ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤【3つ】

結論ですが、

ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤として、「漢方薬」「トラネキサム酸」「ビタミン剤などがあります。

この記事は「ピル」を服用している女性に向けて書いています。
ピルに関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤」についてわかります。

ピルを服用中ですが、注意が必要な飲み合わせってありますか?

このような疑問にお答えします。

「避妊効果」以外にも、月経痛の改善効果や、月経の量をおさえる効果があるピル。
若い女性の健康を管理する上で重要な薬となっており、ピルを服用されている女性は多いかと思います。

そんなピルですが、

常用している薬やサプリメントがあるときに、一緒にピルを飲み合わせていいものか?
また、ピルを服用しているが、新たに薬が処方されたときに一緒に飲んでも大丈夫なのか?

このような場面があるかと思います。

今回はそのような「ピルの飲み合わせ」について説明したいと思います。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

この記事のまとめ

1.漢方薬

ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤として「漢方薬」があります。

漢方薬との飲み合わせは基本的には問題ないです。
ただし、セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)が含まれる漢方薬と併用するとピルの効果が下がってしまい、とくに避妊効果が低下する恐れがあるため注意が必要です。ななお、セントジョーンズワートは、「小連翹」(しょうれんぎょう)という生薬に含まれています。

ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤として「漢方薬」があるのです。

2.トラネキサム酸

ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤として「トラネキサム酸」があります。

トラネキサム酸は、止血剤や肝斑やシミの治療として使用されますが、基本的にはピルと併用をすることは可能です。
ただし、トラネキサム酸は、血液を固めて止血する作用があるため、ピルの血栓症リスクを考慮して念のため併用を禁止する判断をすることもあります。

そもそもピルによる血栓症の発症は稀であり、血栓症リスクが高い場合にはピルを処方できないため、トラムキサム酸との併用を過度に心配する必要はないと考えられます。
心配であれば、担当の医師や薬剤師と相談するといいでしょう。

ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤として「トラネキサム酸」があるのです。

3.ビタミン剤

ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤として「ビタミン剤」があります。

ピルの添付文書やガイドラインには、ビタミン剤との併用に関しての記載はなく、基本的にはピルと併用をすることは可能です。
ただし、ビタミンB12によってピルの効果が下がり、ビタミンCはピルの効果が増強する可能性があります。
また、葉酸もピルの効果が下がる可能性があるため、注意するようにしましょう。

ピルの飲み合わせで注意が必要な薬剤として「ビタミン剤」があるのです。

この記事のまとめ

今回は「ピルで注意が必要な薬剤」について説明しました。

「ピル」をうまくつかうことで、月経による症状をおさえて、より快適に生活をおくることができます。
さらに、「ピル」によって避妊効果も得られるため、家族計画もサポートしてくれます。

ピルをうまく活用することができると、女性の生活はよりよいものになります。

ピルを服用中に、他の薬やサプリなど使うことになった場合、大丈夫なのか心配になるかと思います。
ピルの内服中に心配なことがある場合には、担当医や薬剤師に是非とも相談するようにしましょう。

この記事によって「ピルで注意が必要な薬剤」について理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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