肝臓の機能【6つ】肝機能障害と健康

結論ですが

肝臓の機能として「エネルギー代謝」「体温の維持」「エネルギー貯蔵」などがあります。

この記事は「肝臓について知りたい」ヒトに向けて書いています。
ご自身の体に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「肝臓の機能」についてわかります。

肝臓ってどのような働きをしていますか?

このような疑問にお答えします。

健康診断などで血液検査をすると、ほぼ必ず肝臓の数値も測定するかと思います。
肝臓の数値が悪いと、どのような影響がおこるか不安になるかもしれません。

沈黙の臓器といわれる「肝臓」
肝臓にダメージが加わっても、わかりやすい症状は現れないため、長年、肝臓を痛めつけているケースも多々あります。

肝臓は実に様々な働きをしています。
そして、我々が日常生活を送るうえで、肝臓はなくてはならない存在です。

では、肝臓には、どのような働きがありますか?

ということで、今回は「肝臓の働き」について説明していきます。

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https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

4.エネルギー代謝

肝臓の働きとして「エネルギー代謝」があります。

肝臓では、体内に取り込まれた糖質・脂質・タンパク質などの栄養素を分解して、エネルギーを産生する働きがあります。

とくに、マラソンなどの持久系競技において、「糖質」と「脂質」のエネルギーが大切です。

「糖質」は「1g当たり約4kcal」のエネルギーがあります。
糖質は、エネルギー源としてすぐに利用されやすく、出力が高い運動で優先的に使われます。
短時間の運動であれば、
酸素を利用しないでエネルギーを生み出す「無酸素代謝」
において、糖質がエネルギー源としておもに使われます。

長時間の運動において、
酸素を利用してエネルギーを生み出す「有酸素代謝」
において、糖質だけでなく脂質もエネルギー源として使われます。

エネルギーが不足する場合、タンパク質(アミノ酸)もエネルギー源として利用されます。
このときに、アミノ酸からアミノ基が分離して、ブドウ糖やケトン体に変換されてエネルギー源として利用されます。
分離したアミノ基から「アンモニア」が産生されて肝臓で解毒されて体外に排出します。

肝臓の働きとして「エネルギー代謝」があります。

5.体温の維持

肝臓の働きとして「体温の維持」があります。

繰り返しですが、肝臓では、糖質・脂質・タンパク質などを利用してエネルギーが産生されます。
産生されたエネルギーは、我々の体を動かす「運動エネルギー」にもなりますし、体温を一定に保つための「熱エネルギー」にもなります。

人間は恒温動物であり、体温が一定に保たれています。
体温が上がり過ぎたり、下がり過ぎると体調を崩してしまいます。
というのも、我々の体が正常に働くためには、酵素などの働きが必要不可欠であり、その酵素が働くための最適温度は体温(36-37度程度)と同じくらいになっているためです。

肝臓の働きとして「体温の維持」があります。

6.エネルギー貯蔵

肝臓の働きとして「エネルギー貯蔵」があります。

繰り返しですが、肝臓では、体内に取り込まれた糖質・脂質・タンパク質などの栄養素を分解して、エネルギーを産生する働きがあります。

そして、エネルギー源として利用されずに余った糖質はグリコーゲンという形で、肝臓や筋肉に貯蔵されます。

また、余った脂質は体脂肪として皮下脂肪や内臓脂肪として貯蔵されますが、肝臓にも貯蔵される場合があり「脂肪肝」とよばれます。

なお、タンパク質は、貯蔵できないですが、筋肉や臓器を構成します。エネルギーが不足したら、筋肉や臓器などが分解されてタンパク質・アミノ酸が生成されて、エネルギー源として使用されることもあります。

肝臓の働きとして「エネルギー貯蔵」があります。

まとめ

今回は「肝臓の働き」について説明しました。

この記事によって「肝臓の働き」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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