タンパク質の働き【3つ】PFC

結論ですが、

タンパク質の働きとして「エネルギー源になる」「筋肉の材料になる」「皮膚や爪の材料になる」などがあります。

この記事は「食と健康に関心のある」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「タンパク質」についてわかります。

タンパク質にはどのような働きがありますか?

このような疑問にお答えします。

おそらく皆さんは、健康のために「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」「規則正しい生活」が健康に良いということは、何回も耳にしていることと思います。

この中でも、日々の生活の中で「食事」に関して気にされる人は多いかと思います。

ついつい食べ過ぎてしまう…
忙しくて規則的な食事ができない!
どのような食事が健康にいいですか?

このような悩みや疑問があるかと思います。

忙しい現代人は、食生活が乱れてしまう人が多いです。

とくに仕事が忙しすぎて、食事を抜いてしまったり、簡単なインスタント食品・コンビニ弁当で済ませるなんてことも…。

食事は人の口から体に入ってくる大切なものです。
食事によって摂取された栄養によって、われわれの体が出来上がるのです。
「医食同源」という言葉があるのように、「食」というものはとても重要です。

とくに三大栄養素の一つである「タンパク質」は我々が生きていく上で欠かせない栄養素です。

では、タンパク質にはどのような働きがありますか?

ということで、今回は「タンパク質の働き」について説明していきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

まとめ

1.エネルギー源になる

タンパク質の働きとして「エネルギー源になること」があります。

タンパク質は、糖質・脂質と並び、三大栄養素の1つであり、エネルギー源となります。
糖質や脂質によるエネルギー供給が不十分なときに、タンパク質がエネルギー源として使われます。
タンパク質は1gあたり約4kcal程度のエネルギーが発生します。

なお、タンパク質はアミノ酸がつながって出来た物質です。
そもそも、アミノ酸は「アミノ基」と「カルボキシル基」をもつ化合物のことをいいます。

アミノ酸がエネルギー源として利用されるときには、アミノ酸の構造から「アミノ基」が外れて炭素骨格に変換されます。
炭素骨格から「ピルビン酸」や「アセチルCoA」などが産生されて、クエン酸回路(TCA回路)において、エネルギー通貨であるATPが作られます。

なお、外れた「アミノ基」からアンモニアが発生しますが、肝臓内のオルニチン回路(尿素回路)において、無害な尿素に変換されて、尿中に排出されます。
そのため、タンパク質をエネルギー源として使われると、肝臓や腎臓に負荷がかかるため、
タンパク質は、エネルギー源としてなるべく使いたくないところです。

タンパク質の働きとして「エネルギー源になること」があります。

2.筋肉の材料になる

タンパク質の働きとして「筋肉の材料になること」があります。

体内で利用される「アミノ酸」は全20種類ありますが、その組み合わせによって「タンパク質」が合成されます。
数十個から数百個以上のアミノ酸が集まって、約10万種類と言われている「タンパク質」が形成されます。

タンパク質が分解されて、体内に消化吸収されたアミノ酸は、体内の血液・細胞内・細胞間などに「アミノ酸プール」として存在します。
そして、アミノ酸を材料にして「筋肉」が合成されます。

体内のアミノ酸濃度が高まると、筋肉の合成が促進されます。
反対に、アミノ酸濃度が低くなると、筋肉の分解が進みます。

筋肉は絶えず、合成と分解を繰り返しているのです。

「合成>分解」で筋肉肥大が起こります。(アナボリック)
「合成<分解」で筋肉量は少なくなってしまいます。(カタボリック)

ボディビルダー・ボディメイクなど、筋肥大させたい方はカタボリックな状態を避けることが重要です。
反対に、筋肥大による体重増加でパフォーマンスに影響があるようなマラソンランナーなど筋肥大させたくない方では、ある程度のカタボリックを許容しながらトレーニングに励むことになります。

タンパク質の働きとして「筋肉の材料になること」があります。

3.皮膚や爪などの材料になる

タンパク質の働きとして「皮膚や爪などの材料になること」があります。

繰り返しですが、体内で利用される「アミノ酸」は全20種類ありますが、その組み合わせによって「タンパク質」が合成されます。
数十個から数百個以上のアミノ酸が集まって、約10万種類と言われている「タンパク質」が形成されます。

プラモデルの部品が「アミノ酸」
完成したプラモデルが「タンパク質」

みたいなイメージです。

体内は水分を除くと、そのほとんどが「タンパク質」と「脂質」で出来ています。
タンパク質を材料にして、皮膚・爪・髪など体のあらゆる構造が作られます。

タンパク質の働きとして「皮膚や爪などの材料になること」があります。

まとめ

今回は「タンパク質の働き」について説明しました。

この記事によって「タンパク質の働き」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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