーが性感染症にかかっているケースが多いです。

円安の影響か、日本は世界的にも旅行先として人気があります。
物価が安いことに加えて、治安が良いこと、人々が親切で優しいことから選ばれているようで、日本人として誇りに思います。
しかし、旅行者が増えるにつれて、感染症なども持ち込まれることになるので、医療者の立場としては気を引き締めなければならない思いです。

産婦人科において最近増えてきている相談内容として「性感染症」があります。

3.子宮頸がんワクチン

産婦人科において最近増えてきている相談内容として「子宮頸がん(HPV)ワクチン」があります。

ちなみに、子宮頸がんのほとんどは「HPV」(ヒトパピローマウイルス)というウイルス感染が原因です。おもに性交渉などによって「HPV」が子宮の入り口近い部分(子宮頸部)に感染します。そして、HPVが持続感染すると、子宮頸がんにつながります。
そして、「子宮頸がんワクチン」では、「HPV」の感染自体を予防することによって、子宮頸がんを予防することができるのです。

一時期、「HPVワクチンの副反応問題」によって「HPVワクチン」の積極的な接種は控えるような自体になっていました。
ここ最近、HPVワクチンの有効性や安全性を改めて確認されて、HPVワクチンの積極的な勧奨がされています。
HPVワクチンを接種する機会を逃した世代にも、無料で接種できるキャッチアップ接種もすすめている状況です。

しかし、以前の「HPVワクチン副反応問題」の影響か、なかなかHPVワクチンの接種率は思うように上がっていない状況です。
とくに先進国の中でも日本において、HPVワクチンの普及が遅れております。
WHOから勧告されているくらい危機的な状況です。

実際に「HPVワクチン」を打つかどうか悩まれている方、その保護者の方は多く、相談されるケースは増えてきています。

産婦人科において最近増えてきている相談内容として「子宮頸がん(HPV)ワクチン」があります。

まとめ

今回は「産婦人科において最近増えてきている相談内容」について説明しました。

この記事によって「産婦人科において最近増えてきている相談内容」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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