結論ですが
急変時の対応として「人を呼ぶ」「AEDをもってくる」「初期対応をする」などがあります。
この記事は「急変時の対応について知りたいヒト」に向けて書いています。
急変時対応に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「急変時の対応」についてわかります。
人が突然倒れましたが、どうすればいいですか?
このような疑問にお答えします。
お店の中、外出先などで突然ヒトが苦しがって倒れてしまう…
このような場面に遭遇したことはありますか?
なかなか出会わないシチュエーションではありますが、
ゼロではないです。
自分自身、振り返ってみると、一度交通事故が起こった後に、人が集まっているのを目撃したことがあります。
ヒトが道路で倒れていて、救急車が到着するのを待っている様子でした。
自分は小さい頃なので、おぼろげな記憶ですが、人は集まっていますが、誰か仕切っている人もいなければ、みんなどうすればいいのか分からない様子であり、救急車が来るまで待ちぼうけをしているような感じでした。
このような急変時の場では、、どのように対応すればいいでしょうか?
ということで、今回は「急変時の対応」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
まとめ
1.ヒトを呼ぶ
急変時の対応として「ヒトを呼ぶ」ことがあります。
ヒトが倒れているのを確認したら、まずは安全な状況か確認しましょう。
車道の真ん中で倒れているのであれば、車通りのない場所に移動したり、歩道に移動したりして、まずは安全確保をします。
そして、自分一人では、出来ることは限られているため、ヒトを呼ぶとともに、できるだけ早く救急要請をしましょう。
この後、説明する初期対応やAEDなどのモノを持ってきていただくなど、多くのことをやらなければならないため、人手は多いに越したことはありません。
また、院内であれば、患者さんが急変したことを、スタッフに知らせるとともに、人手をしっかりと確保するようにしましょう。
急変時の対応として「ヒトを呼ぶ」ことがあります。
2.AEDを持ってくる
急変時の対応として「AEDを持ってくる」ことがあります。
近くに「AED」が置いてある場所があれば、「AED」を持ってくるようにしましょう。
近くになさそうであれば、誰かに「AED」を持ってくるように伝えましょう。
急変する原因として、「心室細動(VF)」や「無脈性心室心拍(pulseless VT)」などの「致死的不整脈」によるものがあります。
AEDを使用すると、急変した原因が「致死的不整脈」なのか判断するともに、AEDの適応であれば、そのまま除細動することができます。
急変の原因が致死的不整脈の場合、AEDが有効であるため、AEDを持ってくる、もしくは誰かに持ってきてもらうようにしましょう。
医療機関だけでなく、意外と「コンビニ」や「工事現場」などにAEDが設置してある場合が多いので、日常生活の中でも「AED」がどこに設置しているか意識して確認するようなクセがあるといいですね。
急変時の対応として「AEDを持ってくる」ことがあります。
3.初期対応をする
急変時の対応として「初期対応をする」ことがあります。
倒れている人の状況を判断して、その状況に応じて初期対応することになります。
まずは、呼吸を確認します。
気道を確保した状態で、
目で見て、胸郭や腹部が上がっているか
耳で聞いて、呼吸音がするか
など10秒以内で呼吸の有無を確認します。
呼吸がないと判断したら、もしくは呼吸がないか迷ったら「胸骨圧迫」を開始します。
胸骨圧迫は、1分間に100回以上の回数で
胸郭が5-6cm程度、沈むように行います。
胸骨圧迫と人工呼吸を「30:2」の割合で行います。
「人工呼吸」をおこなえる状況でなければ、「胸骨圧迫」のみ行います。
人工呼吸は、器具があれば、バッグマスクを利用して行います。
バッグマスクがなければ、傷病者の鼻をおさえて、口から息を吹き込みます。
この時に感染リスクがある場合には、人工呼吸は無理せず、「胸骨圧迫」のみ行うようにします。
そして、2分ごとにAEDの解析をして、除細動の適応か判断します。
その後、ただちに、胸骨圧迫と人工呼吸を「30:2」の割合で繰り返し行います。
急変時の対応として「初期対応をする」ことがあります。
まとめ
今回は「急変時の対応」について説明しました。
この記事によって「急変時の対応」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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