妊活中におすすめ漢方薬7つ【妊活と漢方薬】

結論ですが

妊活中におすすめの漢方薬があります。

この記事は「妊活中の女性」に向けて書いています。
妊活に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています
この記事を読むことで「妊活と漢方薬」についてわかります。

妊活中なかなか子供を授からない場合…

どうしたら妊娠するのだろう?
なにか少しでも出来ることはないのか!?
少しでも妊娠しやすい状態にしたい!!
普段の月経による不調をなんとかしたい!

などさまざまな不安や焦りなど起こるでしょう。

じつは、漢方を活用することによって、普段の月経による不調をやわらげたり、体のコンディションを整えることができます。
体の状態が良くなると、普段の生活の質が上がるだけでなく、妊娠しやすい体作りにもつながるのです。

今回は、「妊活中におすすめの漢方薬」を7つに絞って説明していきます。

この記事のまとめ

  • 女性の3大漢方である「当帰芍薬散」「加味逍遥散」「桂枝茯苓丸」を「証」によって使い分けます。
  • 不妊治療のサポートとして「温経湯」がおすすめです。
  • 多嚢胞性卵巣症候群に対して「柴苓湯」がおすすめです。
  • 男性の勃起障害や精子の運動状態の改善に「補中益気湯」がおすすめです。
  • 男性の精子の数や精子の運動状態の改善に「八味地黄丸」がおすすめです。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

「当帰芍薬散」は女性の3大漢方の1つであり、冷え性や月経困難など女性特有の悩みに役立つ漢方薬です。

「当帰芍薬散」によって、全身に必要な栄養や熱を行き渡らせ、余分な水分を体から取り除く効果があります。「当帰芍薬散」の「排卵障害」に対する有効性が報告されています。また、「当帰芍薬散」は古来より「安胎薬」として知られており、妊娠経過を安定する効果があります。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

「加味逍遥散」は女性の3大漢方の1つであり、下半身は冷えているのに顔がほてってツライ方、肩がコリやすい方、便秘気味の方に役立つ漢方薬です。

「加味逍遥散」によって、体の上の方に上がった「気」を下に降ろして「気」の巡りを良くするとともに溜まった熱を冷まします。また、妊娠・出産・産後・更年期など女性ホルモンの変化によって起こる「精神不安」や「いらだち」などの症状も改善します。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

「桂枝茯苓丸」は女性の3大漢方の1つであり、下半身は冷えているのに顔がほてってツライ方やシミができやすい方、月経痛がつらい方に役立つ漢方薬です。

「桂枝茯苓丸」によって、滞った血の巡りを良くし、のぼせ・足の冷えなどを感じる方の月経痛や月経不順などを改善します。

温経湯(うんけいとう)

 「温経湯」は不妊のサポートして使われる代表的な漢方薬であり、脈やお腹の力が弱い虚弱なタイプの方、月経不順や月経困難症がつらい方に役立つ漢方薬です。

「温経湯」によって、不足した「血」の量を改善し、冷え性・手足のほてり・唇の乾燥している方の月経痛や月経不順などを改善します。全身状態を改善する効果を期待して、不妊症に悩む人にもよく使われます。

柴苓湯(さいれいとう)

「柴苓湯」は、全身の「水」のバランスを整える漢方薬であり、吐き気・食欲低下・のどの渇き・水様性下痢・むくみなどがつらい方に役立つ漢方薬です。

「柴苓湯」によって、「水」の巡りを改善し、余分な水分を体から取り除く効果があります。
また、「柴苓湯」によって「多嚢胞性卵巣症候群」に対する有効性が報告されています。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

 「補中益気湯」は、胃腸の働きを改善し体力を回復させる漢方薬であり、疲れやすい方、食欲が出ない方に役立つ漢方薬です。

なお、「補中」は胃腸を丈夫にする、「益気」は元気を出すという意味があります。男性不妊の勃起障害や精子の運動状態の改善効果が期待できます。

八味地黄丸(はちみじおうがん)

 「八味地黄丸」は、足腰や生殖機能・排尿機能を回復させる漢方薬であり、足腰の痛みがある方、排尿症状で悩んでいるに役立つ漢方薬です。

「八味地黄丸」によって、低下した「気」「血」「水」を増やし、体全体の機能低下を改善する効果があり、生殖機能や排尿機能の働きを改善します。男性において、精子の数や精子の運動状態の改善効果が期待できます。

まとめ

  • 女性の3大漢方である「当帰芍薬散」「加味逍遥散」「桂枝茯苓丸」を「証」によって使い分けます。
  • 不妊治療のサポートとして「温経湯」がおすすめです。
  • 多嚢胞性卵巣症候群に対して「柴苓湯」がおすすめです。
  • 男性の勃起障害や精子の運動状態の改善に「補中益気湯」がおすすめです。
  • 男性の精子の数や精子の運動状態の改善に「八味地黄丸」がおすすめです。

妊活中に、なかなか妊娠しないと不安になってしまうかと思います。
しかも年齢を重ねるごとに妊娠率は低下してしまうため焦ってしまうかと思います。
不安や焦りは、とても理解できますが、やれることを一つずつ確実に行っていくことが妊活では大切になるのです。


普段の体調のこと、悩まされている症状がある場合には、産婦人科を受診して相談するようにしましょう。そして、妊活において、自分に合った「漢方薬」があるのか相談してみてはいかがでしょう。

この記事によって「妊活中の漢方薬」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。また、こどもを授かり喜ぶひとが少しでも増えることを願っています。