疲労の種類とは?あなたの疲れはどのタイプ??

結論ですが、
疲労には「肉体的疲労」「精神的疲労」「神経的疲労」「病気による疲労」「環境による疲労」などの種類があります。
疲労の種類に応じて、適切に対処しましょう。

この記事は「疲労をなんとかしたい」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「疲労の種類」についてわかります。

毎日の疲れをなんとかしたいです!?

このような意見にお答えします。

忙しい日々の中、常に疲れた状態でいる人も多いかと思います。
デスクワークが中心で、肩のコリがひどかったり。
目の疲れ、腰が痛かったり、何かと不調を抱えている人も少なくないです。

うまく疲労回復ができずに、慢性的に疲労を抱えていては、日々の仕事のパフォーマンスを落としてしまいますし、家事・育児・介護など日常の生活にも影響を与えます。

自分がどの疲労のタイプか知ることによって、疲労に対して適切に対応することが可能です。

今回は、「疲労の種類」について５つに絞って説明していきます。

この記事のまとめ

疲労とは

疲労は「過度の肉体的および精神的活動または疾病によって生じた不快感と休養の願望を伴う身体活動能力の減退状態」であると「日本疲労学会」では定義されています。

疲労は「これ以上、運動や仕事などの作業を続けると体に害が及びます」という生体アラームの一つです。なお、生体アラームには他にも「痛み」や「発熱」があります。
活動をしすぎてしまって、身体の状態や機能が異常を来さないために、「疲労」「痛み」「発熱」などの生体アラームの存在が必要不可欠です。

実は「疲労」には様々な種類があります。
では、順に「疲労の種類」についてみていきましょう。

疲労の種類1：肉体的疲労

肉体的疲労とは、筋肉を使いすぎているために起こる「肉体の疲れ」のことです。

ヒトの体を動かすには、筋肉の働きが必要です。
その筋肉を使いすぎてしまったため、エネルギーが不足し、疲労物質が溜まってしまい、「肉体的疲労」が起こります。「筋肉のだるさ」「筋肉痛」「筋肉のハリ」といった症状が現れます。
日常的に適度な運動をおこない体力をつけておくとともに、栄養バランスの良い食事・入浴・マッサージなどを行って肉体的疲労を軽減させるようにしましょう。

疲労の種類2：精神的疲労

精神的疲労とは、精神的なストレスが原因とする「心の疲れ」のことです。

体の調子は悪くないのに、緊張感・悩み・不安・プレッシャーなどの精神的なストレスによって元気が出ない状態となります。
「抑うつ感」「不安感」「イライラしやすい」「食欲低下」「不眠」といった症状が現れます。
悩み事を短期間で何とかしようとせず、長い期間でゆっくりと構えるようにするなどストレスを溜めないようすること、リラックスできることを見つけるなどストレスに対処することが重要です。

疲労の種類3：神経的疲労

精神的疲労とは、神経が緊張した状態が続くことによって起こる「脳の疲れ」のことです。

たとえば、長時間のデスクワークや細かい作業などによって、神経が緊張した状態が続くと脳が疲れます。すると、「集中力低下」「記憶力低下」「眼精疲労」「作業効率の低下」といった症状が現れます。
目や脳を休ませる休息時間を定期的に設けて作業から一旦離れ長時間の作業を避けること、光刺激を遮断すること、脳のエネルギー源であるブドウ糖を適量とることなどが重要です。

疲労の種類4：病気による疲労

病気によって、もたらさせる疲労があります。

たとえば、「がんによる疲労」は、がんの進行によって悪液質と呼ばれる状態になると全身倦怠感が出現し疲労がもたらされます。さらに「がんの治療」「がんに伴う精神状態」などの影響で疲労
他にも「感染症」「貧血」「呼吸器疾患」「循環器疾患」「睡眠障害」などの病気が疲労の原因となります。
病気を患った場合には、担当医と相談して治療していくことが重要です。

疲労の種類5：環境による疲労

環境によって、もたらさせる疲労があります。

たとえば、夏場の海水浴などで浴びる「紫外線」によって疲労がもたらされます。紫外線を皮膚に浴びると日焼けや起こります。また、活性酸素が発生したり、目からの刺激などによって、疲労感がもたらされます。
他にも、暑すぎる「熱帯環境」、寒すぎる「寒冷環境」、夜でも明るい状態、日中でも暗い状態などの環境が疲労の原因となります。
紫外線を浴びない、適度な温度調節、光刺激の調整などによって、疲労を回避することが重要です。