温泉の泉質と効能

結論ですが、

温泉には泉質によってさまざな効能があります。

この記事は「健康的に過ごしたい」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「温泉の泉質」についてわかります。

温泉の泉質について知りたいです!

このような意見にお答えします。

ひとくちに温泉といっても泉質によってさまざまあります。
含まれている成分・温度・pH・色・におい・味・肌触りなどさまざまな特徴があります。

鉄のにおいがする温泉、しょっぱい温泉があれば、硫黄のにおいがきついもの…。
なんとなく色んな種類がありそうと考えるかと思います。

では、泉質による効能の違いって何ですか?

ということで、今回は「温泉の泉質」について説明していきます。

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この記事のまとめ

温泉の泉質1.単純温泉

基準

温泉水1kg中の溶存物質量が1000mg未満で、湧出時の泉温が25度以上のものを「単純温泉」といいます。このうちpH8.5以上のものを「アルカリ性単純温泉」といいます。

特徴

単純温泉の特徴は、無色透明・無味無臭であり、肌触りが柔らかくクセがなく、肌への刺激が少ないのが特徴です。
「アルカリ性単純温泉」は、入浴すると肌がすべすべする感じになるのが特徴です。

効能

単純温泉の効能は、「自律神経不安定症」「不眠症」「うつ状態」です。

温泉の泉質2.二酸化炭素泉

基準

温泉水1kg中に流離炭酸(二酸化炭素)が1000mg以上ふくまれるものを「二酸化炭素泉」といいます。

特徴

二酸化炭素泉は、入浴すると全身に炭酸の泡が付着して爽快感があるのが特徴です。飲用すると、炭酸のさわやかな「のどごし」が楽しめます。


効能

単純温泉の効能は、「きりきず」「末梢循環障害」「冷え性」「自律神経不安症」です。

温泉の泉質3.塩化物泉

基準

温泉水1kg中に溶存物質量が1000mg以上あり、陰イオンの主成分が塩化物イオンのものを「塩化物泉」といいます。

特徴

塩化物泉は、塩分が主成分となっており、飲用するとしょっぱいです。塩分濃度が高い場合やマグネシウムが多い場合には苦く感じられます。

効能

塩化物泉の効能は、「きりきず」「末梢循環障害」「冷え性」「うつ状態」「皮膚乾燥症」です。

温泉の泉質4.炭酸水素泉

基準

温泉水1kg中に溶存物質量が1000mg以上あり、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンのものを「炭酸水素泉」といいます。

特徴

炭酸水素泉は、そのほとんどがアルカリ性であり、角質をやわらかくするため、やけどの治りを早くしてくれると言われています。

効能

炭酸水素泉の効能は、「きりきず」「末梢循環障害」「冷え性」「皮膚乾燥症」です。

温泉の泉質5.硫黄泉

基準

温泉水1kg中に総硫黄が2000mg以上含まれているものを「硫黄泉」といいます。

特徴

硫黄泉は、たまごが腐ったような臭いが特徴であり、硫化水素型がとくに臭いがきついです。殺菌効果が高いため、皮膚病に効果があると言われています。

効能

硫黄泉の効能は、「アトピー性皮膚炎」「尋常性乾癬」「慢性湿疹」「表皮化膿症」です。

温泉の泉質6.酸性泉

基準

温泉水1kg中に水素イオンが1mg以上含まれているものを「酸性泉」といいます。

特徴

酸性泉は、口にすると酸味があります。殺菌力や抗菌力が高いため、皮膚病などに効果があると言われています。

効能

酸性泉の効能は、「アトピー性皮膚炎」「尋常性乾癬」「糖尿病」「表皮化膿症」です。

温泉の泉質7.放射能泉

基準

温泉水1kg中にラドンが30×10(-10)キュリー以上含まれているものを「放射能泉」または「ラジウム泉」といいます。

特徴

放射能泉は、無色無臭です。温度が低いほどラドンの含有量が多く、効果は高くなると言われています。

効能

酸性泉の効能は、「高尿酸血症(痛風)」「関節リウマチ」「強直性脊椎炎」です。

まとめ

今回は、「温泉の泉質と効能」について説明しました。

疲労回復効果だけでなく、さまざまな健康効果のある温泉は、昔から日本人には馴染みがあります。

温泉といっても、泉質によってさまざまあります。
そして、効能も異なるため、自分の症状や悩みにあった温泉を探してみるのも楽しみになるでしょう。

この記事によって「温泉の泉質と効能」についての理解が深まり、一人でも多くの人が健康的に日々の生活を送ることが出来ることを願っています。

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